読書する日々と備忘録

主に読んだ本の紹介や出版関係のことなどについて書いています

10月に読んだ本 #読書メーターより

10月は既刊消化しなきゃなあとか思ってたらわりと読みやすい本が続いて、これならもっと読めるんじゃ・・・と錯覚して積読が増える→積み上がらないように読むという泥沼が続いた一ヶ月でした。正直ここまで読むつもりは微塵もなかったので、どうしてこうなった感もありますが、概ね面白い本に恵まれた一ヶ月でした。

 

2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:73冊
読んだページ数:22038ページ
ナイス数:6143ナイス

僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。5 (講談社ラノベ文庫)僕の文芸部にビッチがいるなんてありえない。5 (講談社ラノベ文庫)感想
突然降ってわいた文芸部廃部の危機。学園理事長である伊吹の祖父が財宝を発見できれば彼女の願いを何でも叶えてくれると聞き、メンバーと女の子たちで無人島に向かう第五弾。無人島でメイドさん付きの宝探しの水着回。タイプも違って差別化すべく頑張っていたとは思いますけど、これだけ増えて全員集合すると、さすがにちょっと女の子が多かった感。今回は影でいろいろ頑張ったりきちんと向き合うべく行動した娘もいたりで、最終的な方向性が見えてきたような印象もありましたが、ここからもうひと波乱あるんでしょうかね。次巻の展開が楽しみです。
読了日:10月31日 著者:赤福大和
銃皇無尽のファフニール10 インビジブル・サクセサー (講談社ラノベ文庫)銃皇無尽のファフニール10 インビジブル・サクセサー (講談社ラノベ文庫)感想
ニブルによるミッドガル侵攻と、その先鋒たる離反したアリエラ。それらを悠はイリスや深月たちと学園長シャルロットを守るべく迎え撃つ第十弾。ここまでエピソードが少なかったアリエラの事情が明かされ対決することにもなりましたが、今回の本命は鍵を握る学園長シャルロットであり、強敵として立ちはだかったロキ少佐だったかなと。その強さもさることながら、目的達成のために周到な策を用意してきた相手だからこそ、少女たちのアシストが大きかったですかね。しかし良かった良かったで終わるわけもなく、次巻どういう展開になるのか楽しみです。
読了日:10月30日 著者:ツカサ
月虹戦記アリエル ――七色の瞳を持つ王女 (ファミ通文庫)月虹戦記アリエル ――七色の瞳を持つ王女 (ファミ通文庫)感想
五公十六王国時代と呼ばれる乱世。弱小国フルミネンセ王国が同盟国の策謀により分割滅亡の憂き目に遭い、爪を隠して生きていた第五王女アリエルが雄飛の機会を得るファンタジー。たまたまアリエルが姉のリリエルとともに避暑地へ向かった時に起きた寝耳に水の侵攻劇。今回は個性的な登場人物たちの紹介や状況説明と危機からの逃亡がメインで、何の力も持たない現状ではどうしようもなかったですね(苦笑)ここで袂を分かった姉もまた数奇な人生を歩むことになりそうですが、次巻以降ゼロからのリスタートになりそうなアリエルたちの反抗に期待です。
読了日:10月30日 著者:舞阪洸
成り上がり英雄譚 屑星皇子の戦詩2 (HJ文庫)成り上がり英雄譚 屑星皇子の戦詩2 (HJ文庫)感想
エルラーンへの婿入りを機に帝国領の一部を水面下で掌握した屑星皇子ラウルが、次なる一手として内戦に揺れるバルゼイア連合国の救援要請を受け、出稼ぎも兼ね出兵を決意する第二弾。先を見据え着々を布石(ルシエの星神器を使った開墾とかw)を打ちながらの派兵は今後に繋がりそうな出会いもあったりで、目的のために状況の変化や同盟相手を見極めながらのしたたかな立ち回りが求められる展開になりそうですね。また夢オチ?!と苦笑いしたマリーベルたちの想いにどう決着を付けるのか。そういう観点からも次巻以降の動向に注目したいと思います。
読了日:10月30日 著者:ハヤケン
終わりのセラフ6 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)終わりのセラフ6 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)感想
クリスマスの世界滅亡が近づく中、自分の力不足を痛烈に突きつけられるグレン。一方吸血鬼に捕らわれた真昼が、吸血鬼の女王クルル・ツェペシに交渉を持ちかける第六弾。冒頭に幼き日のグレンと真昼が初めて出会った時の描写があるからこそ、父を人質に取られ一族や仲間のために葛藤を抱えるグレンや、そんなグレンと真昼の一言では言い表せない、けれどお互いにとって唯一無二でかけがえのない二人の関係が際立ちました。クライマックスに向け事態が大きく動き出す中で、ついに覚悟を決めたグレンたちの決意が何をもたらすのか。次巻が楽しみです。
読了日:10月29日 著者:鏡貴也
この恋と、その未来。 ―二年目 春夏― (ファミ通文庫)この恋と、その未来。 ―二年目 春夏― (ファミ通文庫)感想
二年進級と共にそれぞれ第二寮の個室へ移った四郎と未来。四郎は新入生梵七施の噂から三好と付き合っていることを公にし、未来は山城に自分の秘密を打ち明ける第四弾。三好と少しずつ距離を縮めていきながらも、離れた未来が気になる自分に深く苦悩する四郎。それでも少しずつでも変わる兆しは見えかけていただけに、タイミング悪く起こった事態に直面して突っ走ってしまい、様々なことが暴かれ失われる過程でようやく自分の想いに気づく最悪の結果となってしまったのは残念。先の見えない状況が今後どうなるのか、次巻以降の展開が気になりますね。
読了日:10月29日 著者:森橋ビンゴ
紅霞後宮物語 (富士見L文庫)紅霞後宮物語 (富士見L文庫)感想
女性ながら不世出の軍人と評される将軍・関小玉33歳が、かつての相棒にして今は皇帝である文林の懇願を受けある日突然皇后となり、嫉妬と欲望が渦巻く後宮「紅霞宮」に入る物語。軍人らしいきっぱりさっぱりな性格の小玉と、皇帝として公人としての意識も持たざるをえなくなった文林。絆こそ感じられるもののお互い立場も変わり、変わってしまったところと変わらないところに戸惑い葛藤する展開でしたが、ついに覚悟を決めた小玉とそんな彼女に複雑な想いを抱いたままに見える抱く文林がどんな夫婦になっていくのか。次巻以降の展開が楽しみです。
読了日:10月29日 著者:雪村花菜
七星のスバル (ガガガ文庫)七星のスバル (ガガガ文庫)感想
クラスメイトにクラスメイトに巻き込まれる形でMMORPG「リユニオン」にログインした高校生・天羽陽翔が、ゲームの中でかつての仲間で6年前にゲーム中の事故で死んだはずの幼馴染・空閑旭姫に再会する物語。かつての力を喪ってしまった陽翔と、6年間の記憶がなくレア能力ゆえに狙われる旭姫、そして旭姫に複雑な想いを抱くかつての仲間たち。旭姫を喪った場所・宿敵を相手にした再戦をきっかけに再び動き出す物語には期待できそうですね。旭姫を巡る謎や、共に戦ったかつての仲間たちとの因縁もありそうで、今後の展開を楽しみにしています。
読了日:10月29日 著者:田尾典丈
ケーキ王子の名推理 (新潮文庫nex)ケーキ王子の名推理 (新潮文庫nex)感想
美味しいケーキ大好きな女子高生・未羽が、失恋直後に迷い込んだケーキ屋でパティシエ修行をしている同級生の冷酷イケメン王子・颯人に遭遇する物語。少女漫画のような設定や展開でミステリとして見るとあっさりめですが、出会った当初はお互いあまり印象が良くない二人が、夢に向かって頑張る颯人を徐々に応援する気持ちになっていったり、ケーキであっさり釣られるもののイケメンだからといって特別視しない未羽は信用できると感じたり、飾らない二人の距離感が心地良かったです。そんな二人の恋の予感はこれからですかね。続編に期待しています。
