読書する日々と備忘録

主に読んだ本の紹介や出版関係のことなどについて書いています

12月に読んだ本 #読書メーターより

12月の年末にもなって右手首を骨折(といってもヒビが入った感じの延長線上みたいなものですが)するというマヌケなことをしたお陰で、年末と今後のスケジュールがかなり狂うことになりました。読書するのには思ったほどは支障ないですが、重いもの持てなかったり運転できなかったりとそれ以外は少なからず影響出そうなので、しばらくはやりくりを考えながらの日々になりそうです。

 

12月の読書メーター

読んだ本の数:71冊

読んだページ数:19455ページ

ナイス数:5370


夜伽の国の月光姫3

夜伽の国の月光姫3感想『竜の巫女』になって調子に乗ったセレネ(中身はおっさん)は、エルフの里に姉姫アルエと移住して結婚するという壮大な夢を抱く。しかし欲望のままに行動していたつもりが、周囲の勘違いからさらに大活躍してしまう第三弾。相変わらず自分の欲望のままに行動しているだけなのに、周囲が無駄に深読みしたり都合の良いように解釈して大活躍になってしまう展開は相変わらずでしたけど、挙句の果てにまさかの暴挙が結果的に大嫌いな王子の窮地を助けてしまうことになるとは(苦笑)しぶといなとも思いましたけど、どんな形で再登場するのか楽しみです。読了日:12月31日 著者:青野海鳥
209号室には知らない子供がいる209号室には知らない子供がいる感想リバーサイドに建つ瀟洒なマンションサンクレール。209号室に住む葵という名の美少年によって、一見「ちゃんとして」見える女たちが静かに歪み壊れていくホラーミステリ。ふとした隙に家庭に入り込む葵によって、歪められてゆく家族とそれによって追い詰められてゆく妻たち。マンションで立て続けに起こる怪事件と、少しずつ明らかになってゆく謎めいた209号室の事情。少しずつ壊れてゆく関係の描写がとても生々しくて、一区切りついたかに見せかけてゾクリとさせる部分を最後に垣間見せる怖さに、著者さんらしさがよく出ていると思いました。読了日:12月30日 著者:櫛木 理宇
<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-  2.不死の獣たち (HJ文庫)<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 2.不死の獣たち (HJ文庫)感想決闘都市ギデオンへと辿り着き能力向上に努めていたレイが、最近子供を攫う非道な山賊団がはびこっていることを知り、知り合ったプレイヤー・ユーゴーたちと子どもの救出と討伐に向かう第二弾。子どもを救う依頼を受けて向かう山賊討伐と、皇国所属のユーゴーが秘める計画とその力。なかなか苦しい戦いの連続を乗り越えたメネシスとの絆も熱かったですけど、ユーゴーともまた違う形で再会しそうですし、伏線がいろいろあったような。またお兄ちゃんの半端ないエピソードが出てきましたが、レイ自身もいろいろ注目されているようで次巻も楽しみです。読了日:12月30日 著者:海道左近
さよなら、サイキック 2.愛と解放の地図 (角川スニーカー文庫)さよなら、サイキック 2.愛と解放の地図 (角川スニーカー文庫)感想ロンドが中等部に編入して始まった二学期。朱音儀チヅルという新メンバーを迎えた能力者サークルが、元能力者の少女・蒔田ヒルガオの告白によって再び揺れ動く第二弾。彼らが出会った超能力者・朱音儀チヅルと、彼女が引き合わせたヒルガオの言葉。ストレートに想いを告げてきた軍乃と、再び後継者に選ばれるべく頑張るロンドとの間で揺れ動くログの悩ましい日常は青春していて、ロンドとの関係や失われない超能力に悩んでいたログがそれを乗り越えてきちんと自分の気持ちに向き合った結末はなかなかステキな読後感でした。次回作も期待しています。読了日:12月29日 著者:清野 静
おにぎりスタッバー (角川スニーカー文庫)おにぎりスタッバー (角川スニーカー文庫)感想見た目も成績も地味なのに「なんか援交だかをやっているらしい」という噂によって、クラス全員に避けられている中萱梓。愛称アズ。いきなり始まるアズの思考だだ漏れな地の文のみっちり感には面食らいましたが、最初は友人の自称・魔法少女サワメグや窮地を助けてくれた穂高先輩たちとぼっち少女の青春ものと思って読んでいたら、え?そっちなの?とどんどん思わぬ方向に向かってゆく展開は奇想天外で、なのにしっかりと青春もしていて、何かじわじわと来る独特な世界観を持つ突き抜けた物語でした。イラストも素晴らしかったですし前日譚にも期待。読了日:12月29日 著者:大澤 めぐみ
町田くんの世界 2 (マーガレットコミックス)町田くんの世界 2 (マーガレットコミックス)感想町田くんのお母さん6人目の子どもとか冒頭からビックリしましたが、町田くんがお父さん役してるというか、それでいて悩める叔母さんや妹の友達とか見知らぬ同級生とか、さらには再会した初恋の先生にもきちんと気にかけていて、凄いなあというかそりゃ勘違いしちゃうよなあというか(苦笑)猪原さんもこんな人相手だとなかなか大変だけど頑張って欲しいと思いました。読了日:12月28日 著者:安藤 ゆき
リア充になれない俺は革命家の同志になりました2 (講談社ラノベ文庫)リア充になれない俺は革命家の同志になりました2 (講談社ラノベ文庫)感想生徒会突入を予告して諭されるなど相変わらず過激な黒羽瑞穂と、彼女の制御(監視)役の白根与一。彼らが中禅寺らトップカーストの騒動に巻き込まれてゆく第二弾。過激に煽る一方で白根の言動がいちいち気になる黒羽と、そんな彼女が暴走しないように配慮する白根の関係。それでいて実際の計画や実行ではよく見えている白根が主導するから面白いですよね。複雑なトップカーストとも違う二人の行動観はいろいろこじらせていて、二人の関係も前途多難だなあとも思いましたけど、何だかんだでいいコンビな二人だと思いました。次回作も期待しています。読了日:12月28日 著者:仙波 ユウスケ
戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉6 (HJ文庫)戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉6 (HJ文庫)感想聖女を讃える聖誕祭を年末に控え、新しいお菓子作りと「聖女」「悪魔」の仮装をすることになったスヴェンとルート。士官学校に編入したヒルダ、「魔導師」ダイアンの秘密に迫る第六弾。ゲーニッツの反乱後それぞれの動向が描かれた今回、相変わらずいい感じなスヴェンとルートたちの関係だけでなく、周囲に心配されまくりのヒルダにできた友人?、実は意外な過去を抱えていたダイアンなど、これまでに比べると比較的のんびりとした雰囲気を楽しめました。でも過去の因縁がほのめかされる結末からまたひと騒動ありそうですね。続刊も期待しています。読了日:12月28日 著者:SOW
