読書する日々と備忘録

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まだまだ巻数少なめ!オススメラノベファンタジー26選

以前、オススメファンタジー作品を紹介したところ思ったよりも反響があって、今でも検索でわりとこの記事にアクセスがあるようです。

yocchi.hatenablog.com

実は以前記事に掲載したアイテム以外やそれ以降にも、実はオススメできるファンタジー作品がたくさん出ていて、今回いい機会だと思い巻数少なめのオススメ作品ということで第二弾を作ってみました。前回紹介したシリーズを除いてセレクトしても25作品くらい残って、最初そこからさらに削ろうかとも考えたのですが、今回は思い切って一気に紹介したいと思います。

 

まずは電撃文庫2点。

 大国アリオンへ人質同然で送り出されていたアトール公国の第二公子レオが、時代の転換期に三人の仲間と運命の出会いを果たし、自ら一歩を踏み出す物語。レオと運命の出会いを果たす三人と、鬱屈した想いを抱えていた宿敵との邂逅と因縁があり、ここまで積み上げられていったエピソードが結実して、物語が大きく動き出してゆく展開を見たらこれはもう期待せざるをえません。運命の出会いを果たしたレオたちがどのような物語を紡いでいくのか楽しみな作品です。現在2巻まで刊行。

乙女な王子と魔獣騎士 (電撃文庫)

乙女な王子と魔獣騎士 (電撃文庫)

 

 母を処刑した王に近づき復讐するため、騎士学校に通っている異端の種族スロカーヴの生き残りジュダが、転入してきた眉目秀麗な王子ラウディと出会う物語。密かに王を仇と狙うはずが、近くで過ごすようになった王子が実は女の子だったとか、自分の正体を知らないままラウディの存在がだんだん大きくなっていって、その父王という存在の狭間でジュダが葛藤する展開はベタベタですが、だがそれがいい(苦笑)様々な運命の巡り合わせの結果、王子の剣として共に歩むことになったジュダとラウディの今後がどうなるのか、今後に期待な作品。11月に2巻刊行予定。

 

スニーカー文庫は5点

 人間が規格外の獣に蹂躙されて滅んでしまった世界。かつて少女と必ず帰ってくるという約束を守れず、数百年の眠りから覚めた唯一生き残っている人間ヴィレムが、獣を倒すために戦う妖精少女たちに教官として関わってゆく物語。冒頭での印象的な出会いからの再会というありがちなスタートでしたが、最初は彼女たちに対して醒めていたものの、死ぬ覚悟で戦いに赴く妖精たちのことを知っていくうちに、彼女たちのために何かできることがないか奮闘していくようになる物語は王道ながらとてもいいですね。現在3巻まで刊行。

天空監獄の魔術画廊 (2) (角川スニーカー文庫)

天空監獄の魔術画廊 (2) (角川スニーカー文庫)

 

 絵画きの少年リオンが罪を着せられて『魔王の絵画』が封じられる『天空の大監獄』に閉じ込められてしまい、与えられた看守の役割を果たしつつ、出会った囚人の少女たちと協力して脱獄の機会をうかがう物語。様々な事情を抱え『魔王の絵画』をその身に封じられてしまった囚人の少女たちも、お姉さんキャラに見えて実はチョロインだったキリカだったり、元詐欺師ながらも心優しいレオナなどそれぞれが魅力的で、リオンもまた熱い心でその想いに応える絆がとてもいいですね。リオンや監獄を巡る謎もまだありそうで魅力的なヒロインも今後増えそうな期待の作品。11月に3巻刊行予定。

異界の軍師の救国奇譚 (角川スニーカー文庫)

異界の軍師の救国奇譚 (角川スニーカー文庫)

 