読了日:10月28日 著者:七月隆文
落語家、はじめました。青葉亭かりんの謎解き高座 (TO文庫)落語家、はじめました。青葉亭かりんの謎解き高座 (TO文庫)感想
漫才師コンビを解消し失意の香乃が落語と出会い、弟子入り志願して落語家を目指す人情ミステリー。会ったことがない父親が落語家であえて避けていた落語家への道。落語自体へのアプローチはわりとあっさりめでしたが、謎を解く示唆をくれる頼れる兄弟子・舎林にも支えられつつ、寄せで全く笑わないおばさんの謎や元コンビの鈴、わだかまりの残る母親や父親のことなど、人との繋がりを大切にするおっちょこちょいだけど前向きな香乃の奮闘には好感。様々なことを乗り越えてついにデビューする青葉亭かりんこと香乃を応援したくなるような物語でした。
読了日:10月28日 著者:伽古屋圭市
マージナル・オペレーション 空白の一年(上) (星海社FICTIONS)マージナル・オペレーション 空白の一年(上) (星海社FICTIONS)感想
日本編までの空白の一年に何があったのか。故郷を失った子供たちを引き連れたアラタが、サマルカンドを経由し、イラン…かつてのペルシャを目指す番外編。ジブリール視点で改めて描かれる物語は、アラタと出会った頃のジブリールがどんな風に彼を見ていたのか、過剰に意識し過ぎていて何かあるとすぐ「責任取って結婚します」とか言ってしまうあたりとか、わりと年相応な雰囲気も出ていて微笑ましかったですね。「遥か凍土のカナン」と繋がるエピソードも今後出てきそうで、時を超えて繋がっていた想いが明らかになったりするのか、今後に期待です。
読了日:10月27日 著者:芝村裕吏,しずまよしのり
神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)感想
医療事故で働き場所を失った外科医の九十九勝己が恩師の勧めで少し変わった「神酒クリニック」で働くことになり、いろいろな事件に巻き込まれていくメディカルミステリ。変人揃いのクリニックは患者の悩みを取り除くため事件解決にまで乗り出してしまう裏の顔も持っていて、個性的で特殊な能力を持つクリニックの面々に振り回される勝己という構図は、著者さんお得意の展開ですね(苦笑)登場する人物を見ると他作品とその世界観を共有しているようで、犯人のその後を含めて今後の展開が楽しみになりそうなシリーズですね。次巻にも期待しています。
読了日:10月27日 著者:知念実希人
そして、君のいない九月がくる (メディアワークス文庫)そして、君のいない九月がくる (メディアワークス文庫)感想
その夏ケイタが死んだ。突然の知らせに呆然としたまま夏休みを送る幼馴染の美穂と、仲良しグループだった大輝、舜、莉乃たちのもとにケイに瓜二つの少年・ケイが現れ、彼の最後の願いを伝える物語。ケイとともに向かったケイタの死の直前の足跡を辿る旅は、それぞれがケイタに複雑な思いを抱いていたり、秘密を共有していた心残りをひとつひとつ解消していく物語でもあり、その先にあった真実とケイタの最後の真摯な願いは意外な展開ながらも、信頼する仲間たちに最後の希望を託すための切なくて温かい気持ちになる物語でした。次回作にも期待です。
読了日:10月26日 著者:天沢夏月
女子寮の寮長になった俺は、ご当地女子と青春できるだろうか (ダッシュエックス文庫)女子寮の寮長になった俺は、ご当地女子と青春できるだろうか (ダッシュエックス文庫)感想
不運な事故で男子寮を破壊してしまった高校生春人が、なし崩し的に女子寮で地方から上京してきた美少女4人と同居することになる物語。本作では大阪、福岡、沖縄といった地方出身の女の子が登場しますが、方言・地域あるあるは出てくるものの、方言を話す可愛い女の子を書きたかったのかなと。寮長で彼女たちを気にかける春人もトラブル体質で、今回は彼と人見知りでうまく周囲と打ち解けられない瑞貴のちょっと気になる関係がクローズアップされましたが、他の女の子たちもこのままでは終わらなそうな雰囲気があって、これからの展開が楽しみです。
読了日:10月26日 著者:城崎火也
戦華の舞姫 戦華ノ姫君ハ汚レナイ (オーバーラップ文庫)戦華の舞姫 戦華ノ姫君ハ汚レナイ (オーバーラップ文庫)感想
大国の侵略を撃退した弱小国の新米国王・アルが、突如姉セシリアにより戦女神の力を受け継ぐ二つの隣国の舞姫とお見合いを持ち掛けられて始まる物語。若い国王アルと弟を愛し過ぎる姉セシリア、暗殺すべく送り込まれたシャロン、懐柔すべく送り込まれたレスフィーナといった訳あり舞姫たちのドタバタ劇もありますが、同時に各国の思惑に翻弄されがちなアルや彼の小国、舞姫たちとその決断が描かれる物語でもあって、とある器とされるアルと舞姫たちが触れ合って生まれる力をどう使っていくか、荒削りながら今後に期待したい素地はあると感じました。
読了日:10月25日 著者:岸根紅華
異世界魔法は遅れてる! 5 (オーバーラップ文庫)異世界魔法は遅れてる! 5 (オーバーラップ文庫)感想
リリアナを救い元の世界に戻る手がかりを探すため仲間とともに連合領に向かった水明が、勇者として召喚されながら記憶喪失となっている水明の幼馴染・朽葉初美と再会する第五弾。召喚された勇者を巡ってはいろいろな思惑が絡んでいることを改めて感じさせた展開でしたが、最初は儘ならない再会のため水明に疑念を感じたものの、罠にはめられた自分を助けに来た水明を信じ、強敵相手に共闘する流れがなかなか良かったです。とはいえ一難去ってまた一難という展開で、勇者ながらどこかヒロインめいた印象がある初美を巡る今後の動向が気になりますね。
読了日:10月25日 著者:樋辻臥命
異世界迷宮の最深部を目指そう 5 (オーバーラップ文庫)異世界迷宮の最深部を目指そう 5 (オーバーラップ文庫)感想
自身の置かれた状況に疑念を抱いたカナミが、真実を取り戻すため舞闘大会に出場し、スノウの婚約者やかつての自分を知るラスティアラたちと戦うことになる第五弾。鍵となる腕輪破壊を目指すとともに、結果的に周囲の様々なしがらみとも直面してゆくことになった大会。冷静でいられない事情を抱える登場人物が多かった中で、特にラスティアラの活躍が光っていましたね。今回で数々の問題が解決したわけではありませんが、いろいろな意味でこれからいい方向に向かう転機となる布石や変化があったと思いますし、ここからどうなるのか次巻に期待ですね。
読了日:10月24日 著者:割内タリサ
緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑 (MF文庫J)緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑 (MF文庫J)感想
落ちこぼれだった魔術師学校を自主退学し、冒険者を目指すジゼルが姉を探す少女の依頼を受け、途上で多くの襲撃者と戦っていた少女・アルミラージを助太刀し、事件に巻き込まれてゆく物語。優しく困った人を見捨てられないジゼルが出会ったアルミラージもある組織を追っていて、それらがひとつに繋がってゆくミステリ要素もあるファンタジー。著者さんらしい登場人物たちと緻密に作り込まれた因縁、それらをうまく絡めて作られていくストーリーには大きなポテンシャルを感じました。まだ始まったばかりの物語ですが、登場人物たちの成長に期待です。
読了日:10月23日 著者:相沢沙呼
ホーンテッド・キャンパス  この子のななつのお祝いに (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いに (角川ホラー文庫)感想