私の少年(2) (アクションコミックス(月刊アクション))私の少年(2) (アクションコミックス(月刊アクション))感想真修のどうにも不安定な家族環境が気になるものの、どこまで踏み込んでいいのか、どこまでできるのか思い悩む聡子。恋愛とも言えないどうにも難しい距離感が繊細な描写で描かれていて、それをまたいやらしい感じに揺さぶってくる椎川の行動が不気味ですねえ…。雲行きは怪しいですが二人の今後が気になります。読了日:12月27日 著者:高野 ひと深
精霊幻想記 6.逢魔の前奏曲 (HJ文庫)精霊幻想記 6.逢魔の前奏曲 (HJ文庫)感想望まぬ政略結婚から無事にセリアを救出したリオは大都市アマンドへ。一方リーゼロッテは勇者・坂田らと予期せぬトラブルに巻き込まれる第六弾。セリアを無事救出して一息ついたこともあって、彼女に明かされる精霊術やリオの秘密。精霊の里で修行する美春たちのエピソードもあって、ほのぼのとした展開は微笑ましい気持ちで読めましたが、たまたまリーゼロッテたちが襲われているところに遭遇して救ったことが、思わぬ形でリオの仇敵との因縁や意外な再会にも繋がっていきそうですね。ヒロインたちもとても魅力的に描かれていて、次巻が楽しみです。読了日:12月27日 著者:北山結莉
いつかの空、君との魔法II (角川スニーカー文庫)いつかの空、君との魔法II (角川スニーカー文庫)感想青空のヘクセとして街を救い十年ぶりに仲直りしたカリムと揺月。通じ合うふたりを見つめるレイシャの心は揺れ、しかし意外な展開からカリムとデートすることになる第二弾。想いを自覚していてふとしたやりとりからもカリムの思いが透けて辛いのに、揺月の代役でカリムと二人で飛ぶことになってしまうレイシャ。すっかり自信を喪失していた彼女が飛び出した揺月と一緒に飛ぶうちに自分らしさを取り戻し、その想いにも素直になってゆく展開はグラオベーゼンの幻想的な描写もあってとても美しかったです。変わってゆく三人の関係も今後が楽しみですね。読了日:12月27日 著者:藤宮カズキ
この素晴らしい世界に祝福を!スピンオフ 続・この素晴らしい世界に爆焔を! 我ら、めぐみん盗賊団 (角川スニーカー文庫)この素晴らしい世界に祝福を!スピンオフ 続・この素晴らしい世界に爆焔を! 我ら、めぐみん盗賊団 (角川スニーカー文庫)感想エリス感謝祭で出会った銀髪盗賊団に憧れ彼らを(勝手に)お手伝いするべく、めぐみんがぼっちのゆんゆんや世間知らずの王女アイリス、アクシズ教プリーストのセシリーらを集めて盗賊団を結成する外伝第二弾。いつもどおりどこかだまされやすいゆんゆんとか、いやそれおかしいからが結構あるアイリスたちのトボけたやりとりがとても楽しく、ツイてるはずなのになぜか彼女たちに振り回されるクリスには苦笑いでしたけど、カズマたちもいい感じに絡んできて相変わらずの安定感でした。カズマ相手にぐいぐい攻めるようになっためぐみんの今後にも期待。読了日:12月27日 著者:暁 なつめ
ガイコツ書店員 本田さん 2 (ジーンピクシブシリーズ)ガイコツ書店員 本田さん 2 (ジーンピクシブシリーズ)感想外国人のゲイカップルや刑務所からのご来店、フェアや有害図書、取次さんに解き明かしてもらう謎の事件など、相変わらずな怒涛の日々が描かれる第二弾。未知の体験に戸惑いつつも対応したりとか、どこで荷物が消えたのかとか、今回も濃すぎるメンツたちと書店あるあるが読んでて楽しかったです。また続巻に期待してます。読了日:12月26日 著者:本田
近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2 (ファミ通文庫)近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2 (ファミ通文庫)感想幼い頃より共に過ごしてきた由梨子から異性としての気持ちを突きつけられた健一。しかしともに暮らし始めてわずか二カ月の里奈への感情も混じり合い、自分の気持ちが分からなくなって心揺れる第二弾。答えを待つことを選択した由梨子を意識するようになってゆく一方で、里奈とのふとした出来事にもドキドキする健一。周囲も状況も変化していく中で、積み重ねられてゆく三人の繊細な描写がとても印象的で、遠回りしながらもあるべきところに落ち着いた結末には、三人が出会えて良かったと思える心地よい読後感がありました。関連作も期待しています。読了日:12月26日 著者:久遠 侑
最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)感想「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説き死神と呼ばれる医者・桐子。奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない副医院長・福原と対象的な二人が挑む戦いが描かれる医療ドラマ。直面する「死」に対してどう向き合うのか。残された時間を生還の望みが薄い延命治療のために戦うか、後悔なく生きるために使うのかというそれぞれの選択。それは正解のないとても難しい問いですが、それでも患者だけでなく医師や家族たちもそれぞれ精一杯何とかしたいと残り時間に向き合う姿が真摯に描かれていて、切ない物語でしたけどとても心に響きました。読了日:12月26日 著者:二宮敦人
新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい (幻冬舎文庫)新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい (幻冬舎文庫)感想経営難で廃業の噂が絶えない崖っぷちなホテルに就職したおっちょこちょいの新入社員・落合千代子。毎回渦中に巻き込まれる事件を先輩の教育係二宮と一緒に解決するお仕事ミステリ。うっかりでアバウトな性格もあって、次々と訳ありな客の事情に巻き込まれてゆく千代子と振り回される二宮。残念な発想しか出てこない上司のダメっぷりには苦笑いでしたが、何だかんだで事件を上手くまとまめていって「美人すぎるベルガール」と呼ばれ、ホテルの集客にまで貢献してしまうから分からないですね。少しひねった謎と悪くない読後感で読みやすいお話でした。読了日:12月25日 著者:岡崎 琢磨
町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)感想物静かでメガネ。外見とは裏腹に成績は中の下。アナログ人間で不器用。運動神経は見た目どおりの得意なことが何もないけれど人が大好きな町田くんの日常が描かれる物語。読んでいると随分不器用で遠回りな日々を送っているなあと思いましたが、それでもいろいろなことをよく見ていて誰かのために一生懸命な町田くんに、周囲の人たちもいつの間にか心動かされているんですね。じわじわくる感じがとてもクセになりそうで続巻が楽しみです。 読了日:12月25日 著者:安藤 ゆき
