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読書する日々と備忘録

主に読んだ本の紹介や出版関係のことなどについて書いています

「好きなライトノベルを投票しよう!! - 2016年下期」に投票します。+α

今回も「好きなライトノベルを投票しよう!! - 2016年下期」に投票したいと思います今回はわりと対象商品が広くてどんな作品がランクインするのか楽しみですね。

 

今回投票アイテムを選定するにあたって、先日以下のエントリを作りましたが、

 

これと被っても面白くないので、ここで選んだアイテム以外からセレクトすることにしました。これはこれで自分が読んで面白かったので、オススメしたいと思えるものです。

 

エントリーとしては10作品を選びましたが、いい機会なので+11冊分紹介しちゃいます(単にいろいろオススメしたいだけですw)。一応今回のエントリー対象作品の中から選んだので、もし気になるような作品があったら是非手にとって読んでみてください。

 

【以下投票アイテム】

 亡くなった義妹の願いを胸に、どん底から這い上がってヴィヴィ・レインを探す旅に出た少年・ルカが戦いの中で3人の少女と運命の出会いを果たす恋と会戦の物語。再会した幼馴染の天才操縦士・ミズキ、王国軍を急襲した義妹と瓜二つの人造人間・アステル、そして二人きりの逃避行でルカに惹かれ、敗色濃厚な形勢をひっくり返したのを目の当たりにした斜陽の王国の王女・フィニア。それぞれ抱えるものがあり、強い因縁を匂わせながらも袂を分かった彼らが今後どんな物語を紡いでゆくのか。どうなるのか目が離せない、今後に期待大の新シリーズですね。17年1月に2巻刊行予定。

【16下期ラノベ投票/9784094516340】

我が驍勇にふるえよ天地 ~アレクシス帝国興隆記~ (GA文庫)

我が驍勇にふるえよ天地 ~アレクシス帝国興隆記~ (GA文庫)

 

 防衛戦の最中に味方の裏切りに遭い、師とも仰ぐ叔母と故郷とも言える領地を失ってしまった吸血皇子・レオナートが、仲間を集め再び立ち上がるファンタジー戦記。貴族たちが権力争いに明け暮れて内憂外患を抱える斜陽の帝国、その中で失ったものを取り戻すために地道に準備していたレオナートと仲間たちがついに迎えた転機。レオナートと彼を支えるシェーラを始めとする群像劇ならではの登場人物たちはそれぞれ存在感があって、今回の因縁にきっちりと決着を付け、裏で暗躍する存在も明らかにしてゆく展開は良かったです。今後の展開が楽しみのシリーズです。現在3巻まで刊行。

【16下期ラノベ投票/9784797387391】

 イベントでコスプレイヤー乃木乃ノ香(14歳)と知り合い、ファンだった彼女に家に手伝いに来てもらうようになったプロ絵師・京橋悠斗と、曲者揃いの仲間たちとのドタバタな日常。作中では絵師さんの描くことは楽しくても大変なことも多いその生活や、なるほどなと思うリアルな事情などもいろいろ語られていて、懇意にする個性的な濃い仲間との繋がりや彼らのために奔走する姿にはいいやつだなあと思いましたけど、そんなつもりはなくても14歳との日常は傍から見たら通報待ったなしですね(苦笑)話としてもなかなか面白くなりそうで続巻に期待。

【16下期ラノベ投票/9784040687537】

ディエゴの巨神 (電撃文庫)

ディエゴの巨神 (電撃文庫)

 

 新大陸発見に沸き立つ変革の時代。密かに陰陽術の研究に励む海洋国家スピネイア王国の青年ディエゴが、腐れ縁の友人アルバロと共に新大陸遠征軍の船に乗り込む物語。遠征軍を撃退する森を守る巨神の存在と欺かれた原住民たちの不信、そしてディエゴの悔恨と彼を取り巻く複雑な因縁。理想を持つがゆえに現実に思い至らない面もあったディエゴでしたけど、レラやローゼンといった原住民たちと交流するうちに自分のなすべきことを見出してゆく展開は、新大陸と旧大陸の間で新たに時代を切り開こうとする熱い想いがぶつかりあってとても面白かったです。

【16下期ラノベ投票/9784048924894】

剣と炎のディアスフェルド (電撃文庫)

剣と炎のディアスフェルド (電撃文庫)

 