藍の卒業祝いで温泉旅行に出かけたオカ研の面々。吹雪で行き先を変更した温泉宿で吊り橋が落ち、皆で宿に閉じ込められてしまう第八弾。黒沼家とも関わりのある、森司が着物姿の子供の幽霊を目撃するような場所で、村に残る瓜子姫伝説や祭りを巡る騒ぎに巻き込まれていく中、逃避行でこよみを守るべく奮闘した森司は男を見せましたね。男らしいセリフもあったりで二人一緒に恥ずかしいセリフにお互い悶えたり、わりといい雰囲気になったり、最後でおおっ!ついにと思ったのに。。。次こそ、次こそ期待していいんですよね?ほんと楽しみにしてますよ。
読了日:10月23日 著者:櫛木理宇
灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって (オーバーラップ文庫)感想
ハルヒロたちとトッキーズが発見した「黄昏世界」が危険な場所になってしまい、以前加入した「暁連隊」のソウマたちと再会したことをきっかけに、大規模なミッションに参加する第六弾。様々な人物が思い思いの意思で動こうとする、ままならない人間関係に振り回されるハルヒロでしたけど、いろいろ言われながらもその判断力は信頼されてるんですね。中盤以降は戦闘続きでピンチな場面が何度もありましたが、こういう厳しい状況でこそハルヒロの判断力が活きてるのかなと感じました。最後に物語の根幹に関わりそうな話が出てきて、次巻が楽しみです。
読了日:10月23日 著者:十文字青
サクラ×サク04 (ダッシュエックス文庫)サクラ×サク04 (ダッシュエックス文庫)感想
王都カバラから何とか脱出したものの、既にデスティニア公国へも進軍していた帝国の軍勢。大軍で押し寄せる帝国軍にサクラたちが少数精鋭で立ち向かう第四弾。今回はこの世界の背景についても触れられていて、帝国側の指揮を執る華子とその従者・不人の迷いのない関係が、サクラとハイジのあやふやな関係と比較されるように描かれていますが、結局のところサクラしか見えていないハイジからすると、ようやく難局を乗り越えて彼女といろいろな意味で向き合えるようになったことが全てですね(事態としては何も解決してないけどw)次巻も楽しみです。
読了日:10月22日 著者:十文字青
SとSの不埒な同盟2 (ダッシュエックス文庫)SとSの不埒な同盟2 (ダッシュエックス文庫)感想
大会後に真田は窓子先輩と、ルチアは暮林先生とつきあい始めたその後を描く第二弾。それぞれ別の相手と付き合いながらも鑑賞部の活動継続を選択した二人。口ではいかに嗜虐心を満たすかを論じているのに、付き合った相手よりお互いが気になってしまう二人や、そんな相手に不安を覚える窓子先輩や暮林先生たちの繊細な心理描写は流石ですね。なかなか素直になろうとしない二人を気にかけ、つい歯がゆくなってしまう美園がいい子過ぎて切なくなりますが、紆余曲折を経てようやく向き合うようになるまでのもどかしい展開に著者さんらしさを感じました。
読了日:10月22日 著者:野村美月
そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐ (MF文庫J)そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐ (MF文庫J)感想
アンノウンと戦うため空を飛べて戦える能力者至上主義と化した湾岸防衛都市東京において、不適格者認定された生徒を次々と転科させていく朱雀たちと謎の転校生カナリアが出会う物語。謎行動の多い天然なカナリアに真面目な変人・朱雀がぶつかる構図になっていますが、十分に変わり者な朱雀を戸惑わせる転校生カナリアの突き抜けっぷりがこの物語のポイントですね(苦笑)そんな彼女が突きつけたこの都市の本質的な矛盾に、人類を愛し過ぎる朱雀がどう向き合うのか。橘版とはまた違った意味で興味深い物語になっていきそうですね。次巻が楽しみです。
読了日:10月22日 著者:さがら総(Speakeasy)
結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? (3) (MF文庫J)結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? (3) (MF文庫J)感想
サビトの幼馴染アトリを嫁に加えたサビトとメルが、ナトゥアの北部を治める序列第五位の竜公バークナー討伐を目指す第三弾。アトリがメルの伴侶となったことでサビトと仲直りできたり、そんな二人にメルがヤキモチを焼いたりしながら、何だかんだで三人の絆も深まっていくやりとりはどこか微笑ましかったです。そんな中で新たな竜落子と出逢いがあったり、メル出生の秘密が明らかになったりもしましたが、いい感じにまとまったなあと感じた分、忘れかけていたことが思い出したように訪れた終盤の展開は…急転直下でしたが次で巻き返しに期待します。
読了日:10月22日 著者:伊達康
世界の終わりの世界録(アンコール) (5) 降魔の大皇 (MF文庫J)世界の終わりの世界録(アンコール) (5) 降魔の大皇 (MF文庫J)感想
覇都エルメキアを舞台とした激闘で名声を高めたレンたち「再来の騎士」が、最後の封印を解くため冥界へ向かう第五弾。今回はエリーゼの故郷である冥界が舞台ということで、これまで登場した五大災たちやエリーゼの弟で現魔王のヴェルサレムも登場しましたが、意外な一面も見せたりで少し印象が変わりました(苦笑)魔王宮を舞台にした沈黙機関のディスカントとの対戦は、レンにとって初めて精霊の助けが得られない苦しい戦いでしたけど、世界録を巡る様々な背景も明らかになってきて、終盤に向けて物語も盛り上がってきましたね。次巻も楽しみです。
読了日:10月22日 著者:細音啓
甘城ブリリアントパーク (7) (ファンタジア文庫)甘城ブリリアントパーク (7) (ファンタジア文庫)感想
自宅炎上したサーマラの借宿生活、コボリーの妖精さん話、ミューズが参加した飲み会、シルフィーの怪しい薬など、エレメンタリオの日常を描いた短編集。やりたい放題に見えてわりと不器用なサーマラさんだったり、腐ってることが判明したコボリーさんの意外な活躍、飲み会であっさり白状させられたミュースさんの思いと明らかになったアーシュさんのキャラ、モッフルらの西也観、ぶっとんだシルフィーの行動など、それぞれキャラ掘り下げという点ではなかなか興味深い短編集でした。次巻あたりで本編も話動いてきそうですかね。楽しみにしています。
読了日:10月21日 著者:賀東招二
空戦魔導士候補生の教官 (8) (ファンタジア文庫)空戦魔導士候補生の教官 (8) (ファンタジア文庫)感想
狂乱に陥り教皇の地下都市に運ばれたカナタが、過去に自分に救ってくれた呪力の源・エミリーと邂逅し、三日以内に彼女をを殺さなければ自分が死ぬことになると告げられる第八弾。二択というよりもうそうするしかないと告げられ、エミリー自身も諦め気味な状況でしたけど、そこで安直に選ばずにまずエミリーの思いがどこにあるのかを探るあたりは、とてもカナタらしい選択でしたね。ぶつかりあったからこそ失わずにいられたこともあって、今回は大きな力を得ていい感じに収まりましたけど、ここからどういう展開になっていくのか、次巻が楽しみです。
読了日:10月21日 著者:諸星悠
デート・ア・ライブ (13) 二亜クリエイション (ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ (13) 二亜クリエイション (ファンタジア文庫)感想
年末に空腹で道傍に倒れていた精霊・二亜を救った士道が、漫画家で二次元にしか恋をしたことがない彼女をデレさせるべくコミコに挑戦する第十三弾。相手の思惑を見通してしまい、極度の人間不信気味になっている二亜攻略は難しかったですけど、今回の精霊やラタトスクの総力を結集した攻略方法はなかなか新鮮で、七罪や中津川らを中心にそれぞれが分担し、みんなで頑張る作戦になっていて良かったです。DEM社から悲惨な目に遭っていた二亜はこれからいいことあるといいなあと思いましたが、最後にまた衝撃発言もあったりで次巻が気になりますね。