ヲタクに恋は難しい (3)ヲタクに恋は難しい (3)感想隠れ腐女子成海とゲーヲタ宏嵩の幼馴染二人と花&樺倉先輩の恋模様が描かれる第二弾。自然体でお互い言わなくても以心伝心な二人の距離感がいいなあと思ってたんですけど、宏嵩からすると「普通」のカップルにも憧れるものなんですね。先輩カップルたちもいい感じに絡んでいて、4人で繰り広げるドタバタ劇がとても楽しいです。非ヲタの弟・尚哉の気になる今後も続巻に期待。読了日:12月25日 著者:ふじた
カブキブ! 5 (角川文庫)カブキブ! 5 (角川文庫)感想カブキ部初めての夏合宿でクロ部長が文化祭に向けた新演目「毛抜」を提案。登場人物の多さから期待される一年生3人がそれぞれの弱点克服を目指す第五弾。一年生たちはそれぞれ抱えているもの、思うところがあって、いろいろありましたけどそれぞれの思いを尊重しながら克服していきたいと試行錯誤するクロの願いは、指導に当たった先輩方や同級生、1年生たちにもきちんと伝わったみたいですね。演劇部との関係やどうするのか気になる渡子、いいところに現れた蛯原とか気になる要素はいくつかありますけど、芳先輩のお姫様など続巻が楽しみですね。読了日:12月24日 著者:榎田 ユウリ
結婚しても恋してる 2 (ジーンピクシブシリーズ)結婚しても恋してる 2 (ジーンピクシブシリーズ)感想結婚した後も奥さんに恋し続けるしんごとツンデレな奥さん・はる、そして3人の子どもの物語第二弾。相変わらずブラック企業っぽい休日出勤だらけのしんごの愛に対する奥さんと子供3人の反応がクールというかシビアというか、若干一方通行気味な感もなくはないですけど、まあわりとそんなもんですよね(遠い目 でもたまにある分かり合えた感じがとてもいいと思いました。読了日:12月24日 著者:白虎
タイムカプセル浪漫紀行 (メディアワークス文庫)タイムカプセル浪漫紀行 (メディアワークス文庫)感想考古学者である父の遺跡捏造事件で同じ考古学者となる夢に希望が持てなくなった大学生の英一。そんな失意の日々を過ごす彼の前に10年前に亡くなった幼馴染の少女・明日香が現れる物語。昔果たせなかった明日香との約束。昔埋めたタイムカプセル探しを提案する明日香と共に向かう以前住んでいた街と、そこで出会うかつての友人や恩師たち。明るく天真爛漫だった明日香のやりたかったこと、望んでいた未来には切ない気持ちにもなりましたが、自分を見失いかけていた英一の背中を押してくれた彼女の想いが大きな転機に繋がってゆく素敵な物語でした。読了日:12月23日 著者:松山 剛
暗殺候補生 蒼き薔薇のエヴァレット (ダッシュエックス文庫)暗殺候補生 蒼き薔薇のエヴァレット (ダッシュエックス文庫)感想平凡に暮らす奇術師見習いのシオンが、暗殺公によって家族の記憶を改竄されて亡き者とされ、唯一生き残る方法として暗殺公の娘エヴァレットと共に盾として謎の教育機関に入学させられるファンタジー。王女が自ら先頭に立って暗殺者と戦う大暗殺時代に、暗殺技術を巧みに操る令嬢たちのみの学園。そこに男装の令嬢と偽ってエヴァレットと共に入学したシオンが、境遇に戸惑いながらもきちんと向き合い、エヴァレットたちと絆を築いていったり、令嬢たちのために奔走する姿はなかなか良かったですね。彼自身にも何か秘密がありそうで続巻に期待ですね。読了日:12月22日 著者:市川 珠輝
黒豚姫の神隠し (ハヤカワ文庫JA)黒豚姫の神隠し (ハヤカワ文庫JA)感想黒豚の悪神伝説が言い伝えられている宇嘉見島。その古臭い慣習も閉鎖的な環境も大嫌いな中学生ヨナのクラスに、東京から美少女・波多野清子が転校してくるひと夏の異世界譚。清子の美声を聞いて彼女を主演に『オズの魔法使い』の映画を取りたいとアプローチするヨナ。そんな彼だけでなくクラスの皆からも距離を置く清子が隠す秘密。ヨナたちのお陰で本来の姿を見せるようになった清子はとてもいい子で、だからこそ明かされた真相には切ない気持ちにもなりましたけど、彼女が笑って過ごせるようになった結末にはとても心温かい気持ちになりました。 読了日:12月22日 著者:カミツキレイニー
Re:ゼロから始める異世界生活11 (MF文庫J)Re:ゼロから始める異世界生活11 (MF文庫J)感想『腸狩り』のエルザによって再び命を落とし死に戻ることになったスバル。分からないことも多いまま二度目に挑む聖域で、以前の記憶と全く違う展開を辿ることになってしまう第十一弾。ちょっとしたことをきっかけにガラリと展開が変わっていってしまった二周目。オットーの意外な頑張りもあって何とか軌道修正したものの、実は別の困難も近くにあったという状況はなかなか厳しかったですね。とはいえ自身の能力を知って何とか気持ちも切り替えられたと思いますし、貴重なヒントを得たスバルが再び苦境を乗り越えることができるのか、次巻に期待です。読了日:12月22日 著者:長月 達平
セブンキャストのひきこもり魔術王3 (ファンタジア文庫)セブンキャストのひきこもり魔術王3 (ファンタジア文庫)感想終わりつつある魔術文化祭の裏で対決するブランとアンジェの常識外れの師弟対決。さらに魔術王の命を狙う謎の転校生・イアンが現れ「七詠唱」を奪われてしまう第三弾。ブランの術式をさらに進化させた化身「四魔王」を作り出したアンジェ。「四魔王」「七詠唱」をまとめて奪った強敵イアン相手に総力戦で挑むブランたち。副会長の意外な真意も垣間見えましたが、それぞれが想いを紡いでゆく厳しい戦いの顛末は真摯な思いから来るもので、これまで謎だった正体も意外な形で明らかになってゆく結末の余韻はとても自分好みでした。次巻も期待してます。読了日:12月21日 著者:岬 かつみ
いま、n回目のカノジョ (ファンタジア文庫)いま、n回目のカノジョ (ファンタジア文庫)感想幼馴染の刻坂詩音が巻き起こすループにたびたび巻き込まれる毎原和人。無自覚に唐突に繰り返される日常を諦めて受容していた和人たちの前に、同じくループを自覚する転校生の美少女・神崎が現れるループ系青春小説。ループを引き起こすのに認めない天然な詩音と、いろいろツッコみつつも幼馴染のために奔走する和人、一見クールビューティなのに実は口下手で不器用な神崎のやりとりがじわじわくる感じで、繰り返されるドタバタで楽しい日常を許容しつつあった彼らに起きるひとつの転機と真相はきれいにまとまりましたが、続巻がとても楽しみですね。読了日:12月21日 著者:小林 がる