 超大国アルキランに突如侵攻されたイアンマッド王国。和議と引き替えに人質として赴くことになった国王の長男王子ルスタットと、残されて次々と危機に見舞われる弟王子レオームの二人の王子の物語。神話的な超越した力と、人が技術を覚え始めた端境期の世界観で、周囲で引き起こされる危機的状況に否応もなく巻き込まれてゆく弟レオームと、アルキランの先進的技術に触れつつ伝説の存在となってゆく兄ルスタットの数奇な運命はとても興味深いですが、それぞれの道を歩み始めた二人がどのような形で再会することになるのか今後がとても楽しみですね。17年2月に2巻が刊行予定。

【16下期ラノベ投票/9784048923941】

少年時代の突然の相棒喪失で、幼馴染の渚にも呆れられ、悪友の卓と不毛な日々を送る楠田幸斗。そんな彼のもとに突然その佐原剣が再び転校してきて、バッテリーを組むために野球部に加入しようと奮闘する物語。怠惰な日々を送っていても、もう会えないと思っていた相手に「お前とバッテリーを組みたいから戻ってきた」とか言われたり、小さい頃の仲間たちが再集結とかそりゃ燃えますよね(でも身体はついていかないみたいなw)ベタだけど今後に期待したくなる泥臭くとても熱い展開でした。ツンデレでチョロインな幼馴染との今後もとても楽しみです。

【16下期ラノベ投票/9784048922487】

友達いらない同盟 (講談社ラノベ文庫)

友達いらない同盟 (講談社ラノベ文庫)

 

 妙なこだわりで高校で友達ができない新藤大輔に、存在感のないクラスメイト澄田が持ちかけてきた困ったときに助け合う「友達いらない同盟」そんな同盟から始まる二人の物語。それぞれが複雑な家庭事情を抱えてはいるけれど、一見同じようでいてまるで対照的な新藤と澄田。グループから浮いた城ヶ崎も加わって三人で楽しそうに見えたのに、なぜか澄田が距離を置くようになってゆく危機的状況でしたが、本音で引き留めようとする新藤の提案はかなり無茶苦茶でしたね(苦笑)このレーベルでたまに出てくる不思議な魅力のある物語でした。

【16下期ラノベ投票/9784063815719】

インスタント・ビジョン 3分間の未来視宣告 (角川スニーカー文庫)

インスタント・ビジョン 3分間の未来視宣告 (角川スニーカー文庫)

 

 未来に3分間だけ自分の意識が飛ばされる奇病「夢現譜症候群」のパンデミックで大混乱に陥りがちな世界。殺人鬼になる未来視を見たレオが相棒の少女・ティアと出会う物語。未来視を知られているがゆえに難しい立場にあるレオと謎めいた立ち位置のティア。パンデミックを発生させる犯人を追う中で異能を用いた熱く勢いのあるバトルと、それぞれの立ち位置での正義が対立するシリアスな世界観はなかなか面白くて、そんな中で揺れる相棒・ティアとの信頼関係を再構築してゆく過程が著者さんの真骨頂なのかなと(苦笑)続巻期待したい新シリーズですね。

【16下期ラノベ投票/9784041051306】

いま、n回目のカノジョ (ファンタジア文庫)

いま、n回目のカノジョ (ファンタジア文庫)

 

 幼馴染の刻坂詩音が巻き起こすループにたびたび巻き込まれる毎原和人。無自覚に唐突に繰り返される日常を諦めて受容していた和人たちの前に、同じくループを自覚する転校生の美少女・神崎が現れるループ系青春小説。ループを引き起こすのに認めない天然な詩音と、いろいろツッコみつつも幼馴染のために奔走する和人、一見クールビューティなのに実は口下手で不器用な神崎のやりとりがじわじわくる感じで、繰り返されるドタバタで楽しい日常を許容しつつあった彼らに起きるひとつの転機と真相はきれいにまとまりましたが、続巻に期待したい作品です。

【16下期ラノベ投票/9784040721675】

幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。 (カドカワBOOKS)

幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。 (カドカワBOOKS)

 

 田舎町のおんぼろな自動販売機に取り憑いた着物姿の「自動販売機の精」。幼い頃に彼女と最悪の出会いをした神主の息子が、やがて彼女への想いを自覚する恋の物語。少年にしか姿が見えない、世間知らずだけれどとても優しい彼女と共に過ごすうちに、惹かれてゆくことを自覚し密かに苦悩したり迷走する少年。彼女が宿るおんぼろ自動販売機が危機的状況を迎えるまで随分遠回りしたなあとも思いましたが、それでも真摯に想う彼女を助けるため家業まで巻き込むなりふり構わない彼の奔走に、神様も粋な計らいをしてくれた素敵な物語でした。

