読書する日々と備忘録

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2022年6月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編

こちらは2022年6月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編です。

文庫14点、ライト文芸7点、文芸単行本13点の計34点の紹介になります。

ライトノベル編はこちら↓

まず文庫の注目作品としては、鯨井あめさんの講談社文庫「晴れ、時々くらげを呼ぶ」、文庫化にあたり大幅な加筆修正でだいぶ完成度があがった「震雷の人」 (文春文庫)、額賀澪さんの「競歩王」、櫛木理宇さんの「虎を追う」(光文社文庫) 、「最後のページをめくるまで」 (双葉文庫) などをセレクト。
またライト文芸では映画化の「今夜、世界からこの恋が消えても」のもうひとつの物語「今夜、世界からこの涙が消えても」 (メディアワークス文庫) 、竹岡葉月さんの新作「犬飼いちゃんと猫飼い先生」 (富士見L文庫) 、宮野美嘉さんの新シリーズ「あやかし姫の良縁」 (小学館文庫キャラブン!) などは注目しておきたいところです。
最後に単行本では圧巻のボリュームながらぐいぐい読ませる小川哲さんの単行本「地図と拳」、今回も著者さんらしさが随所に感じられた櫛木理宇さんの「氷の致死量」、真相に迫る先にあった結末がなかなか衝撃的な「風琴密室」、謎解きが秀逸なひと夏の物語となっている「夏休みの空欄探し」を挙げておきたいと思います。

 

※各作品タイトルのリンクはBookWalkerページに飛びます。

     ↓

晴れ、時々くらげを呼ぶ (講談社文庫) 

震雷の人 (文春文庫) 

競歩王 (光文社文庫) 

虎を追う (光文社文庫) 

最後のページをめくるまで (双葉文庫) 

ミライヲウム (小学館文庫) 

JK (角川文庫) 

お客様のご要望は 設楽不動産営業日誌 (朝日文庫) 

短編アンソロジー 学校の怪談 (集英社文庫) 

手のひらの楽園 (新潮文庫) 

星になりたかった君と (実業之日本社文庫) 

あれは閃光、ぼくらの心中 (文春文庫) 

かか (河出文庫) 

今夜、世界からこの涙が消えても (メディアワークス文庫) 

犬飼いちゃんと猫飼い先生 ごしゅじんたちは両片想い (富士見L文庫) 

あやかし姫の良縁 (小学館文庫キャラブン!) 

葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい (集英社オレンジ文庫) 

あやかし華族の妖狐令嬢、陰陽師と政略結婚する (集英社オレンジ文庫) 

この恋が、かなうなら (集英社オレンジ文庫) 

僕は、さよならの先で君を待つ (ポプラ文庫ピュアフル) 

地図と拳 

氷の致死量 

風琴密室 

夏休みの空欄探し

カレーの時間 

夏鳥たちのとまり木 

AI法廷のハッカー弁護士 

神薙虚無最後の事件 

431秒後の殺人: 京都辻占探偵六角(ミステリ・フロンティア)

431秒後の殺人

 

 

駆け出しカメラマン安見直行が恩人である叔父の死の謎を解き明かすため、失せ物を見つけ出す辻占の達人が主を務める六角法衣店を訪れる連作短編ミステリ。不機嫌で気紛れな探偵役・六角とお人好しのカメラマン直行のコンビで、時には彼ら自身も事件に巻き込まれながら、死亡事故の他殺証明、睨み目の穴蔵の殺人、眠れる映画館の殺人、証明されない白刃の殺人、消えてしまった死者の殺人など、どのようにその不可能犯罪が成し遂げられたのか六角がメインとなって解き明かしてゆく展開で、スマホや電子タバコ、AIなど最新機器を活用したトリックはなかなか興味深かったです。

 

戴天 

エクアドール 

百年厨房 

イーヴィル・デッド 駄菓子屋ファウストの悪魔