異世界魔法は遅れてる! 7 (オーバーラップ文庫)異世界魔法は遅れてる! 7 (オーバーラップ文庫)感想幼馴染・朽葉初美を襲う普遍の使徒との邂逅を果たした水明はネルフェリア帝国にて黎二と合流、中二病じみたイオ・クザミの存在に頭を悩ませることに。そこに魔族による帝国への襲撃が起こる第七巻。再会した仲間たちと近況報告をしている最中に起こった魔族の帝国襲撃。参戦しようとする水明たちに難色を示す帝国十二優傑。様々な意味で危険なイオ・クザミには苦笑いでしたけど、今回はそれぞれにとって転機があり、また思わぬ形で因縁の再会もあったりと物語がまた動きそうな予感。挿絵また変わったりいろいろあるようですけど、早めの続刊を期待。読了日:12月20日 著者:樋辻臥命
デート・ア・ライブ アンコール6 (ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ アンコール6 (ファンタジア文庫)感想新年を迎えた五河士道と精霊たちが繰り広げる日常が綴られる短編集第六弾。精霊たちとのトラップだらけの自家製すごろく対決や、高難易度のギャルゲー攻略、精霊たちとアニメのアフレコ初挑戦や、ネットゲームでの悪質PK撃退といった精霊たちとの楽しい日々がたくさんあって、精霊たちがそれぞれらしさ全開でイキイキと動く展開はとても楽しかったです。今回はいつも通り突っ走る美九や折り紙たちだけでなく、二亜や七罪もいい感じに存在感がありましたし、あれから変わった六喰のその後の様子も伺えて良かったですね。本編も短編集も今後に期待。読了日:12月20日 著者:橘 公司
妹さえいればいい。 6 (ガガガ文庫)妹さえいればいい。 6 (ガガガ文庫)感想まさかの告白から新たな流れができて、アニメ化に奮闘する伊月や編集の仕事を頑張る京に影響を受けて動き始める那由多。プリケツ先生にも転機が訪れる第六弾。告白自体はあっさり収束してしまいましたけど、そこでまた関係が再構築されていったり、今回はそれぞれが思うところがあったり誰かの姿に触発されて変化のきっかけがいくつも生まれましたね。天才が本気だすと凡人とはレベル違うんだなあとか(苦笑)、新人賞のコメントには苦笑いでしたが、なるべくしてなった結末にタイトルをどう回収するのか気になってきました。次巻にも期待してます。読了日:12月20日 著者:平坂 読
折れた聖剣と帝冠の剣姫(4) (一迅社文庫)折れた聖剣と帝冠の剣姫(4) (一迅社文庫)感想アルトとの同盟は決裂、再び独力で国作りを進めることになったルシードとファル。徐々に勢力を増すアスティリアに懸念をいだいたルシードの祖国カーヴェルが、忠臣ライサンダーに託し派兵を決定する第四弾。妻を人質に取ってライサンダーを従わせ、密かに派兵するアンバート。ライサンダーの奥さんはなかなか面白い人でしたけど、脆弱な戦力しかない絶対絶命の危機を、ギリギリの綱渡りながらも荒業も使って何とか乗り切りましたね。いい感じにまとまっての第一部完には満足でしたけど、諸事情あるようで続巻は他から出るんですかね。待ってますよ。読了日:12月19日 著者:川口 士
私の少年(1) (アクションコミックス(月刊アクション))私の少年(1) (アクションコミックス(月刊アクション))感想代わり映えのない日々を送るスポーツメーカーに勤める30歳、多和田聡子は夜の公園で12歳の美しい少年・早見真修と出会う物語。元恋人から残酷な仕打ちを受けた聡子と、家族や友人の無関心に淡々とする真修。そんな二人が出会ったことで今後どんな関係になってゆくのか、何とも気になる距離感で続刊が気になります。それにしても真修の環境は学校も家もなかなか根が深そうで、大丈夫かなあと心配になっちゃいました。 読了日:12月19日 著者:高野 ひと深
アルバート家の令嬢は没落をご所望です 3 (角川ビーンズ文庫)アルバート家の令嬢は没落をご所望です 3 (角川ビーンズ文庫)感想残念お嬢様メアリが従者アディとゴールインしてハッピーエンドかと思ったら刊行された後日談SSH集+渡り鳥屋編の第三弾。いやなんというかそれぞれの後日談を確認できて良かったというか、何だかんだ言いながらみんなメアリのこと好きすぎとか、渡り鳥屋ネタはここまで引っ張ったかとか、いろいろ言及したいことはあるんですが、とりあえず苦笑いするような勢いのあるネタと時折混ぜてくる甘い展開が最後まで楽しかったです。メアリとアディの仲も着実に進展していて、他のキャラもそれぞれ幸せになれそうでなかなか楽しめました。次回作も期待。読了日:12月19日 著者:さき
一華後宮料理帖 第二品 (角川ビーンズ文庫)一華後宮料理帖 第二品 (角川ビーンズ文庫)感想四人の妃嬪が新皇帝の寵愛を争う儀式・明来告知。理美と食学博士・朱西が、儀式を前に妃嬪達の心を落ち着かせるよう、後宮で料理番の任務を命じられ、儀式で使う大切な宝珠が何者かによって盗まれてしまう第二弾。それぞれに秘めた事情を抱える四夫人たち。宝珠が盗まれたことによって窮地に陥ってしまう理美と朱西。理美の行動が周囲にも影響を与えていい感じに面白くなってきましたけど、無自覚なまま理美を意識し始めている皇帝と、徐々にお互いを意識するようになってきている理美と朱西の関係がどうなるのか気になるところですね。続巻に期待。読了日:12月18日 著者:三川 みり
マージナル・オペレーション改 01 (星海社FICTIONS)マージナル・オペレーション改 01 (星海社FICTIONS)感想ミャンマー奥地で、三〇〇〇人の少年兵たちとともに中国人民解放軍との戦いを続けるアラタ。彼のもとに人民解放軍の女将軍・新的(ニタ)から北朝鮮の体制支援を依頼される新章。子供たちのことをわりと真摯に考えているアラタなのに、相変わらずな周囲と著しくかけ離れている自己評価の低さと、びっくりするくらい機微に疎くてジブリールやホリーたちには残念な反応しかできないのは相当重症なのでは(苦笑)それにしてもここでシベリアが関わってきてパウローが出てくるとか、今後の流れ的にどうなってゆくのか気になるところですね。続巻に期待。読了日:12月17日 著者:芝村 裕吏,しずま よしのり
理系が恋に落ちたので証明してみた。(1) (メテオCOMICS)理系が恋に落ちたので証明してみた。(1) (メテオCOMICS)感想研究に情熱をそそぐ理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?真剣に恋の定義から始まり実験データで証明しようとまでしてしまう実験理系ラブコメディ。証明するために壁ドンとか顎クイで心拍数計測しだしたりといちいちそこまでするのか感満載で、しかも幼少の頃運命的に出会っていた昔の自分に密かに嫉妬したりとか、後輩ちゃんじゃないけどもう結婚すればレベルのバカップルぶりが素晴らしかったです。続巻も楽しみ。読了日:12月17日 著者:山本アリフレッド