 器用貧乏すぎてモテない高校生・大地耕が魔法のある異世界に召喚され、自称女神の幼女に「救世主として世界を救え」と宣告される物語。異世界で特殊な能力に目覚めなくとも、持ち前の多彩な家事スキルとやれることをやろうの精神で、予見された王女のバットエンドを回避すべく、機転を利かせて目の前の問題に前向きに取り組んでいく耕の姿勢がいいですね。軍師と聞いて想像するような戦記モノではなかったですが、そんな彼に感化されていく訳ありドジっ子メイドのティアや護衛師キリカといったキャラも存在感があって楽しく読めます。現在3巻まで刊行。

 異世界召喚された先で魔王に助けられ、腹心の大元帥として名を馳せていた平凡な中学生・ケータが、人と魔族の和睦後に今度は元の世界に戻る方法を探すために召喚学院に通う物語。与えられた強大な魔力は封じていて精霊召喚術はうまく使えないケータが、その正体を隠しながら人類や魔王軍の思惑に巻き込まれていくストーリーになりそうで、最初は仲違いしていたヒロインたち同級生との絆を深めていった今後、どういう展開が待っているのか楽しみですね。人に変身するミケも可愛くて、今回は冒頭登場しただけの美しい魔王の思惑や再登場にも期待です。

魔境戦区のナイチンゲール (角川スニーカー文庫)

魔境戦区のナイチンゲール (角川スニーカー文庫)

 

医神により医術の解放が禁じられた魔境大陸で、医術独占に疑問を持ち反逆者として追われるカルマと、武器商人としてキャラバンを率いつつ医療行為で種族に関係なく助けようとする少女サレナが出会う物語。運命的な出会いを果たした2人が志を同じくするカルマの仲間たちの救出に向かい、その因縁も明らかになっていくストーリーでしたが、登場人物たちもイラスト含めてとても魅力的に描かれていて、今巻で一応まとまってはいましたが、物語としても方向性が見えていただけに今後に期待の作品ですね。

 

MF文庫Jからは2点。

 竜人によって人類が追い詰められている世界で、とある村を守る剣聖女・メルシオーネと出会い主従契約を結んだシノビ・サビトが二人でドラゴンと戦うバトルファンジー。特殊な存在であることを隠しながらわりと天然で無防備なメルと、実力はあるけど朴念仁なサビトの二人が出会って、相性の良さを感じさせる会話を積み重ねて少しずつ距離感が変わったり、悲壮な決意を抱えがちなメルをサビトがしっかりと支える構図がとてもいいですね。10月に3巻刊行予定。

 亡国の地トレントから大国に反旗を翻した失地王の下、魔剣の軍師ジュリオが集めた英雄たちと立ち上がるファンタジー戦記。英雄たちはなぜかことごとく残念な性格で、日常は突っ込まれることの多い展開になりがちでしたが、そんな彼ら彼女らも戦場では大活躍したり、戦闘パートもしっかり描かれていたり、それだけで終わらずにうまくメリハリを効いています。シリアスな展開の戦記ものが多い中ではやや異色の存在ですが、登場するキャラたちも魅力的に描かれていて面白いですね。現在3巻まで刊行。

 

ダッシュエックス文庫から1点

 訓練学校でぼっちだったがゆえに訓練に明け暮れ、飛び級で卒業し軍人となった准士官ハイジが、強大な異能の力「魔性」を持つ鏖殺公女サクラの侍官に任命される物語。最初は汚部屋に住んで人を寄せ付けない彼女のありように戸惑いながらも、強大な力を持つがゆえに一人で戦う彼女が抱え込む孤独や辛さに気づき、飛び出して彼女の傍で共に奮闘するハイジの心意気がいいですね。テンポよく進む展開に脇を固めるキャラも個性的で、不器用な彼女とハイジの今後も気になります。10月に4巻刊行予定。

 

ガガガ文庫から1点

七日の喰い神 (ガガガ文庫)

七日の喰い神 (ガガガ文庫)

 