読了日:10月20日 著者:橘公司
バビロン 1 ―女― (講談社タイガ)バビロン 1 ―女― (講談社タイガ)感想
製薬会社と大学が関与する臨床研究不正事件を追っていた東京地検特捜部検事正崎善が、捜査資料の中にあった謎の血痕や毛髪混じりの書面を発見し、相棒の事務官文緒とともにそれを探るうちに大型選挙の裏に潜む陰謀に巻き込まれていく物語。最初は奇異な事件こそあるものの、全体としては正崎が感じた違和感をきっかけにターゲットを絞り込んでいく、わりとオーソドックなストーリーだと思っていたのですが、後半の怒涛の急展開は予想の斜め上でしたね。一人の女により大きく動かされ、二転三転してゆく物語の行方はどうなるのか。次巻も楽しみです。
読了日:10月20日 著者:野崎まど
晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と (講談社タイガ)晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と (講談社タイガ)感想
これまで恋してきたのはいつも人妻だった大学生春近が、眠れなくて出かけた深夜の公園で白い毛並みのサモエド犬・有海さんを連れた人妻ひまりさんと出会う物語。旦那の有海さんを見かけたことはないけれど、そんな彼だけを想って飼い犬の有海さんと強く優しく生きているひまりさん。彼女との恋にはなかなか希望が見えてきませんが、歳上にしか恋愛感情を抱けない巴崎や先輩天馬と彼女の夜理子さん、強面園長小鳥遊といった晴追町の個性的な人たちとの、不器用だけれど心温まる優しいやりとりがとても良かったです。是非続編を期待したい作品ですね。
読了日:10月20日 著者:野村美月
小説 心が叫びたがってるんだ。 (小学館文庫)小説 心が叫びたがってるんだ。 (小学館文庫)感想
自らの何気ない言葉で、家族がバラバラになってしまった過去を抱える成瀬順が、クラスメイトの拓実、菜月、大樹と共に「地域ふれあい交流会」の実行委員に選ばれ、それをきっかけに変わってゆく映画ノベライズ版。選ばれた他の3人にもそれぞれ抱えていたものがあって、ミュージカル成功に向けてお互いが言葉で傷つけたり恥ずかしい思いをしながらも、同時に仲間たちの言葉に励まされて葛藤や苦悩を乗り越えてゆくストーリーはとても良かったですね。やや意外な結末ではありましたが、映画を見てみたいと思えるような、そんな魅力溢れる物語でした。
読了日:10月19日 著者:豊田美加,超平和バスターズ
カブキブ! (4) (角川文庫)カブキブ! (4) (角川文庫)感想
新学期に念願の新入生がやってきて、指導員も決まったカブキ同好会。しかし指導員・生島のスパルタで入部希望者が激減、残った四人も新人公演での配役への不満を部長のクロにぶつける第四弾。高圧的な指導員や不満をぶつける新入生と対応が難しい部活あるあるネタで、ついにはトラブルにまで発生してしまいましたけど、新入生たちは皆個性的なメンツですし、今後どんな感じで関わってくるか楽しみですね。トンボの思わせぶりな発言も気になりましたけど、事情がありそうな渡子もこのまま終わってしまうのは残念なので、どこかで関係修復を期待。
読了日:10月19日 著者:榎田ユウリ
終わりのセラフ5 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)終わりのセラフ5 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)感想
真昼から託された百夜教の計画。意図して吸血鬼に接近し京都へ連れ去られた真昼を殺すため、仲間たちとともに京都に向かう第四弾。鬼呪装備を得てもなお圧倒的な吸血鬼という存在に遭遇し、真昼の思惑通りに動かされているだけの状況から抜け出せないままのグレン。どうしようもなくギリギリの決断を迫られて、仲間たちの存在やついには鬼をも手なづけて、ついにその掌の外に一歩を踏み出しましたね。とはいえ依然として何歩も先をゆく真昼の意図するところはまだ謎も多くて、時間の経過からどんな状況になってしまっているのか、次巻が楽しみです。
読了日:10月18日 著者:鏡貴也
終わりのセラフ4 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)終わりのセラフ4 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)感想
真昼との逢瀬を経て鬼呪を手にすることを決断したグレンが、ついに始まった百夜教と帝ノ鬼の戦争で壊滅状態に陥ってしまった第一渋谷高校に仲間を救いに向かう第四弾。圧倒的な力を得て敵を蹴散らしていく一方、鬼の強烈な欲望に支配されそうなグレンが懸命に抗う展開。ここで暴走しかけたグレンが仲間のことを認めて託し、彼を救う仲間たちがいたことは大きなターニングポイントでしたね。しかし自分の目的のために手段を選ばず一人突っ走っている真昼がどこまで見えているのか...最後にまた思わせぶりなリストを投げ込まれて次巻も楽しみです。
読了日:10月18日 著者:鏡貴也
終わりのセラフ3 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)終わりのセラフ3 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)感想
実力がついにバレて強制的に暮人の部下になったことから周囲の人間の態度が激変したことに戸惑うグレンが、深夜とともに百夜教との接触を決断する第三弾。直面した吸血鬼という存在、鬼呪装備のこと、そしてシノアの再登場とテンポの早い展開が続きましたけど、ままならない二人の関係に暮人が提案したような可能性が残っていたら良かったんですけどね...全てを諦めて鬼となりつつある真昼と、全てを諦めきれないがゆえに鬼になろうとするグレンの逢瀬がとても切なかったです。絶望しか感じられない状況がどうなっていくのか、次巻が楽しみです。
読了日:10月18日 著者:鏡貴也
終わりのセラフ2 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)終わりのセラフ2 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)感想
百夜教による大規模襲撃から一ヶ月。生き残ったグレンの実力を訝しんだ真昼の兄・柊暮人生徒会長が内務調査を始め、その力を見せることになる第二弾。わりと追い詰められてシビアな選択の連続でしたし、状況としてはやむを得ないグレンの決断だったとは思いますが、ああいう形に落ち着いて結果的に良かったのではと感じました。赴いた事件の調査をきっかけに真昼の現状やら目指すべきところ、そして出てきた強大な敵の存在なども徐々に見えてきて、すでに片足突っ込んだ感のあるグレンの今後の行動や決断が気になるところですね。次巻も楽しみです。
読了日:10月17日 著者:鏡貴也
終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)感想
蔑まれる分家出身で大きな野心を抱く一瀬グレンが柊家が運営する呪術師養成学校に入学し、遠い昔に約束を交わしながら仲を引き裂かれた本家の少女・柊真昼たちと再会する滅亡前の物語。周囲が一瀬という存在を侮る環境下や、彼らから力を隠すためのグレンの度を越した卑屈な態度がちょっと行き過ぎな印象もありましたが、癖のありそうな柊家の人物や周囲のキャラたちもよく動いていて、何よりヒロインの真昼にインパクトがありましたね。四面楚歌のどうにも楽観できない状況ばかりで、ここからグレンたちがどう足掻いていくのか、次巻が楽しみです。