救ってみろと放課後は言う救ってみろと放課後は言う感想遺書を書いて自殺すると決めたのに、以前相談した聞き屋・神山に遺書と練炭の入った鞄を盗まれた日登志。そんな彼がいいように使ってくる岸塚に呼び出され、ビルから落下した神山の状況を調べるよう命令される青春ミステリ。希望のない日々を送っているように見える日登志と、たまたま宇都宮に帰ってきて神山から遺書を手渡された友人・瑠梨。二人の視点から交互に語られてゆく物語は、新事実が明らかになるたびにその様相を変えていって、終わってみれば最初抱いた印象とは全く異なる物語となっていて驚きました。読後感も悪くなくて次回作に期待。読了日:12月16日 著者:藤石 波矢
霊感検定 心霊アイドルの憂鬱 (講談社文庫)霊感検定 心霊アイドルの憂鬱 (講談社文庫)感想買った新車に途中乗車する女性の幽霊や、度重なる奇怪な出来事と原因不明の体調不良に悩まされる女子高生アイドル星原こずえの相談に、心霊現象研究会のメンバーが挑む癒し系青春ホラー第二弾。今回も安定のホラー展開ですがそれだけでは終わらなくて、晴臣が見守る空という盤石の幼馴染関係がある中での彼女のために奮闘する修司という構図、そんな彼の頑張りを空がきちんと見ていてあげているのがまたいいんですよね。今回登場したこずえがとてもいい子でレギュラー化して欲しい。講談社BOXの方では2巻までのようですけど是非続編を期待です。読了日:12月16日 著者:織守 きょうや
水鏡推理5 ニュークリアフュージョン (講談社文庫)水鏡推理5 ニュークリアフュージョン (講談社文庫)感想研究不正を追及するより専門的な部署へ異動した一般職・水鏡瑞希。上司の女性キャリア官僚と組んで核融合研究の検証に取り組むも、その周囲で不可思議な現象が続発する第五弾。高度な演算処理で研究の実現可能性を提示するSOTAの存在。その回答をもとに予算請求がなされる核融合研究と、謎の女性から不妊バクテリアの存在を告げられる瑞希。今回も高度な処理の盲点を突くトリックがありましたけど、用意周到なシンカーたちを相手にそこからさらに踏み込んでゆく展開には、これまで以上の読み応えと瑞希の成長を感じました。次巻にも期待ですね。読了日:12月15日 著者:松岡 圭祐
椿町ロンリープラネット 5 (マーガレットコミックス)椿町ロンリープラネット 5 (マーガレットコミックス)感想恋心を隠そうとするあまり別の先生が好き、ということになってしまったふみ。暁はそれ以降不機嫌でふたりの関係がぎくしゃくする中、悟郎もふみにアプローチする第五弾。悟郎とか傍から見たら何でそんななの?と思うのも分かるようなもどかしい二人でしたけど、先生もこうなってみて思うところはあったようで転機に繋がりそうですねー。関係がどう変わってゆくのか次巻が楽しみです。読了日:12月15日 著者:やまもり 三香
新緑のサスペンス-京都寺町三条のホームズ(6) (双葉文庫)新緑のサスペンス-京都寺町三条のホームズ(6) (双葉文庫)感想ついにお互いの気持ちを伝え付き合いだした清貴と葵。そんな2人の元に京都の鑑定士や収集家の家から仏教関係の美術品が盗難される報せが入り、知り合いの探偵・小松から行方不明の娘探しを依頼される第六弾。気持ちを隠さなくて良くなった清貴が葵を好き過ぎる展開は微笑ましかったですが、盗難事件や娘さんの行方不明、大麻所持といった事件がひとつに繋がり、そしてひとつの家族が修復するきっかけにもなってゆく展開は今回もとても良かったです。今後も何かありそうな事件の顛末でしたけど、過去にもきっちりと決着をつけた二人の関係にも期待。読了日:12月14日 著者:望月 麻衣
思い、思われ、ふり、ふられ 4 (マーガレットコミックス)思い、思われ、ふり、ふられ 4 (マーガレットコミックス)感想自分の気持ちが抑えられなくなった理央の朱里へのキス。それによってまた周囲の関係もぎくしゃくしてしまう第四巻。朱里のこれまでの努力を台無しにしてしまう理央の行為でしたけど、ショックを受けながらも由奈が今回は頑張りましたね。理央もこれまで知らなかったことに気づいて、ほろ苦くも落ち着くべきところに落ち着いた感もありますが、これが今後の転機に繋がっていくといいですね。読了日:12月14日 著者:咲坂 伊緒
中古でも恋がしたい! 8 (GA文庫)中古でも恋がしたい! 8 (GA文庫)感想アコやキョーヤとの決着もついて、まさかの両親不在で思わぬ展開に。さらには期末テストでも厳しい状況に置かれて、古都子の姉・徳子や桐子もちょっかいを出してくる第八弾。意外と家庭的な古都子との関係は外堀が着実に埋まっていってドキドキしたりもするのに、清一が頑なになり過ぎなのでは?と思わなくもなかったり(苦笑)傍から見るとリア充っぽい雰囲気も漂ってきていますが、徳子さんより桐子さんの方が今後また何かありそうですね。小さな積み重ねで少しずつ前進している感はあるものの、相変わらずもどかしい二人にはそろそろ進展を期待。読了日:12月14日 著者:田尾 典丈
我が驍勇にふるえよ天地3 ~アレクシス帝国興隆記~ (GA文庫)我が驍勇にふるえよ天地3 ~アレクシス帝国興隆記~ (GA文庫)感想クロード帝国各地で勃発した未曽有の大叛乱を征伐した功により、広大なるディンクウッド州を下賜されたレオナート。力を蓄えるべく施策を進める彼らに対し、春を待たずしてアドモフ帝国軍が来襲する第三弾。反乱を起こした難しい土地を与えられての統治開始でしたが、その点はぬかりなく事前に準備してましたね(苦笑)でも予期せぬ敵襲に対してなかなか思うようにいかなかない状況は、時代の変わり目も感じたりで興味深かったですし、対峙するアドモフ側も目的のためには手段を選ばない強敵が立ち塞がることになりそうで、続巻がとても楽しみです。読了日:12月13日 著者:あわむら 赤光
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア7 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア7 (GA文庫)感想メレンで手がかりを得たロキ・ファミリアが迷宮街『ダイダロス通り』調査を開始。闇派閥の残党を追い詰めるアイズ達に、罠を仕掛けた赤き髪の怪人たちが襲いかかる外伝第七弾。待ち構えて罠を仕掛けられ、精神的支柱の団長まで斬られた上に分断されてしまうロキ・ファミリア。いつになく絶望感漂う苦しい戦いの連続でしたけど、普段陰ながら主要メンバーを支える第二級冒険者たちの強い気持ちやアイズの風の導き、レフィーヤの奮闘によって局面が覆されてゆく展開は今回も熱かったですね。決着はつかなかったですけどどこかでリベンジを期待です。 読了日:12月13日 著者:大森 藤ノ
