読書する日々と備忘録

主に読んだ本の紹介や出版関係のことなどについて書いています

2020年6月に読んだ新作おすすめ本

6月の新作もなかなか興味深い作品が目白押しでしたが、なんといっても注目は単行本版も同時刊行で復活の野村美月さんの新シリーズ「むすぶと本。」ですね。体調不良でしばらく刊行なかったようですが、7月に講談社タイガでも新刊が刊行になりますし、今後の活躍に期待です。

 

あとは電撃文庫版とはすっかり別物に仕上がっていて、「Unnamed Memory」と分厚い2冊同時刊行で読者に読んでみろとばかりに挑戦してきた「Babel」、あまさきみりとさんの久しぶりの新刊「星降る夜になったら」、ガガガ文庫の「サンタクロースを殺した。そして、キスをした。」「シュレディンガーの猫探し」あたりですか。

 

ライト文芸は今回も印象的な物語だった「明けない夜のフラグメンツ」映画化もされた「水曜日が消えた」、オレンジ文庫で再出発となった「後宮染華伝 黒の罪妃と紫の寵妃」あたり、単行本は今回読んだ作品はどれも面白かったですが、個人的には野崎まどさんの「タイタン」、武田綾乃さんの「どうぞ愛をお叫びください」、逸木裕さんの「銀色の国」を挙げておきます。

 

むすぶと本。 『外科室』の一途 (ファミ通文庫)

本の声が聞こえる少年榎木むすぶ。やきもち焼きの恋人の夜長姫(=本)に激しく嫉妬されながら、本の味方を自認する彼が様々な人と本の問題を解決する学園ビブリオミステリー。学園の王子様・姫倉悠人先輩の協力も得ながら取り組むハナちゃんとの再会を望む「長くつしたのヒッピ」、書店で出会ったとあるラノベの願い、ある本に罹患した少年の苦悩、「十五少年漂流記」と無人島生活といった事件の中で仲良くなった人たちがいて、何より最後の「外科室」の朗読会が迎えた結末が劇的で印象に残りました。彼の物語をまた読んでみたい新シリーズですね。

むすぶと本。 『さいごの本やさん』の長い長い終わり

 

Babel I 少女は言葉の旅に出る (電撃の新文芸)

 

星降る夜になったら (MF文庫J)

 

サンタクロースを殺した。そして、キスをした。 (ガガガ文庫)

 

シュレディンガーの猫探し (ガガガ文庫)

 

君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君 (電撃文庫)

 

邪神官に、ちょろい天使が堕とされる日々 (GA文庫)

 

明けない夜のフラグメンツ (メディアワークス文庫)

 

水曜日が消えた (講談社タイガ)

 

後宮染華伝 黒の罪妃と紫の寵妃 (集英社オレンジ文庫)

 

呪殺島の殺人 (新潮文庫nex)

 

ブルーネス (文春文庫)

 

緑の窓口 樹木トラブル解決します (講談社文庫)

 

ループ・ループ・ループ (宝島社文庫)

 

私の彼は腐ってる (中公文庫)

 

タイタン

 

どうぞ愛をお叫びください

 

銀色の国

 

あなたに会えて困った

 

まだ温かい鍋を抱いておやすみ

 

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湯けむり食事処 ヒソップ

 

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