21年8月MF文庫J・OVL文庫まとめ - 読書する日々と備忘録

今回は8月MF文庫J/ーバーラップ文庫のまとめです。

内訳は新作1点、シリーズ続刊3点の計4点になります。

まずMF文庫Jの新作としては特殊体質で死んでも生き返る半人前探偵の朔也が助手のリリテアと事件解決に挑む新シリーズ「また殺されてしまったのですね、探偵様」、シリーズ続巻として新メンバー・ネルも加わって新たな局面を迎える「神は遊戯に飢えている。」3巻目と、朱音の才人に対する態度にも徐々に変化が訪れてきた「クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。」3巻目をセレクト。

またオーバーラップ文庫は前巻の壮絶な結末からのノスフィーと奮闘を描く「異世界迷宮の最深部を目指そう」16巻目を読みました。

どれも面白かったのでぜひ読んでみて下さい。

また殺されてしまったのですね、探偵様 (MF文庫J)

また殺されてしまったのですね、探偵様（1）

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てにをは/りいちゅ KADOKAWA 2021年08月25日頃

伝説の名探偵を父に持つ半人前の高校生探偵・追月朔也。なぜか行く先々で殺人事件に巻き込まれてしまう朔也が、優秀な助手リリテアとともに文字通り命賭けで数々の難事件を解決していくミステリ。朔也たちが遭遇するクルーズ客船上での浮気調査、映画館での殺人事件、そしてホテルで起きた連続殺人事件。事件のたびに死んで特殊体質で生き返る朔也を、毎回膝枕で出迎えるリリテアのツンデレっぷりは良かったですけど、名探偵の父より続く因縁の構図は何とも根が深そうで、ここからどう展開を広げていくのか、朔也とリリアナのコンビがこれからどう戦っていくのか、今後の彼らの活躍に期待のシリーズですね。

神は遊戯に飢えている。3 (MF文庫J)

神は遊戯に飢えている。3

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細音　啓/智瀬　といろ KADOKAWA 2021年08月25日頃

ダークスらとの激闘を終えて、ネルを仲間に迎えるべく賭け神との戦いに臨むフェイたち。狡猾な賭け神にネルはあえなく返り討ちされるも、フェイは「想定通り」と賭け神を挑発する第三弾。フェイの起死回生の策、使徒が「神々の遊戯」から帰還できないという異常事態、そして思ってもみなかった規格外の参戦。これまでいなかった脳筋思考タイプのネル加入は、いろんな意味でチーム内の構図に変化をもたらしそうですけど、終りが見えないゲームに乱入者の存在もあったりで、役者が揃った感もあるこの窮地をどう打開するのかフェイの秘策に期待ですね。

クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。3 (MF文庫J)

クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。3

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天乃　聖樹/成海　七海 KADOKAWA 2021年08月25日頃

陽鞠からの猛烈なアプローチが続き、二人の心が揺れ動く中、とある事情で落ち込んでしまう朱音。落ち着かない才人は、朱音を元気づけるため遊びに出かけようと誘う第三弾。夫婦初のデート、朱音にプレゼントするための秘密バイト、その不審な行動に疑惑を抱く朱音。相変わらずな朱音には苦笑いでしたけど、そんな彼女にも確かな変化はあって、才人の歩み寄りが少しずつでも届いてるんでしょうかね。事情を知らないままぐいぐい来る陽鞠をどうするのか、素直で寂しがり屋な糸青も才人大好きだし、何より娘思いの糸青母がガチ過ぎて気になりますね…。

異世界迷宮の最深部を目指そう 16 (オーバーラップ文庫)

異世界迷宮の最深部を目指そう 16

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割内タリサ/鵜飼沙樹オーバーラップ 2021年08月24日

彼の肉体を所持し、『血の理を盗むもの』ファフナーを従える『星の理を盗むもの』ラグネ。一番を目指し突き進む彼女を相手に、全人生を代償としたノスフィーがラスティアラたちとフーズヤーズ城突入作戦を開始する第十六弾。圧倒的な力で立ち向かうものを蹂躙するラグネ。カナミやラグネの過去も明らかになってゆく中で、大切なものを取り戻すため傷つくことも厭わずに突き進む献身的なノスフィーがとても眩しかったです。これだけ激動の展開が続いたわりには納得の決着でしたけど、でもほんとにヤバそうな気がするのはこれからなんですよね...。