泣くなブタカン!: 池谷美咲の演劇部日誌 (新潮文庫nex)泣くなブタカン!: 池谷美咲の演劇部日誌 (新潮文庫nex)感想入院していたナナコも復学し新入生も入った新生演劇部。しかし思わぬ衝突から演劇部分裂危機が訪れる第三弾。二年生として復帰して脚本に意欲を見せるナナコと、方向性の違いから生まる不穏な空気。受験生という立場と部活との兼ね合いから揺れる三年生の難しさもあって、相変わらずトラブル続きの演劇部周辺に振り回される美咲でしたけど、きちんと問題に向き合ってそれぞれがきちんと自分なりに進むべき道を考えてゆく結末は良かったです。それにしても早乙女先輩はいいこと言うけど、きちんと大学合格できるのかちょっと心配になりました(苦笑)読了日:12月13日 著者:青柳 碧人
この世で最後のデートをきみと (JUMP jBOOKS)この世で最後のデートをきみと (JUMP jBOOKS)感想死を望む人のためのデートクラブ「あずらえる」でバイトし、デートして自殺する人を見送る日々を送っていた女子高生麻耶。そんな彼女が同じく血塗られた宿命を持つ青年宮垣と出会う物語。醒めた想いで淡々と自殺を望む人に対応する麻耶の歪んだ生活。そんな彼女の窮地を救い「あずらえる」に加入することになった宮垣の報われない歪んだ想い。愛されることを望みながら得ることが叶わず歪んでいった二人の邂逅は、停滞して一歩を踏み出せずにいたお互いの背中を押す転機にも繋がっていって、それもまた一つの運命の出会いだったのかなと思えました。読了日:12月12日 著者:坊木 椎哉
きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにてきみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにて感想世界から見捨てられた人々が集まる混沌の街・イタギリ。そこで生まれ育ち明日の見えない生活を続ける少年・晴史が、道端でスケッチをする儚げな少女・シズクに淡い想いを抱く物語。ふとしたきっかけから言葉を交わし、共に過ごす時間を持つ日々を楽しみに思うようになってゆく二人。イタギリで続く殺人事件の真相と、目をそらしたいのに明らかになってしまう真実。惹かれている相手に嫌な部分は見せたくないと願う二人にとってはあまりにも過酷な結末でしたけど、それでも最後まで寄り添いたいと願う二人の気持ちは純粋で美しいものだと思えました。読了日:12月12日 著者:坊木 椎哉
わたしの魔術コンサルタント (電撃文庫)わたしの魔術コンサルタント (電撃文庫)感想かつて師を救えず己の魔術を失った過去を持つ魔術士・黒瀬秀春の元に現れた、秀春を父親だと勘違いするかつての師の娘・朝倉ヒナコ。そんな二人が織り成す魔術と居場所の物語。魔術を失いながらも魔術をつかう人に希望を見出そうとする秀春が出会う、才能に恵まれた悩める少女たち。ヒナコとの共同生活や、タイプの違う魅力的な少女たちと主人公との師弟関係やドタバタぶりも楽しくて、過去の複雑な因縁を絡めつつ少女たちのために奔走する展開はなかなか良かったです。ここからの物語を期待できそうな結末でしたし、続巻出ることを期待しています。読了日:12月12日 著者:羽場 楽人
ゼロから始める魔法の書VIII -禁書館の司書- (電撃文庫)ゼロから始める魔法の書VIII -禁書館の司書- (電撃文庫)感想泥闇の魔女の目論見を阻止するために北へ向かうゼロ達と教会騎士団。悪魔に脅かされる道中で隊長ジェマの従卒が傭兵の過去を知る男であることが判明しする第六弾。悪魔の脅威から救う道を提示するゼロと、それに従うジェマに不満を抱く老兵・副隊長の一派。それがこじれ隊長とともに悪魔が待ち受ける禁書館に向かうゼロたち。最悪の形で過去の因縁まで暴露される思わしくない状況でしたけど、それを機転でいい感じにまとめてしまったゼロは流石ですね。ラストでまた意外な事実が明らかになって、ここからどういう展開になるのか次巻が楽しみです。 読了日:12月11日 著者:虎走 かける
ストライク・ザ・ブラッド16 陽炎の聖騎士 (電撃文庫)ストライク・ザ・ブラッド16 陽炎の聖騎士 (電撃文庫)感想瀕死の姿で極東の「魔族特区」恩莱島の浜辺に流れ着いた暁古城。記憶喪失の彼を迎えに来た修女騎士の香菅谷雫梨は古城の正体が「第四真祖」であり、自分はその監視者だと告げる第十六弾。新展開でも新ヒロイン現れたり同じように監視者付くのかとか思いながら読みんでましたが、そこに颯爽と(?)現れる雪菜の正妻感は相変わらずでした(苦笑)そこから明かされる恩莱島の正体と絃神島の現状はなかなか興味深くて、新ヒロイン雫梨や最後に出てきた存在もなかなかインパクトがあって、今後の展開が楽しみになりそうな第二部開幕でした。続巻も期待。読了日:12月10日 著者:三雲 岳斗
愚者のエンドロール (角川文庫)愚者のエンドロール (角川文庫)感想千代反田えるが先輩入須冬実からクラスの自主制作映画の試写会に誘われて古典部の面々で見に行くことになり、そこで途中で終わってしまった映画の事件の真相を探ることを依頼される第二弾。紹介されるクラスの面々が密室について推理を披露してゆく中で、改めてその結末の真相解明を依頼される奉太郎。いったんはこれしかないとしたその謎解きも実は完璧なものではないほろ苦さもあったりで、今回は女帝と言われる入須先輩の思惑が色濃く反映された結末でしたけど、どこか自己評価の低い奉太郎が周囲に期待されているものの一端が伺えるお話でした。読了日:12月09日 著者:米澤 穂信
氷菓 (角川文庫)氷菓 (角川文庫)感想「何事にも積極的に関わらない」がモットーの折木奉太郎が、姉の要請で古典部に入部し、そこで千代反田えると出会い里志や摩耶花も入部する物語。以前読んだのは思い出せないくらい結構前ですが、久しぶりに読むとなかなか懐かしいというかわりと新鮮な気分で読めますね。改めて読んでみた実感として時代を感じる部分もあったり、奉太郎のやる気が文章のテンポに繋がっている気がしたり、積み上げてゆく伏線と謎解きがこんな感じだったなあと感慨深いものがあって、確か以前読んだ時に表題が最後に解き明かされておおっと思ったのを思い出しました。読了日:12月09日 著者:米澤 穂信
八雲さんは餌づけがしたい。(2) (ヤングガンガンコミックス)八雲さんは餌づけがしたい。(2) (ヤングガンガンコミックス)感想隣部屋に住む高校球児を密かに餌づけすることに生きがいを見出す未亡人八雲さん。初体験となる野球観戦に行ったり、八雲さんが風邪を引いて大和が看病したりする第二弾。ほんとよく食う大和のためにいろいろ考える八雲のいきいきとした表情がいいですね。天然で無防備な八雲さんは高校球児には時々刺激強すぎるけど、女教師コスまでするとは思いませんでした(苦笑)二人の距離感が今後どうなってゆくのか気になりますね。その辺も次巻に期待。読了日:12月08日 著者:里見U