【16下期ラノベ投票/9784040720159】

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以下、投票対象からは外れてしまいますが、オススメとして紹介。

 育ての親ルイジアが遺したボロ宿で借金取りに追われるラザロ。そんな彼のもとに北の王国随一の竜砲騎士だったルイジアの姪マデリーンが現れ、一緒に宿の再建を目指すことになる物語。見た目は金髪碧眼の美女で真摯な性格も、世間知らずで何をやらせてもポンコツなマドリーン。そんな彼女に振り回される日々に、借金取りや彼女を連れ帰ろうとする竜砲騎士見習いレティシア、さらにはルイジアと密約を結んでいた大海賊まで現れてドラバタ具合が加速してゆく展開はとても面白かったです。彼女の魅力で人が集まる(目標だけは壮大な)宿屋の今後に期待。

獅子皇と異端の戦巫女 (ファミ通文庫)

獅子皇と異端の戦巫女 (ファミ通文庫)

 

 「災禍の翠蛇」復活の兆候がある中、対抗できる力を持った凪姫たちが消息を絶ったことが明らかになり、彼女たちを率いる獅子皇・ウィズが唯一残る凪姫・メロフィーユと共に凪姫たちを探す旅に出る物語。消息を絶ったことが明らかになった五人の凪姫。彼らが旅先で出会った異世界から強制召喚された魔王・デミシア、災禍の翠蛇復活のためには手段を選ばない黎明衆の存在。メロフィーユにはヒロインたちの軸になる存在感がありますが、戦友の凪姫たちもまた様々な事情を抱えていそうですし、面白くなりそうな雰囲気は十分感じられたので続巻に期待。

白き姫騎士と黒の戦略家 (講談社ラノベ文庫)

白き姫騎士と黒の戦略家 (講談社ラノベ文庫)

 

 王太子レオンハルトを支え王国を発展させていく未来を夢想していた若き騎士ジーク。隣国の侵攻で王太子を喪った彼が、犬猿の仲である妹姫リーゼロッテとともに仇敵の勇者王ベルトランに立ち向かうファンタジー戦姫。規格外のベルトランの力に敗北した王国軍の殿を引き受けたジークとそこに押しかけたリーゼロッテ。大軍相手に寡兵で向かうため手段を厭わずにベルトラン打倒を狙うジークと、あくまで騎士道を重んじる彼女が対立しながらも同じ目的を果たすために力を合わせて打倒を目指してゆく展開はなかなか面白かったです。

 別居中の妻を事故で亡くし、高校生の一人娘・美嘉との関係は冷えきったままの不動産屋社長・幸一郎。そんな時3人の思い出の動物園が閉園危機にあると知り、美嘉の笑顔を取り戻すため何の知識もないまま動物園再建を決意する物語。最初は家族のためだったはずが、いつの間にか仕事一辺倒の状況にすれ違ってしまった関係。一縷の望みを託し動物園再建へ奔走してしまう幸一郎は本当に不器用だと思いましたが、その苦難にも諦めず立ち向かう姿に周囲も協力してくれて、どうにか修復に向けた一歩を踏み出せたことにとても温かい気持ちになれました。 

 京都・姉小路通沿いにある仕出し&弁当屋「ちどり亭」。店主の花柚さんと彼女に料理を教わるバイトの大学生・彗が、お弁当を作りながら周囲の人たちと交流してゆく物語。家付き娘で毎週お見合いをして人脈を広げている残念な花柚さんと、同級生に密かに恋する彗の二人で読んでいるだけでも美味しそうな料理を作りながら、お弁当を作る手助けをしたり、一緒に花柚さんの師匠を看取ったり、そして花柚さんの元婚約者との切ない関係だったり、不器用でなかなか素直になれない人たちの一途でくすぐったい気分になる優しい思いに満ちた素敵な物語でした。

青の数学 (新潮文庫nex)

青の数学 (新潮文庫nex)

 

