読書する日々と備忘録

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2022年4月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編

こちらは2022年4月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編です。

一般文庫7点、ライト文芸7点、文芸単行本13点の計27点の紹介になります。

ライトノベル編はこちら↓

まず一般文庫では独特な世界観が描かれた6つのSF連作短編集の待望の文庫化「なめらかな世界と、その敵」(ハヤカワ文庫JA) 、女性初の潜水士の苦難や葛藤の先にあるものを描いた吉川英梨さんの「海蝶 海を護るミューズ」 (講談社文庫) 、死者を一時的にゾンビにする能力をもつ傀々裡が存在する現代日本での特殊ミステリ「彼女は二度、殺される」 (宝島社文庫) 、警官を射殺した末に自殺した犯罪者の息子と、殺された警官の息子の葛藤の物語「夏の陰」 (角川文庫) あたりは押さえておきたいところ。
またライト文芸ではなみあとさんの代役占い師で霊感ゼロのリアリストが謎を解き明かすミステリ「占い師オリハシの嘘」 (講談社タイガ) 、杉井光さんの先輩を救うために時を遡るタイムリープ青春グラフィティ「この恋が壊れるまで夏が終わらない」 (新潮文庫nex)、 21年度集英社ノベル大賞〈大賞〉を受賞した意欲作「みるならなるみ/シラナイカナコ」 (集英社オレンジ文庫) 、深山くのえさんの和風ファンタジー「王と后」 (小学館文庫キャラブン!) あたりはなかなか良かったですね。
単行本ではアセクシュアル・アロマンティックを自認する二人の家族のかたちを描く「恋せぬふたり」、28年ぶりの再会を果たしたかつての仲間たちが天文台を作る計画に協力する伊与原新さんの「オオルリ流星群」、都内で連続する爆発事件を追う警察が一人の中年男に翻弄される「爆弾」、家電量販店を舞台に描かれるお仕事見ミステリ「裏家電」を挙げておきたいと思います。

 

※各作品タイトルのリンクはBookWalkerページに飛びます。

     ↓

なめらかな世界と、その敵 (ハヤカワ文庫JA) 

海蝶 海を護るミューズ (講談社文庫) 

彼女は二度、殺される (宝島社文庫) 

夏の陰 (角川文庫) 

姑の遺品整理は、迷惑です (双葉文庫) 

女優の娘 (ポプラ文庫) 

香華宮の転生女官 (角川文庫) 

占い師オリハシの嘘 (講談社タイガ) 

唐国の検屍乙女 (講談社タイガ) 

この恋が壊れるまで夏が終わらない (新潮文庫nex) 

みるならなるみ/シラナイカナコ (集英社オレンジ文庫) 

それは春に散りゆく恋だった (集英社オレンジ文庫) 

王と后 (小学館文庫キャラブン!) 

きみは雪をみることができない (メディアワークス文庫) 

恋せぬふたり 

オオルリ流星群

爆弾

ひまわりは恋の形

世界が青くなったら 

戦をせんとや生まれけむ 

ヒカリ文集 

鈴波アミを待っています

声の優 

コーリング・ユー

白銀騎士団

ミシンと金魚