読了日:10月17日 著者:鏡貴也
週刊ダイヤモンド 2015年 10/17 号 [雑誌]週刊ダイヤモンド 2015年 10/17 号 [雑誌]感想
今回読書特集ということで読んでみました。佐藤優氏、成毛眞氏、斎藤孝氏などの読書論、今話題になっている海老名市立図書館の指定管理について、注目の図書館として武雄市立図書館の近くにある伊万里図書館、武蔵野プレイス、鳥取県立図書館、千代田区立図書館などが紹介されていたり、読書関連のSNS紹介ということで読書メーターのことも載っていました。「読書の今」を考えるにあたって色々考察する材料も多く、なかなか興味深い内容です。図書館ならバックナンバーとしてストックしているところも多いと思うので、興味ある方は是非ご一読を。
読了日:10月17日 著者:
天空監獄の魔術画廊 (2) (角川スニーカー文庫)天空監獄の魔術画廊 (2) (角川スニーカー文庫)感想
再び脱獄の機会を狙うリオンたちが、その方法を探るうちに『伝説の脱獄王』と呼ばれる囚人・ヴァレリアにキリカを奪われてしまい、その奪還に向かう第二弾。背徳的な悩ましいシスターもなかなか魅力的でしたけど、今回立ちはだかったヴァレリアがいい悪役ぶりで、バトルも熱い思いと巧妙な駆け引きの緊張感が良かったですね。何というか地道に積み上げようとするレオナの努力があっさり吹き飛ぶキリカさんの圧倒的ヒロイン力...だけどどこか抜けてるし、リオンも鈍いしまだ分からないと思いましたw 新しい仲間も加わりそうで次巻も楽しみです。
読了日:10月16日 著者:永菜葉一
天空監獄の魔術画廊 (角川スニーカー文庫)天空監獄の魔術画廊 (角川スニーカー文庫)感想
絵画きの少年リオンが罪を着せられて『魔王の絵画』が封じられる『天空の大監獄』に閉じ込められてしまい、与えられた看守の役割を果たしつつ、出会った囚人の少女たちと協力して脱獄の機会をうかがう物語。様々な事情を抱え『魔王の絵画』をその身に封じられてしまった囚人の少女たちも、お姉さんキャラに見えて実はチョロインだったキリカだったり、元詐欺師ながらも心優しいレオナなどそれぞれが魅力的で、リオンもまた熱い心でその想いに応える絆があって期待以上に楽しめた作品でした。リオンや監獄を巡る謎もまだありそうで次巻も楽しみです。
読了日:10月16日 著者:永菜葉一
水鏡推理 (講談社文庫)水鏡推理 (講談社文庫)感想
文科省の一般職事務官ながら正義感が強く、抜群の判断推理力を持った水鏡瑞希が同じ事務官の澤田翔馬と出会い、共に配属されたタクスフォースで不正に研究費を掠め取ろうとする者たちに立ち向かってゆく物語。抜群の洞察力はあってもあくまで事務官でしかなく、良くも悪くも真っ直ぐな瑞希の行動は軋轢を引き起こさずにはいられませんが、それでも彼女の熱い想いや行動力が、対立していたはずの官僚の南條や蒼唯たちの心もついに動かしましたね。ままならないからといって諦めない、周囲を巻き込んでいく瑞希の不屈のスピリットが痛快な物語でした。
読了日:10月15日 著者:松岡圭祐
天宮凛子のワケあり物件 (TO文庫)天宮凛子のワケあり物件 (TO文庫)感想
池袋近くの倒産寸前だった実家の貧乏不動産屋を父親から引き継いだアラサー女社長・天宮凜子が、事故などのワケあり物件を扱いながら物件成約に奔走するお仕事小説。父親に小言を言われながら、事故物件をイメージアップさせるために手を打っていったり、パーティーで出会った男性に結婚を申し込まれたりと、従妹の瑞希やアルバイトの福田たちに支えられながら凜子が失敗したり奮闘する物語で、最後には予想もしなかった展開があって驚かされましたが、全体としてはテンポもよくさらっと読める分量で楽しめました。続刊あるなら読んでみたいですね。
読了日:10月15日 著者:東京かれん
異世界魔法は遅れてる! 4 (オーバーラップ文庫)異世界魔法は遅れてる! 4 (オーバーラップ文庫)感想
闇魔法による負傷を抱えたままリリアナを救おうと動き出す水明と、勇者を従えリリアナを捕まえようとするグラツィエラ。そんな対立構図の中で黎二と再会する第四弾。わりと難しい状況からスタートした今回でしたけど、だからこそ再び出会った黎二たちの協力はやはり大きかったですね。彼らも加わり成長するキャラたちの魅力を上手く引き出した熱い戦いの連続はとても良かったです。水明の周囲には懐いている魅力的な女の子たちが着実に増えていて今後が気になりますが、様々な思惑が入り乱れ謎の人物が最後に現れた中での新展開楽しみにしています。
読了日:10月14日 著者:樋辻臥命
異世界魔法は遅れてる! 3 (オーバーラップ文庫)異世界魔法は遅れてる! 3 (オーバーラップ文庫)感想
魔将・ラジャスを倒した水明はレフィールと共にネルフェリア帝国へ赴き、そこで原因不明の昏睡事件に巻き込まれたり、フェルメニアらと再会する第三弾。前巻よりかなり読みやすくなった印象で、水明の周囲で幼女っぽいのが順調に増えていってる感。今回ハドリアス公爵の思惑に振り回されたり、別の勇者が傍若無人で無理を通そうとしてきたりいろいろ動きがありましたけど、そんな状況での水明の行動原理は(普通はなかなかああ言えないだろうけど)主人公らしく迷いがなくて好感。果たして犯人探し対決とリリアナを救えるか、その辺りを次巻に期待。
読了日:10月14日 著者:樋辻臥命
聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 14 (GA文庫)聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 14 (GA文庫)感想
マヤ&レーシャを同伴して実家へ帰省したり、静乃の祖父から「彼氏の呼び出し」を受けたりした諸葉が、六翼会議の日本支部長・駿河安東拉致阻止に日・仏連合チームで挑む第十四弾。シャルルは相変わらず気難しくて不器用な印象でしたが(苦笑)、どう守るのか・攻略するのか虚々実々の駆け引きを交えながら激突した六翼会議と諸葉たちとの真っ向勝負はとても熱い展開で、そんな攻防の終わらせ方もまた上手かったですね。一方でほのぼのパートや激闘の合間に着々と次に向けた布石も打たれていて、ここからどういった展開になるのか次巻が楽しみです。
読了日:10月14日 著者:あわむら赤光
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア5 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア5 (GA文庫)感想
ダンジョンの異常事態により18階層で野営を行うことになったロキ・ファミリアに、追い詰められていたベルたちが転がり込むことになった外伝第五弾。先に繋がりそうな示唆もありましたが、興味津々のアイズやティオナたちに囲まれるベルが、同じ師と仰ぎアイズに憧れる者としてライバル視するレフィーヤに追い回される展開があったり、全体としてはわりとのんびりとした雰囲気でしたね。共闘して何とかライバルとして認められた印象の二人の関係もまたいい感じでしたが、何よりベルを構いたがる不器用なアイズの様子がとても良かったと思いました。
読了日:10月13日 著者:大森藤ノ
異世界魔法は遅れてる! 2 (オーバーラップ文庫)異世界魔法は遅れてる! 2 (オーバーラップ文庫)感想
