読書する日々と備忘録

主に読んだ本の紹介や出版関係のことなどについて書いています

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2020年11月に読んだ新作おすすめ本

というわけで11月に読んだ新作おすすめ本です。11月は新作だとラノベと単行本がちょっと割合的に多めな月でした。全体的にクオリティが高い本が多めで、満足度もなかなか高かったです。

 

ラノベだとスニーカー文庫「お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について」、GA文庫の「週4で部屋に遊びにくる小悪魔ガールはくびったけ!」ファンタジア文庫「世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い」、MF文庫Jの「殺したガールと他殺志願者」あたりは押さえておきたいタイトルです。


キャラ文芸では仲村つばきさんの富士見L文庫「ジギタリスの女王に忠誠を」、新潮文庫nex「それでも、あなたは回すのか」、一般文庫では酒井田寛太郎さんのハヤカワ文庫JAの「放課後の嘘つきたち」、櫛木理宇さんの幻冬舎文庫「殺人依存症」あたりが注目でしょうか。

 

文芸単行本も面白い本が多くて悩ましいところですが、アニメ業界を扱った塩田武士さんの「デルタの羊」、住野よるさんの「この気持ちもいつか忘れる」、青山美智子さんらしさがよく出ている「お探し物は図書室まで」あたりを挙げておきたいと思います。

  

お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について (角川スニーカー文庫)

仕事漬けの毎日にすっかり憔悴しきっていた大手スーパーの文具部門で新任マネージャー・筆塚ヒロト。深夜帰宅後につまみを作って酒を飲むことが趣味の筆塚が、お隣の腹ペコ女子大生・カンナと出会うお仕事小説。憧れの食品部門から異動して戦意喪失気味だった筆塚と、鍵を無くして部屋に入れない腹ペコ女子大生・カンナの運命的な邂逅。酔っ払ったカンナのギャップは興味深かったですが、絶望に直面していた二人が美味そうな深夜メシで意気投合してお互いに刺激を受ける中で、見落としていた大切なことに気づいていく展開はなかなか良かったですね。

 

尽くしたがりなうちの嫁についてデレてもいいか? (GA文庫)