 数学オリンピックを制した女子高生・京香凜と、雪の日に偶然出会った高校生の栢山。「数学って、何?」と問いかける彼女に意識され、それに触発されるように栢山もまた数学にのめり込んでゆく青春小説。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。そこで他校のライバルたちと出会い競う中で、香凜に対する答えを探す栢山。立ち位置が違う友人たちや考え方が異なるライバルたちと対比させながら、理由も分からないままひたむきに数学に向き合い続ける栢山の姿はとてもまっすぐで、それもまた青春のひとつの形なのかなと思えますね。現在2巻まで刊行。 

ブラック企業に勤めております。 (集英社オレンジ文庫)

ブラック企業に勤めております。 (集英社オレンジ文庫)

 

 イラストの仕事だけでは食べていけず、夢破れて生きるために親に内緒で地元タウン誌を発行する会社の事務員として採用された夏実。その個性的な面々が集うブラック企業ぶりを描くお仕事小説。周囲の同僚がだらしない人たちで振り回されたり、仕事をスムーズに動かすために始発で行って仕事とか考えるあたりが、すでにもう重症だなと思わなくもないですけど、それはそれとして社会人として仕事をしっかりこなす夏実だからこそ周囲から信頼されるのも納得ですね。大変なことに巻き込まれましたが、林さんとの今後が気になるので続刊に期待したいです。

きみの分解パラドックス (富士見L文庫)

きみの分解パラドックス (富士見L文庫)

 

 物をバラバラにすることに対して人並み以上の情熱を持つ異質な少女・天使玲夏と、彼女の幼馴染で何よりも平穏を望む少年・結城友紀が総合パズル研究同好会へと入部し、同好会のメンバーと“アドレス”と呼ばれる犯人による、バラバラ連続殺人事件の謎を追う物語。独特な行動基準で動く彼女をきちんと理解してフォローしている友紀は、口ではいろいろ言ってもお互いにかけがえのない存在なんだろうなと(苦笑)一見サイコさんな玲夏も友人には優しくて、ささやかな目標を手帳に書いてる一面は可愛いかったです。続編あるならまた読んでみたいですね。

 交通事故に遭い入院していた大学生の明良。退院の日に身に覚えのない彼の彼女だと自己紹介する女の子・一夏に出会う、二人のひと夏の物語。自分は覚えていなくても周囲は明良の彼女と認識している状況。積極的な彼女と共に過ごすうちに徐々に惹かれてゆく明良と、一緒に見上げた星空を取り戻すためさらに踏み込んでゆく一夏。思い出せそうで思い出せなかった真実はとても悲しい出来事でしたけど、不思議な縁と予感によって止まっていた時間も再び動き出し、これまで支えてくれた想いにもようやく気づくことが出来た切ないながらも素敵な物語でした。

イマジナリ・フレンド (ハヤカワ文庫JA)

イマジナリ・フレンド (ハヤカワ文庫JA)

 

 リアルではぼっちでも空想の友達「イマジナリ・フレンド」の美少女・ノンノンと楽しい日々を過ごす大学生やまじ。現状に小さな不安を感じた彼女が、似たような人々が集まるカンパニーへと彼を誘う物語。カンパニーで二人が知ったイマジナリ・フレンドとの様々なありようと、大人になると別れを迎える空想の友達との関係。大学では相変わらずキモい行動で周囲から浮きがちなやまじにも、その関係を大切にしてくれる人たちができて、絶対に失いたくない関係を取り戻そうと奔走した結末には、これもまたひとつのありようだと思える納得感がありました。

悪辣執事のなげやり人生 (レジーナブックス)

悪辣執事のなげやり人生 (レジーナブックス)

 

 不運もありいったん工場勤務まで落ちぶれた田舎の貴族令嬢・アルベルタ。そんな彼女が過去の縁から家人も使用人も訳ありだらけで問題も多い伯爵家の女執事に採用される物語。いろいろ素直に向き合えない事情を抱えていた伯爵家の人びとでしたけど、良くも悪くも率直で真っ直ぐに切り込んでくるアルベルタの行動に感化されて少しずつ変わってゆく展開がいいですね。その中で明らかになってゆく過去の縁がまたとてもいい感じに繋がっていって、彼女の鈍感ぶりには苦笑いでしたけどもっと早く読めば良かったと思える面白さでした。1月刊行の続巻も楽しみですね。

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以上です。Twitterからなども気軽に投票できるようなので、是非みなさんも投票してみてください。

 

好きなライトノベルを投票しよう!! - 2016年下期

投票受付期間: 1月14日(土) 24:00まで
投票対象: 2016年7月から12月に刊行されたライトノベル (主な投票対象一覧)