異世界居酒屋「のぶ」二杯目 (宝島社文庫)異世界居酒屋「のぶ」二杯目 (宝島社文庫)感想古都で「のぶ」が受け入れられて迎えた秋、にわかに街の人々の間で不穏な魔女の噂が広まり始め、大司教まで古都に来訪する第二弾。相変わらず料理の描写はとても美味しそうで、登場人物も増えていった分だけ横の繋がりや旧知の人物との再会といった居酒屋のぶを訪れる人達の人間関係も広がっていって、そういった縁が新たな転機に繋がったり、のぶの危機を救ったりもするから面白いです。自分が目指す方向性に試行錯誤するタイショーですが、しのぶや従業員たちと一緒にこれからも頑張って欲しいところですね。また続巻に期待しています。読了日:12月08日 著者:蝉川 夏哉
文藝モンスター (河出文庫)文藝モンスター (河出文庫)感想文学賞受賞仲間で年に一度岡山の旅館で行われる打ち上げに参加した新人作家・笹野。地元で信仰を集める「消し神様」に願いを祈った人気作家たちが、その通りに発生した殺人事件の真相に挑むミステリ。作品へのスタンスや編集者との関係もそれぞれ違う、個性的で濃い人気作家たち。作家間でのぶっちゃけた会話や、インタビュー記事で語られるその思いは生々しくて、実感のこもった話だなあと思いながら興味深く読んでいましたけど、どこに向かうのかと思っていた顛末は何かすんなりまとまって、途中はグロいと思ったのになぜか悪くない読後感でした。読了日:12月08日 著者:二宮 敦人
恋と呼ぶには気持ち悪い(2)恋と呼ぶには気持ち悪い(2)感想前巻はイケメンエリートサラリーマンとその妹の友達というギャグめいたすれ違いがおかしかった感じでしたけど、一花が気になる同級生の登場によって二人の関係にも少し転機となりましたかね。傷つけたと思って気にする一花にも、頭良いのに不器用で真摯な亮の想いがようやく少しは伝わってきたのかなと。それにしてもそのイケメンぶりにお母さんもあっさり陥落とか、益田とのエピソードもとてもいい感じで今後どうなるか楽しみです。読了日:12月07日 著者:もぐす
宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)感想結婚三十年記念指輪のための宝石を探す夫婦を巡るお話や、相続に絡むオークションに出された翡翠の話、正義が好意を寄せている谷本がお見合いをする第三弾。リチャードの実家絡みの複雑な背景や苦い過去などが少し明らかになった今回でしたけど、彼のことを大切に想う気持ちは分かるけど正義はストレートに好意を伝え過ぎですね(それでいて天然なのがたちが悪いw)谷本さんの意外な結婚観も明らかになって、ギリギリの状況で彼なりに頑張ったけど肝心なところで詰めが甘い(苦笑)背中を押したリチャードでしたけど今後どうなるか…気になります。読了日:12月07日 著者:辻村 七子
僕とモナミと、春に会う (幻冬舎文庫)僕とモナミと、春に会う (幻冬舎文庫)感想人と話すことが大の苦手で毎週水曜日に原因不明の熱に悩まされている高校生の翼。病院の帰り道に偶然立ち寄った奇妙なペットショップで不思議な猫と出会い、家で飼うことになる物語。彼だけには別のものに見える不思議な猫・モナミとの出会いが転機となって、自身のわだかまりを解消しいろいろなものへの見る目が変わっていったり、お店でのバイトで同じようなお客と関わって一緒にその不安を解消したりで、その世界が少しずつ広がってゆくことを実感する物語は、とても読みやすくて良かったなと思える読後感でした。続刊を読んでみたい作品ですね。読了日:12月06日 著者:櫛木 理宇
ブラック企業に勤めております。 (集英社オレンジ文庫)ブラック企業に勤めております。 (集英社オレンジ文庫)感想イラストの仕事だけでは食べていけず、夢破れて生きるために親に内緒で地元タウン誌を発行する会社の事務員として採用された夏実。その個性的な面々が集うブラック企業ぶりを描くお仕事小説。周囲の同僚がだらしない人たちで振り回されたり、仕事をスムーズに動かすために始発で行って仕事とか考えるあたりが、すでにもう重症だなと思わなくもないですけど、それはそれとして社会人として仕事をしっかりこなす夏実だからこそ周囲から信頼されるのも納得ですね。大変なことに巻き込まれましたが、林さんとの今後が気になるので続刊に期待したいです。読了日:12月06日 著者:要 はる
緋凰仙華 いつわり仙女は拘束中 (一迅社文庫アイリス)緋凰仙華 いつわり仙女は拘束中 (一迅社文庫アイリス)感想最凶最悪の仙女・女禍の娘・小鈴は、仙人の郷にやってきた青年文官の亮孔に母親と間違われたまま無理やり契約の印を刻まれ、皇位継承権を持つ香蘭公主のために、離宮で働くことになってしまう物語。母親ほどの力はないのに引っ込み思案で誤解されたままの小鈴。常に暗殺の危機にさらされている公主。誤解こそようやく解けたものの権力争いに巻き込まれてゆく小鈴が、亮孔の危機に奮闘するあたりにその成長を感じましたが、いかんせん公主にインパクトがありすぎておいしいところを持って行かれましたね(苦笑)なかなか悪くない結末ではありました。読了日:12月05日 著者:日向 夏
続・ボクの妻と結婚してください。 (講談社文庫)続・ボクの妻と結婚してください。 (講談社文庫)感想生前に積んだ善行「天国マイレージ」のおかげで、天国に行けるはずの修治が、陽一郎を笑わせるために1周間だけの転校生として全てのマイルを使ってこの世に戻る物語。前作もかなりぶっ飛んだお話でしたけど、今回は息子の友人として1週間だけ転校生として舞い戻るこれまた斜め上の展開。正直小学生の中に修治が交じる違和感もなくはなかったですけど、それでも保護者に辞めることを迫られる教師を救うべくクラスメイトと協力する姿もまた修治らしくて、何より束の間とはいえ息子や奥さんと再び過ごす時間を作れて良かったなとしみじみ思えました。読了日:12月05日 著者:樋口 卓治
真夜中の本屋戦争 (ホワイトブックス)真夜中の本屋戦争 (ホワイトブックス)感想エキナカ書店でバイトを始めた大学生の渡鍋渉が、閉店後の店内で平台争奪戦を行う本たちのゴーストに遭遇し、美人書店員の竹河紫野とともにそれに対処する物語。これまで一人で織田信長やホームズのような姿を模したフィギュアたちの場所取り合戦に振り回されてきた紫野。ほのかな想いを抱く彼女を助けつつ、フェア企画、夏の百冊や読書週間、クリスマスと何かあるたびに繰り広げられる騒動に巻き込まれる展開は、なかなか微笑ましい雰囲気でした。書店ものとして期待して読むとやや浅いですが、そういうものとして楽しめばなかなか面白かったです。読了日:12月04日 著者:藤春都
石黒くんに春は来ない石黒くんに春は来ない感想典型的なスクールカーストが形成されたクラスで起こった、スキー教室における石黒君の遭難事件。平穏なようでいて歪な日常を取り戻した生徒たちに突然、意識不明の重体だった石黒君からメッセージが届く学園サスペンス。気ままに君臨するグループに事なかれの主義の教師、それによって生じる不登校や少しずつ溜まってゆく不満。それを巧みに扇動するものが現れることでガラリと様相が変わる狭い社会における群集心理の怖さが生々しかったです。途中から傍観者だった主人公恵美でしたけど、一度作られてしまった流れをどうにかするのは難しいですね。読了日:12月04日 著者:武田綾乃