冒険者ギルドで女剣士レフィールと出会った水明が、ネルフェリア帝国に向かうため、彼女と共に帝国へ向かう商隊護衛任務を受ける第二弾。この世界のことは本で読んだ知識くらいしかない水明は世間知らずというか、試行錯誤の連続。そんな状況で訳ありのレフィールと行動を共にすることになりましたけど、勇者に関わる思惑に巻き込まれたりする苦しい展開、何とかしようとするレフィールを目の前にして、水明が覚悟するまでの逡巡が分かるんですけどちょっとだけ気になりました。全体としてはこれから良くなりそうな気配もなくはないので次巻に期待。
読了日:10月13日 著者:樋辻臥命
異世界魔法は遅れてる! 1 (オーバーラップ文庫)異世界魔法は遅れてる! 1 (オーバーラップ文庫)感想
現代で密かに生きる魔術師・八鍵水明が、突如現れた魔法陣によって勇者として召喚された友人たちとともに異世界へ転移してしまう物語。魔法師として力はありそうなのに、召喚に巻き込まれたことに憤り、友人とともに国王に依頼された魔王討伐を拒否したり、自分を警戒する魔術師ヒロインに容赦なかったりな展開にはビックリしましたが、力を持っている背景や抱えている事情、未知な状況に対する警戒などを考えると、そこまで違和感のある話でもなかったのかなと。後半の印象は悪くなかったので、黎二たちの魔王討伐と並行して始まる水明の旅に期待。
読了日:10月13日 著者:樋辻臥命
よろこびの歌 (実業之日本社文庫)よろこびの歌 (実業之日本社文庫)感想
著名なヴァイオリニストの娘で音大附属高校の受験に失敗した御木元玲や、密かに鬱屈を抱える新設女子校のクラスメイトたち。校内合唱コンクールをきっかけに変わっていく彼女たちを描いた連作短編集。抱えている挫折感や諦観は異なるものの、合唱を通して他の女の子たちのことを知ったり、また悩んでいることに気づいて、それぞれが再び前を向いて歩き出すきっかけを得ていくストーリーで、序盤こそやや重めな印象でしたが、落ち着いた筆致で描かれていく彼女たちの素直で繊細な心情や変化、ひとつにまとまっていく過程はとても好ましく感じました。
読了日:10月12日 著者:宮下奈都
僕は奇跡しか起こせない (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)僕は奇跡しか起こせない (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)感想
養護教諭になった二十五歳の紗絵と、十歳の夏祭りの日に突然死しながらも人々に幸福をもたらす「キセキ」として今も彼女の前に姿を見せる幼馴染・真広の奇跡の物語。自分の亡くなった「雨の日」しか存在を見せることが出来ない真広をかけがえのない存在と感じながらも、どう向き合っていくべきか思い悩む紗絵に転機が訪れるストーリーでしたが、幼い真広がキセキとなる決意した理由がまた切なかったですね。紗絵が出した結論は気持ちに真っ直ぐ向き合った結果としては自然ながらも、どうなるのが一番良かったのか?とは少しだけ考えてしまいました。
読了日:10月12日 著者:田丸久深
惑星カロン惑星カロン感想
目標に向けてさらなる練習に励むハルタとチカのもとに、呪いのフルートや音楽暗号、旧校舎鍵全開事件、謎の楽曲「惑星カロン」など難題が持ち込まれる第五弾。今回はいくつかの中編がゆるく繋がっている構成で、普門館を目指し頑張っている吹奏楽部も、クリアしないといけない課題はあるもののいい感じにまとまってきている印象でしたね。チカのボケを要所要所でアクセントにしつつ、切なさやほろ苦さを感じる展開もありましたけど、それでも爽やかさを失わずに前を向こうと思える、そんなこのシリーズらしさを十分に感じられる一冊だと思いました。
読了日:10月11日 著者:初野晴
ミニッツ (5) ~鬼火の消えるとき~ (電撃文庫)ミニッツ (5) ~鬼火の消えるとき~ (電撃文庫)感想
櫻の前に宿敵・守垣内明芳が再び現れ、鬼火の能力を使って遥・彼方・アザミ・よもぎのうちいずれかが東京に一緒に来るよう強制し、大切な人を行かせないため遙・夏凪・陣内・櫻がゲームで勝負するシリーズ最終巻。久しぶりの刊行で内容を思い出しながらでしたが、創作ゲームで繰り広げられる各人への想いや目的を達成のために繰り広げられる心理戦は相変わらず面白かったですね。正直打ち切りかと思っていたので、鬼火の謎も解明し、明芳との因縁にも意外な方法を使いながらもきちんと決着をつけた納得感のある結末を読めて良かったなと思いました。
読了日:10月10日 著者:乙野四方字
魔王なあの娘と村人A (10) ~Go West! 魔王さまさま!!~ (電撃文庫)魔王なあの娘と村人A (10) ~Go West! 魔王さまさま!!~ (電撃文庫)感想
修学旅行という一大イベントに個性者たちと一緒に行動することになった村人Aこと佐東の前に、旅行先で竜ヶ峯以外のもう一人の魔王が現れる第十弾。いやほんと展開としては佐東を巡っての竜ヶ峯と翼のバトルというかラブコメでしかなくて、魔王らしくない示唆もまたあちこちに散見されるのに、ついつい人類滅亡がとか修学旅行がとか考えてしまう佐東。でも今回の彼の行動を見ていると、その自分を突き動かしている強い気持ちをなかなか自覚できない状況がとてももどかしいですね。最後にまた急展開でどうなってしまうのか、次回最終巻が楽しみです。
読了日:10月10日 著者:ゆうきりん
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (8) (電撃文庫)ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (8) (電撃文庫)感想
若きシャミーユが第二十八代皇帝となって歪みを抱えたままの新生カトヴァーナ帝国と、内紛が続いていた隣国キオカ共和国の麒麟児ジャン少将と科学者アナライとの出会いが描かれる第八弾。新章突入ということで二年後の世界が描かれていましたが、ジャンとアナライというこれまでのありかたを変えるきっかけとなりそうな出会いと、恐怖政治によって不安を抱えている帝国の人々の複雑な心情が描かれていて、イクタもそうですけど最後の動きもまたどう影響するのか、ここからの新局面がとても楽しみな一方どこか不安な何とも言い難いリスタートでした。
読了日:10月10日 著者:宇野朴人
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いI」本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いI」感想
洗礼式を終え青色巫女見習いとして神殿での仕事を開始したマインが、困った側仕えたちや階級社会の現実など、これまでの常識が全く通じない困難に直面する第四弾。奇想天外な発想力の一方で、とても虚弱体質だったり、怖いもの知らずな性格のマインがこれからも生きていくためには、できることできないことをきちんと見極めることと、支えてくれる人たちといい関係を築くことなんですよね。どうなることかと思いましたが、それでも諦めずに頑張って周囲をも巻き込んでゆくマインをこれからも応援していきたいです。ルッツも問題が解決して良かった。
読了日:10月9日 著者:香月美夜
デート・ア・ライブ アンコール (4) (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ アンコール (4) (富士見ファンタジア文庫)感想
十香のアルバイト初挑戦、四糸乃の初めての潜入任務、禁断の『折紙普通化計画』、狂三の猫探し、フラクシナス内部での事件の犯人探しや、DEMにいた頃の真那が描かれる短編集第四弾。十香に過保護な士道とか、制服姿での四糸乃の頑張り、折紙のちょっとズレた普通化計画とか、素直になれない狂三の猫探しなど、本編では見れないちょっとしたエピソードが多かったですね。調査で次々と暴露されていくフラクシナス搭乗クルーたちのダメ人間っぷりには苦笑い。十香の変化の原因は気になりましたが、精霊たちが馴染んでいく様子が伺えて良かったです。
