読書する日々と備忘録

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2021年3月に読んだ新作おすすめ本 ライトノベル編

 というわけで3月の新作おすすめですが、

こちらではライトノベルの新作12点を紹介しています。文庫・単行本編はこちら↓

 まず一番のおすすめは野村美月さんのガガガ文庫初作品「元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。」。そして第27回電撃小説大賞<大賞>「ユア・フォルマ」、同じく第27回電撃小説大賞<金賞>「ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います 」あたりは押さえておきたい注目作品です。

また、発売前から注目していたスニーカー文庫の「飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?」、同じく印象的な雰囲気があった「他人を寄せつけない無愛想な女子に説教したら、めちゃくちゃ懐かれた」、著者さん幼馴染もの好きをしみじみ感じた「幼なじみからの恋愛相談。 相手は俺っぽいけど違うらしい」、スニーカー文庫の作品とはまた違う面白さがあるダッシュエックス文庫「会話もしない連れ子の妹が、長年一緒にバカやってきたネトゲのフレだった」、武装メイドに憧れる少女が異世界に転生するファンタジア文庫の「武装メイドに魔法は要らない 」あたりはなかなか良かったと思います。

気になる本があったらぜひ読んでみて下さい。

 

元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。(ガガガ文庫)

有栖川芸能事務所に所属する15歳の女の子ユキノ・レイ。歌手と女優を目指し日々努力しているはずの彼女のもとに、マネージャーの因幡が次々と変わった仕事を取ってくる物語。とある小さな町の広場にある特設ステージで歌う初仕事、思ってもみなかった歌合戦、領主との結婚を阻止する偽婚約者役、初映画出演で求められた役割、十万人相手のコンサート、たったひとりのための舞台など、並行世界や異世界が舞台だったり、依頼主が少し変わっていても、一生懸命に向き合ってお仕事に励むレイの頑張りとそれぞれの結末がなかなか印象的な短編集でした。