子どもを本好きにする10の秘訣子どもを本好きにする10の秘訣感想タイトルで気になって、とりあえず手に取ってみた一冊。本好きになるということはどういうことか、親が疑問に思うようなことや気になるようなことを解説しつつ、子どもが本に興味を持つにはどうすればいいのか、驚くようなことは書いていなかったですけれど、心構えとして読むにはいい一冊だと思いました。本書には子供向けに目的別やテーマ別のブックリストなどが計291冊分付いていてとても参考になります。小学生以上向けだとは思うのでうちの娘にはまだ早いかなと感じましたけど、娘がもう少し大きくなったらまた参考にしたいと思いました。 読了日:12月03日 著者:高濱正伸,平沼純
友達いらない同盟 (講談社ラノベ文庫)友達いらない同盟 (講談社ラノベ文庫)感想妙なこだわりで高校で友達ができない新藤大輔に、存在感のないクラスメイト澄田が持ちかけてきた困ったときに助け合う「友達いらない同盟」そんな同盟から始まる二人の物語。それぞれが複雑な家庭事情を抱えてはいるけれど、一見同じようでいてまるで対照的な新藤と澄田。グループから浮いた城ヶ崎も加わって三人で楽しそうに見えたのに、なぜか澄田が距離を置くようになってゆく危機的状況でしたが、本音で引き留めようとする新藤の提案はかなり無茶苦茶でしたね(苦笑)このレーベルでたまに出てくる不思議な魅力のある物語で次回作も期待ですね。読了日:12月03日 著者:園生 凪
白き姫騎士と黒の戦略家 (講談社ラノベ文庫)白き姫騎士と黒の戦略家 (講談社ラノベ文庫)感想王太子レオンハルトを支え王国を発展させていく未来を夢想していた若き騎士ジーク。隣国の侵攻で王太子を喪った彼が、犬猿の仲である妹姫リーゼロッテとともに仇敵の勇者王ベルトランに立ち向かうファンタジー戦姫。規格外のベルトランの力に敗北した王国軍の殿を引き受けたジークとそこに押しかけたリーゼロッテ。大軍相手に寡兵で向かうため手段を厭わずにベルトラン打倒を狙うジークと、あくまで騎士道を重んじる彼女が対立しながらも同じ目的を果たすために力を合わせて打倒を目指してゆく展開はなかなか面白かったです。次回作にも期待ですね。読了日:12月02日 著者:高橋 右手
終わりのセラフ7 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)終わりのセラフ7 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)感想世界が滅亡するその直前。一瀬グレンとその仲間たちは真昼の誘いに乗り帝ノ鬼を裏切ることを決める。しかしその瞬間から帝ノ鬼の軍勢が襲いかかってくる第七弾。世界が滅亡する直前に勃発した内乱。真昼に会うべく帝ノ鬼の猛攻から逃げ続ける展開でしたけど、様々な事実が明らかになってゆく中で、一人かなり先行していたように思えていた真昼の覚悟やその立場が明らかになって、その叶えたかったささやかな願いを知ってちょっと泣きそうになってしまいました。コミックの流れともいろいろ繋がって前日譚でどこまで描かれるのか、次巻も楽しみです。読了日:12月02日 著者:鏡 貴也
あしたはれたら死のう (文春文庫)あしたはれたら死のう (文春文庫)感想自殺未遂の結果、数年分の記憶と感情の一部を失ってしまった女子高生遠子。しかしなぜ死んでしまった同級生の志信と一緒に自殺を図ったのか、理由が分からずその原因を探るべく動き出す青春小説。以前とは明らかに変わった遠子の言動に戸惑う周囲の人たち。SNSに残されていた手がかりをもとに追う志信との関係や自殺の理由。志信と出会ってからの変化や彼のことを知ってゆくと、自殺を図った真相に切ないものを感じてしまいましたが、閉塞感のあった状況にも目をそらさずに真摯に向き合うようになった今の遠子のこれからを応援したくなりました。読了日:12月02日 著者:太田 紫織
異世界詐欺師のなんちゃって経営術3 (角川スニーカー文庫)異世界詐欺師のなんちゃって経営術3 (角川スニーカー文庫)感想新ウェイトレスのマグダも加わりついにリニューアルオープンしたひだまり亭。しかしジネットが怪我をしてマグダも重症という非常事態に店の救世主として元気娘ロレッタを雇う第三弾。以前ヤシロがやったことによって露頭に迷う家族が出てきたら、ジネットさんが放っておけないですよね。それでも転んでもただでは起きなかったり、ロレッタや弟妹たちが生きていくために厳しいことを言いつつきちっと守ってやるあたりがとてもヤシロらしいというか(苦笑)今回もいい人感溢れる登場人物たちがよく動いていて、意外な正体も明らかになった続巻に期待。読了日:12月01日 著者:宮地 拓海
滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ (角川スニーカー文庫)滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ (角川スニーカー文庫)感想現代と異世界を行き来する能力を得た辻道尽が、同じく転生していた魔法少女・リルネや女奴隷のスターシアと救世の旅に出る物語。自らが得たチート能力をうまく使いながら、不器用でお人好しなリルネを守ろうと奔走する尽の真っ直ぐな想いや、彼らが買った女奴隷のスターシアを含めた三人の関係性はなかなか良かったですが、この作品が物語としてそもそもどこに向かうのか、この巻からだけでは目指す方向性があまり見えてこなかった印象。今後の展開にうまくメリハリが出てくれば、十分面白くなりそうなポテンシャルはあると思うので続巻に期待です。読了日:12月01日 著者:みかみてれん
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#03 (角川スニーカー文庫)終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#03 (角川スニーカー文庫)感想事件から10日が経っても妖精についてはまだ極秘事項のままで、ラキシュはいまだ目覚めずリンゴはもういない。そんな状況にフェオドールが世界に敵対する最初で最後の戦いに動き出す第三弾。ずっと目覚めないラキシュやリンゴに思いを馳せるフェオドールの決意と、誰もが思ってもみなかった突然の覚醒。動き出したフェオドールの前に立ちはだかるティアットの複雑な想い。ここに来て舞台と人が揃った感はありましたけど、ここから悲劇でなく良かったなとかやりきったと思えるような結末に繋げられるといいですけどね。そんな続巻を期待したいです。読了日:12月01日 著者:枯野 瑛