読了日:10月8日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ (12) 五河ディザスター (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ (12) 五河ディザスター (富士見ファンタジア文庫)感想
これまで封印してきた精霊の力がオーバーヒートし、暴走状態となってしまった士道。士道を救うために精霊達が立ち上がり全員でデレさるべく奮闘する第十二弾。うっかり体力測定で世界記録を連発し、出会う女性をデレさせていくまさに士道無双な展開でしたけど、今後の重要な伏線となりそうな情報も明かされつつ、精霊たちが士道を助けるために自分のできる精一杯で頑張る姿を見せてくれた展開は良かったです。もやしっ子ー部長は相変わらずでしたが、自分の気持ちを自覚した十香の今後に期待。それにしても今回の後始末どうするんでしょうね(苦笑)
読了日:10月8日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ マテリアル (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ マテリアル (富士見ファンタジア文庫)感想
精霊たちの能力値や天使の設定に加え、主要キャラや短編しか登場しないキャラたちも紹介。さらには創作秘話や裏話満載の橘公司×つなこ原作初対談、短編3篇と書き下ろし小説も収録したファンブック。これまで登場した各キャラについてビジュアル付きでより具体的なイメージを持てました。著者さんと絵師さんの興味深い対談、士道と十香が出会う関係者たちの前日譚や本編に登場していない人物の紹介などもあって満足度は高かったです。最後の狂三による各ヒロイン査定は文字通り言いたい放題で、精霊達がああなるのも仕方ないなと思いました(苦笑)
読了日:10月7日 著者:
デート・ア・ライブ アンコール (3) (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ アンコール (3) (富士見ファンタジア文庫)感想
美九のマネージャー役や、士織再登場、七罪が教師役や真那の士道リサーチ、士道と精霊達のクリスマスなど、サンタ狂三も現れる短編集第3弾。今回は美九や七罪と四糸乃とか他の精霊達の魅力的な部分も描かれていたような印象でしたが、要所要所で強烈なインパクトを残す変態・折紙は健在。ここまでベタにやるとむしろ清々しさを感じますね(苦笑)ポジション的に日常回に顔を出さない狂三も猫と戯れる姿を見られたり、分身体に振り回されてサンタになったりと存在感ありましたが、垣間見える過去の中二病臭やその黒歴史にニヤニヤしてしまいました。
読了日:10月7日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ アンコール(2) (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ アンコール(2) (富士見ファンタジア文庫)感想
占いで精霊たちからキスをねだられたり、温泉旅行に王様ゲーム、文化祭、エレンの休日などが描かれる短編集第二弾。それぞれがいい味出してたとは思うんですが、乙女の勘とか乙女のアイテムを駆使して士道を奪還しようとしたり、王様ゲームの「無茶ぶりトビー」だったり、毎回登場して強烈なインパクトを残していく折紙さんが無双過ぎて、他の精霊たちの印象があまり残っていなかったり。そういう意味で狂三さんはおいしいところを持って行きましたね。枕投げで筋肉痛になったり、プールでビート板使ったり、三人娘が天敵なエレンさんが素敵でした。
読了日:10月6日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ (11) 鳶一デビル (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ (11) 鳶一デビル (富士見ファンタジア文庫)感想
過去に絶望し戻ってきた折紙の暴走によって、十香たちが傷つき倒れていく中、士道もまた狂三の力によって五年前の天宮市に飛ばされる第十一弾。絶望的な状況を打開するべく、五年前に飛んで最悪の流れのきっかけを変えるべく奮闘する士道。改変後の折紙さんが別人過ぎて驚愕しましたが、それでも士道を前にして時折無意識のうちに顔を出す改変前の変態ぶりにはついニヤニヤ。反転からの再戦を乗り切った後、精霊たちと折紙の関係もいい感じに落ち着いて、前巻までのどうしようもないあの状況から、ここまで持ち直して良かったなあとホッとしました。
読了日:10月6日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ10 鳶一エンジェル (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ10 鳶一エンジェル (富士見ファンタジア文庫)感想
この世界から両親の仇である精霊を滅ぼすため、精霊を許容しつつある現場を否定し、DEMに下って新たな力を得た折紙が再び十香たち精霊に挑む第十弾。序盤は折紙らしさも垣間見えましたけど、力を取り戻した精霊・十香との再戦、そして足りない力を渇望したがゆえの変化と、自らを見失わないがためにあがけばあがくほど追いつめられ、そんな彼女に容赦なく突き付けられた事実はあまりにも残酷でしたね。希望が見えない、どうしようもなく絶望的となってしまった状況で、また現れた彼女がこの流れをひっくり返す切り札となるか。次巻が楽しみです。
読了日:10月6日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ9  七罪チェンジ (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ9 七罪チェンジ (富士見ファンタジア文庫)感想
七罪との勝負を見事制したものの十香たちを子供の姿に変えられてしまった士道。コンプレックスの塊で本当の姿を隠す精霊七罪を探していくうちに、DEMの陰謀にも巻き込まれていく第九弾。ネガティブモード全開の七罪をデレさせるのはなかなか大変でしたけど、精霊たちやまたもや女装して七罪にメイクまでしてみせた士道たちみんなの頑張りで何とか説得し、危機も乗り切った展開は、ハラハラしながらもなかなか良かったです。しかし追い詰められた中で転身を決断した折紙のその選択が、今後に影を落とさないか少し心配ですね。次巻も楽しみです。
読了日:10月5日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ8    七罪サーチ (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ8 七罪サーチ (富士見ファンタジア文庫)感想
ハロウィンが迫る一〇月一五日。第7の精霊、七罪と遭遇した士道は順調に好感度を上げていたはずが、とあるきっかけで態度が豹変した七罪。十二人のうち彼女が誰に化けたのかを当てる勝負を受けることになる第八弾。ラタトクスの背景も垣間見えつつ、容疑者十二人全員とデートすることになった今回は、ハロウィン姿の四糸乃など個々の魅力がよく出ていて挿絵もビジュアル的によく映えていましたが、折紙さんは相変わらず突き抜けてて流石でした(苦笑)まさかの展開で士道が大変なことになっていましたが、ここからどう解決していくのか楽しみです。
