今回は7月ガガガ文庫のまとめです。
内訳は新作4点・シリーズ続刊2点の計6点のセレクトになります。
まず2017年11月以来の刊行となった長谷敏司さんの「ストライクフォール」4巻目。正直、続巻を読むのは諦めかけていましたが、久しぶりでも変わらない宇宙でロボットに乗ってスポーツを戦うスケールの大きさ、内外で様々な思惑がぶつかり合う駆け引き、そして競技に賭ける選手たちの熱い思いが凄まじくて、最後まで一気読みせずにはいられませんでした。
新作は共有された夢の中でも生活できる夢信空間が発展した世界を巡る因縁を描いた第15回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作「貘: -獣の夢と眠り姫-」、八目迷さんのこれまた強烈なインパクトを残しそうな青春小説「ミモザの告白」、しめさばさんの推しアイドルとのワケアリ疑似カップル生活を描いた「きみは本当に僕の天使なのか」、発売前から話題だった第15回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞の負けヒロインたちを描いた「負けヒロインが多すぎる!」などなかなか存在感がありました。
また3巻目となった「剣と魔法の税金対策」もますます物語として広がりを見せて今後も期待できそうですね。 他のレーベルとの兼ね合いもあって何でこの時期にこんなに一度に…みたいな思いもありましたが、どれを読んでを後悔しないオールスターラインナップではあります(苦笑)気になる作品があったらぜひ読んでみて下さい。
ストライクフォール4(ガガガ文庫)
貘: -獣の夢と眠り姫-(ガガガ文庫)
ミモザの告白(ガガガ文庫)
きみは本当に僕の天使なのか(ガガガ文庫)
負けヒロインが多すぎる!(ガガガ文庫)
剣と魔法の税金対策3(ガガガ文庫)
点数多くて今回はつい後回しにしてしまいましたが、今巻で完結らしい「シュレディンガーの猫探し」の3巻目もそのうち読みます。