 人間に害を為す禍々しい神々マガツガミと祈祷師が戦う世界。元祈祷師の古川七日と喰い神の少女ラティメリアが、依頼を受けて神々を葬っていくダークファンタジー。目的のため彼女の力を必要とする七日と、彼が死んだら喰らう約束をするラティメリア。相棒と呼ぶには微妙な関係の二人ですが、その繊細な距離感の描写がとてもいいですね。世界観や登場人物たちも魅力的で、特に可愛らしさと残酷さを兼ね備えたラティメリアがよく動き、素晴らしいイラストともマッチして存在感がありました。二人と宿敵の因縁も明らかになって今後に期待の作品。

 

GA文庫から4点

セイクリッド・クロニクル (GA文庫)

セイクリッド・クロニクル (GA文庫)

 

 戦場で裏切られ致命傷を負った帝国六大凶殺の一人レキが、敵対する王国の姫騎士マリアに命を救われ、共に生きることを選ぶファンタジー英雄譚。英雄として戦に生きてきて恋愛経験ゼロ、混乱したり皮肉な運命に翻弄されながら、不器用なりに思いをぶつけたり嫉妬したりするマリアと、そんな彼女に恩義を感じ、彼女の思いに真摯に応えようとする天然なレキのやりとりが、周囲も生暖かく見守る甘さでとても素晴らしいです。敵国の姫騎士に仕えたことでレキに血の絆を感じる他の六大凶殺(みんな女性)との因縁も出てきそうで今後に期待。11月に2巻刊行予定。

イレギュラーズ・リベリオン 1.王者の紋章 (GA文庫)

イレギュラーズ・リベリオン 1.王者の紋章 (GA文庫)

 

 紋章騎士の養成学校へ歴代最高成績で入学し最強部隊で活躍しながら、今は落第生で落ちこぼれ部隊の隊長となっているハンティスが仲間たちとともに再び立ち上がる物語。序盤の落第生・ハンティスや部隊の現状と、並行して描かれる存在感のあった伝説の第00部隊が比べられるのは厳しいと感じましたが、過去の悲劇を転機に後半は葛藤しながらも再び立ち上がるハンティスと彼を立ち上がらせたマロン、遅れてきたヒロインのサヤが物語を引っ張り、部隊の面々も頑張って盛り上げました。今巻でようやくリスタートのスタートラインに立ったばかりですが、これからの展開に期待。11月に2巻刊行予定。

 異世界に飛ばされた魔術師・秋輔が傭兵に殺されそうになっていた王孫・カティアに出会い、彼女に常識を覆す意外な作を授け共に戦うことを約束する物語。魔術師である秋輔は突出した力の持ち主で、そんな彼に師事し助けてもらうちに、秋輔に一緒にいて欲しいと望むだけだった善良で非力な姫が、現状を打開するために自ら仮面の魔導師として立ち上がろうと決意する展開は、王道ながらなかなか良かったです。主要キャラたちはそれぞれが因縁を抱えていて、こちらの世界の事情と異世界から飛ばされてきた魔術師たちの思惑が交錯する今後に期待。

幻葬神話のドレッドノート (GA文庫)

幻葬神話のドレッドノート (GA文庫)

 

 一族を神話級幻獣に滅ぼされ、全ての神話級幻獣を滅ぼす方法を探るために養成校に入学した御霊志雄とその嫁・日輪の物語。入学式早々新婚宣言したり惚気けたりとバカップル全開の二人でしたが、一方で二人は血の滲むような特訓で突出した存在でもあり、志雄は一族の仇を討つため、傍らに立つことを選んだ日輪も一族のしがらみを乗り越えてきていたりで、イチャイチャだけで終わらずに適度な緊張感もあるバランス感覚がよかったです。因縁の再会を果たしたバトル面も強敵相手に二人で力を合わせて討滅するならではの展開に大満足。続編に期待大です。

 

一迅社文庫から1点

銀炎の七ツ姫と七禍の王子 (一迅社文庫)

銀炎の七ツ姫と七禍の王子 (一迅社文庫)

 