読了日:10月5日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ アンコール (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ アンコール (富士見ファンタジア文庫)感想
精霊たちとデートして再びデレさせろ!?十香、四糸乃、琴里、八舞、そして狂三も登場する短編集。天真爛漫でよく騙されるけど士道をまっすぐに思う十香とか、あそこまでやっても好感度が下がらない折紙の凄まじさとか、四糸乃の花火話とか、誕生日で甘える琴里とか、それぞれの個性がよく出ているとても楽しめた短編集でしたが、最後に出てきた狂三の切ない短編が、ウェディングドレス姿もあったりでとてもインパクトありましたね。本編がシリアスな展開にシフトしつつある中でこういう日常回を短編集で組み込んでくるのはいい試みだと思いました。
読了日:10月5日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ7  美九トゥルース (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ7 美九トゥルース (富士見ファンタジア文庫)感想
美九によって四糸乃、八舞姉妹を支配され、ラタトスクのサポートも受けられず、DEMにより十香もさらわれ絶対絶命の士道の前に現れた狂三と共闘を決意する第七弾。狂三とともにDEM日本支社へ十香奪還に向かうとても主人公らしかった士道ですが、強大な相手に折紙や真那、そして美九に率いられた四糸乃、八舞姉妹も参戦してのまさに総力戦でしたね。精霊の秘密が明らかになって、士道が何者なのかも気になりますが、今巻で狂三が存在感を見せて、デレた美九がこれからも絡んできそうで、でも何より十香が無事戻ってきて良かったなと思いました。
読了日:10月4日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ(6)美九リリィ (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ(6)美九リリィ (富士見ファンタジア文庫)感想
天宮市内の高校が合同で行う天央祭が迫る中、凄まじいほどの男嫌いなアイドルの精霊美久をデレさせるべく、士道が女装で挑む第六弾。美久に接近するために女装した士織が地味にクオリティ高くて、でもそれを即座に見抜く折紙とかは流石ですね(苦笑)しかしDEM社は無茶苦茶なことするわ(ある意味折紙や真那もですが)、美久が暴走して歌声で他の精霊たちや多くの人を従えてしまった挙句、十香まで攫われてしまうとかいう絶望的展開。そんな士道に手を差し伸べたのがまさかの人物で、それが希望を見い出せる展開に繋がるのか、次巻が楽しみです。
読了日:10月4日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ(5)八舞テンペスト (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ(5)八舞テンペスト (富士見ファンタジア文庫)感想
急遽行き先が変更された修学旅行で、士道は二人の精霊・八舞の耶倶矢と夕弦に遭遇し、サポートが受けられないままデレさせるべく挑む第五弾。双子の二人はそれぞれ違った個性があって魅力的な女の子でしたが、十香は十香でなかなかいい感じに存在感ありましたね。しかし毎回確実に何かしらインパクトを残す折紙さん(苦笑)そしてエレンさんを封じる三人娘の実力。。。ついに動き始めたDEM社の動向とか、副司令官の明らかになった実力とか、ラタトスク円卓会議での琴里の発言とか、いろいろ新展開に繋がりそうな要素も出てきて次巻が楽しみです。
読了日:10月4日 著者:橘公司
デート・ア・ライブ(4)五河シスター (富士見ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ(4)五河シスター (富士見ファンタジア文庫)感想
琴里の口から告げられる真実。士道が初めて精霊となった琴里を封印し、折紙の両親が精霊に殺された五年前の事件。タイムリミットはたった一日。琴里を救うためデートする第四弾。事前の水着対決はまさかの結果に(苦笑)十香と四糸乃も加わって、変態副司令がサポートするデートは波乱の予感しかしませんでしたが、十香と四糸乃というコンビは素直になれない琴里とのデートでは結果的にいい方に転びましたね。乱入してきた折紙はいろいろな意味で大丈夫かなあと思いましたけど、今回ギャップ萌え的な魅力を見せてくれた琴里の好感度には納得でした。
読了日:10月3日 著者:橘公司
終末世界のスペルブレイカー (講談社ラノベ文庫)終末世界のスペルブレイカー (講談社ラノベ文庫)感想
エルフにより東京が占拠され人類と敵対する時代。病床の妹のため民間軍事会社に勤める少年アハトが、亡命希望の禁断魔法の鍵を握るエルフの少女ユスティを守る任務を受ける物語。代償の代わりに人間ながら例外的に魔法を使える護衛役のアハトと、そんな彼に守られるユスティが共に過ごしてゆくうちに惹かれ合うようになってゆくストーリーで、殺伐とした展開でもわりと初々しい雰囲気の二人でしたね(苦笑)物語としては分かりやすい展開で、ややあっさりと感じる部分もありましたが、いい感じにまとめあげた読後感は良かったです。次回作にも期待。
読了日:10月2日 著者:高橋びすい
紙透トオルの汚れなき世界 (講談社ラノベ文庫)紙透トオルの汚れなき世界 (講談社ラノベ文庫)感想
夢を叶えてくれる「夢の木」と超能者「継人」が密かに存在する世界。やさぐれたくなるような出来事に立て続けに遭遇した里谷リトが、差別と偏見に満ちた世界を変えようとする少女・紙透トオルと出会う物語。トオルら変革委員会の意図を阻止しようとする生徒会に巻き込まれたリトという構図、好きな女の子・小夜子への想いとトオルを救いたいと思う気持ちで揺れるリトを中心に描かれる人間模様は、やや錯綜気味ながらも相手を想う気持ちが感じられて、最後は良かったなと思える結末でした。次巻も構想あるようなので今後の展開を楽しみにしています。
読了日:10月2日 著者:石川ノボロヲ
暁の女王と塵の勇者 (講談社ラノベ文庫)暁の女王と塵の勇者 (講談社ラノベ文庫)感想
勇者の血を引きながら魔物の気配にすら傷つく致命的な欠点を抱える少年・サーレが、幼馴染の少女・シムルを勇者の血筋の呪縛から解き放つ方法を探すため旅に出る物語。サーレと初代勇者の仲間でありがなら追放された魔女の子孫・オーリアーナとの出会い。そして勇者として魔王を倒す旅に出ていたシムルとの再会から物語は意外な方向に向かいましたけど、お互いを気にかける幼馴染二人に三千年前からの因縁も絡んで、なかなか面白い展開になっていきそうな可能性を感じました。イラストもわりといい雰囲気で次巻がとても楽しみです。期待しています。
読了日:10月1日 著者:安藤白悧
魔境戦区のナイチンゲール (角川スニーカー文庫)魔境戦区のナイチンゲール (角川スニーカー文庫)感想
医神により医術の解放が禁じられた魔境大陸で、医術独占に疑問を持ち反逆者として追われるカルマと、武器商人としてキャラバンを率いつつ医療行為で種族に関係なく助けようとする少女サレナが出会う物語。運命的な出会いを果たした2人が志を同じくするカルマの仲間たちの救出に向かい、その因縁も明らかになっていくストーリーでしたが、登場人物たちもイラスト含めてとても魅力的に描かれていて、物語としても続きを読みたくなる方向性が見えていただけに、今巻で一応まとまってはいましたが、是非続きを読みたいと思った今後に期待の作品ですね。
読了日:10月1日 著者:岬かつみ

読書メーター

 

ではまた。