読書する日々と備忘録

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2022年9月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編

9月は読書メーターによると最終的に109冊でした。

読んだ本109冊
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こちらでは9月によんだ文庫・単行本新作おすすめ、ライト文芸9点、一般文庫14点、文芸単行本15点の39点を紹介しています。ライトノベル編はこちら↓

ライト文芸では三雲岳斗さんが描く近未来SF小説「RE:Bel ROBOTICA」、吉上亮さんによるそのスピンオフ「RE:Bel ROBOTICA0」、染井吉乃さんらしいヤンデレが今回も炸裂していた「幻花の婚礼 贄は囚われの恋をする」、柊サナカさんの明治時代に日本で初めて設立された女子写真伝習所を舞台にカメラや当時の風俗も絡めた興味深いミステリもの「お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖」仲村はづきさんの新作ファンタジー「月冠の使者 転生者、革命家と出逢う」などが注目です。
また一般文庫も霊が見える新人刑事が美しき孤高の解剖医・霧崎真理と未解決事件にメスを入れる法医学ミステリ「解剖探偵」、サービス終了が決定したMMORPGでNPCが世界の終わりを救う終わりかけゲーム復興物語「はじまりの町がはじまらない」選ばれし者だけが集まる国内唯一の国立美術大学でのそれぞれの葛藤を描く青春小説「ピカソになれない私たち」クラスでも家でも孤立する主人公が、金髪の転校生の女の子と出会う青春小説「ペンギンは空を見上げる」呪いや病を祓う呪禁師の見習いとなった緋鳥が、秘められた力で鳳凰京の悪と呪いを祓う和風ファンタジー「鳳凰京の呪禁師」など、なかなか粒ぞろいでした。
そして文芸単行本は地下建築が水没の危機に陥った矢先に殺人事件が起きる衝撃のクローズドミステリ「方舟」、凪良ゆうの風光明媚な瀬戸内の島を舞台とした物語「汝、星のごとく」、群を抜いた鑑定力で持ち込まれる不可解な事件を解決する岩井圭也さんの連作短編ミステリ「最後の鑑定人」、八重野統摩さんの久しぶりの単行本となった怨讐と贖罪のミステリ「ナイフを胸に抱きしめて」、村山由佳さんによる昭和の音楽界のスター誕生物語「星屑」を挙げておきたいと思います。
※紹介作品のタイトルリンクは該当書籍のBookWalkerページに飛びます。

 

RE:Bel ROBOTICA (新潮文庫nex) 

RE:Bel ROBOTICA0 (新潮文庫nex) 

幻花の婚礼 贄は囚われの恋をする (メディアワークス文庫) 

お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖 (PHP文芸文庫)

月冠の使者 転生者、革命家と出逢う (集英社オレンジ文庫) 

霜雪記 眠り姫の客人 (集英社オレンジ文庫) 

神隠しの島で 蒼萩高校サッカー部漂流記 (集英社オレンジ文庫) 

稀色の仮面後宮 海神の贄姫は謎に挑む (富士見L文庫) 

冥府の王と屍人姫 (小学館文庫キャラブン) 

解剖探偵 (角川文庫) 

はじまりの町がはじまらない (ハヤカワ文庫JA) 

ピカソになれない私たち (幻冬舎文庫) 

ペンギンは空を見上げる (創元推理文庫) 

鳳凰京の呪禁師 (角川文庫) 

出張料理みなづき 情熱のポモドーロ (幻冬舎文庫) 

ソロキャン! (朝日文庫) 

殊能将之 未発表短篇集 (講談社文庫) 

会社を綴る人 (双葉文庫) 

カインは言わなかった (文春文庫) 

スイッチ 悪意の実験 (講談社文庫) 

本を守ろうとする猫の話 (小学館文庫) 

小説 すずめの戸締まり (角川文庫) 

代表取締役アイドル (文春文庫) 

ピザ宅配探偵の事件簿 謎と推理をあなたのもとに (宝島社文庫)

方舟  

汝、星のごとく 

最後の鑑定人 

ナイフを胸に抱きしめて

星屑

モノクロの夏に帰る 

ぼくらに嘘がひとつだけ 

デクリネゾン 

旅立ちの日に 

人間みたいに生きている 

まず牛を球とします。 

嫌いなら呼ぶなよ 

腹を割ったら血が出るだけさ 

京都陰陽寮謎解き滅妖帖 (星海社FICTIONS) 

ウクライナにいたら戦争が始まった