 王国第二王子シオンが王国を支える魔術師「七ツ姫」の一人・七歌と婚約を果たした日、七歌から突如七日後に死ぬ呪いを掛けられ、その呪いを解くために七歌を追う物語。しっかり者の侍女カティに支えられつつも放蕩王子と呼ばれ庶民に慕われるシオンと、彼を倒すためだけに育てられた真っ直ぐで不器用な七歌。命を賭けた戦いを重ねながらお互いを知り、心を通わせていく悲劇的な運命の二人でしたが、紆余曲折の末に迎えたこの物語らしい決着はとても良かったです。これから他の七ツ姫も登場しそうで、どのような形で絡んでくるのか今後に期待。

 

講談社ラノベ文庫から1点

暁の女王と塵の勇者 (講談社ラノベ文庫)

暁の女王と塵の勇者 (講談社ラノベ文庫)

 

 勇者の血を引きながら魔物の気配にすら傷つく致命的な欠点を抱える少年・サーレが、幼馴染の少女・シムルを勇者の血筋の呪縛から解き放つ方法を探すため旅に出る物語。サーレと初代勇者の仲間でありがなら追放された魔女の子孫・オーリアーナとの出会い。そして勇者として魔王を倒す旅に出ていたシムルとの再会から物語は意外な方向に向かいましたけど、お互いを気にかける幼馴染二人に三千年前からの因縁も絡んで、なかなか面白い展開になっていきそうな可能性を感じました。イラストもわりといい雰囲気で今後に期待。

 

HJ文庫から1点

成り上がり英雄譚 屑星皇子の戦詩 (HJ文庫)

成り上がり英雄譚 屑星皇子の戦詩 (HJ文庫)

 

 宝具を扱えない欠陥から帝国の屑星と見下される存在だった第五皇子ラウル。そんな彼が政略結婚の駒として小国の美しき姫君ルシアへ婿入りするのを機に始まる屑星の快進撃。亡き兄の志を受け継いで、愚鈍を装いつつ文武の才を磨いていたラウルが、政道を正そうと立ち上がるという王道展開。実は夢見る乙女だったルシアのツンデレっぷりとか、立ちはだかった異母兄のテンプレな悪役ぶりとか、ベタといえばベタなんですが、脇を固めるキャラたちもしっかりと存在感があって、ここからどう物語を展開していくのか今後が楽しみな作品です。

 

メディアワークス文庫から1点

 人間と獣人との戦いで命を落としかけたシンが、狐の話術士カズラに助けられて自らも話術士となり、狼の部族の若き族長の少女レアと出会うレトリック・ファンタジー。些細なきっかけから熊の部族と紛争状態にありながら、内部抗争状態にある狼の部族に乗り込むシンと、彼に助けられるだけでなく自らも成長していくレア、そして熊の部族若頭グスタフも交えて戦いの回避に奔走するギリギリな駆け引き、真摯な思いが心を動かす展開も緊張感があって良かったですね。少し切なくなる感傷めいた思いも感じる終わり方でしたが、10月に続刊が刊行予定とのことで今後が気になります。

 

その他Web小説発の作品5点。

 近隣にその名を知られる冒険者の青年デイルが、森の中で拾った幼き魔族の少女・ラティナと共に生活するようになって親バカになってゆくアットホームファンタジー。訳ありっぽい片角のラティナは聞き分け良くとても出来た子で、確かにあんな存在がいたら親バカになるのも仕方ないと思いました(苦笑)時折悲しい出来事もあったりましたが、ほのぼのベースの誰かのために頑張ろうとする展開はとてもいいと思いますね。是非続巻に期待したい作品です。現在2巻まで刊行。

 宝石店を営む店主スプートニクと宝石吐きの少女・クリューが、彼女の体質もあっていろいろ不思議な出来事に巻き込まれていく物語。クリューは奴隷のような毎日から自分を助けだしてくれたスプートニクを慕うものの、子供扱いされたり意地悪だったり、不用意な言動も多くてぷりぷりする毎日。でもそんな彼も彼女の危機には何を置いても最優先で奔走するんですよね。ちょっとしたやりとりに幸せを感じるクリューがとても可愛くて、恋人でも保護者でもないそんな二人のお互いを大切に思うほんわかした距離感や、物語の雰囲気がとてもいいと思いました。

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし

 

北欧の雪国貧乏伯爵リツハルドが、退役することになった男前の女性軍人ジークリンデに夜会で一目惚れし告白、一年のお試し婚を条件に一緒に暮らし始める物語。読んでみて表紙を見比べてあれ?と思ったのは私だけじゃなかったみたいで(苦笑)率直で飾らないジークとの一緒の生活を楽しいと思うリツと、きちんと女の子扱いしてくれて対等に見てくれるリツの優しさを好ましく思うようになっていくジーク。不器用な二人がお互いの様子を伺いながら少しずつ距離を縮めていく奥ゆかしさがとてもいいですね。大変そうな生活ですが今後の展開が楽しみです。

青雲を駆ける 2 (ヒーロー文庫)

青雲を駆ける 2 (ヒーロー文庫)

 

父に師事して野鍛冶の修行を続けていたエイジが、記憶喪失となって青銅器が使われている時代の異世界に迷い込むファンタジー。若くて美しい未亡人タニアに拾われて、村の鍛冶師として生きていために便利な道具を作ったり、耕作を改善したりが物語のベースで、知識や技術の優位こそあるものの、地道に試行錯誤を重ねながら成果を積み上げていく構成は、派手さこそないものの好印象でした。できることばかりでなくできないこともあったりで、全体としては専門的になり過ぎない内容がほどよい感じですね。現在2巻まで刊行。

 花街の薬師だったのをさらわれて後宮で下働き中の娘・猫猫が、薬師としての能力を美形の宦官・壬氏に見込まれ、後宮の事件や噂を解決する物語。中華風の後宮にいるものの特に出世を目指すわけでもない猫猫はわりとさっぱりとした性格で、周囲が色めき立つ美貌の壬氏にも醒めた視線を向けるわけですが、そんな猫猫を壬氏が何となく気にかけている構図が面白いですね。狭い世界で繰り広げられる事件に、薬と毒には並々ならぬ執着とこだわりを見せて謎解きに挑む猫猫、彼女を取り巻く登場人物たちも魅力的で、テンポの良いやりとりを楽しく読めます。現在4巻まで刊行。 

 商店街の一角にある食堂「洋食のねこや」。一見普通の食堂「ねこや」が毎週土曜日の定休日、異世界と繋がって異世界の住人が訪れ、その料理に舌鼓を打ったり、エピソードが語られていく物語。様々な事情を抱えた人々・亜人・ドラゴンや吸血鬼までが、メンチカツ・エビフライ、さらに豆腐ステーキ・お好み焼き・パフェといった洋食でなさそうなものまで、一度訪れるとメニューの味が忘れられずに常連となっていく姿が綴られていますが、読んでいるとその描写にとにかくお腹が空いてきます(苦笑)そんな強烈に胃袋を刺激する物語です。現在2巻まで刊行。

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いI」
 

 本がないと生きていけない女子大生・麗乃が、書籍が高価でほとんど存在しない中世風の異世界に転生し「本が読みたい」という一念でどうにかしようと奮闘するビブリア・ファンタジー。6歳の虚弱少女・マインとしてのスタートで、今いる世界の事情も分からないなど相当なハンデがありながらも、母親仕込みのスキルを活かして生活環境改善を目指したり、目標に向けて幾多の失敗にもめげず周囲も巻き込みながら紙作りに向けて邁進していく姿がとても可愛らしく、楽しかったです。先の長い物語になりそうな予感ですが、楽しみな作品です。12月に5巻目が刊行予定。

 

以上、たくさん紹介してしまいましたが、それぞれ魅力を持った面白い作品だと思います。興味を持った作品があったら是非一度読んでみてください。

 

ではまた。