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読書する日々と備忘録

主に読んだ本の紹介や出版関係のことなどについて書いています

5月に読んだ本 #読書メーターより

仕事の役割分担が変わったりで(単純に仕事が増えた)後半バタバタしたので読むペースががくんと落ちましたが、コミック読んでて何とか見た目上の冊数はあったみたいな感じです。でも5月はなかなか面白いのが多かったような気がしますね。

 

2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:78冊
読んだページ数:22268ページ
ナイス数:5576ナイス

東京侵域:クローズドエデン 03.人類の敵VS人類の敵 (角川スニーカー文庫)東京侵域:クローズドエデン 03.人類の敵VS人類の敵 (角川スニーカー文庫)感想
決死の侵入で多くの人を救うもスポットとハーメルンへの手がかりを失った蓮次たち。窮地を打開するため叶方は気アイドルKANATAとして救務庁に潜入、別行動を取る蓮次にも救務庁の刺客が迫る第三弾。彼らを知る木村アルテミス捕縛を危惧する二人、見失ったハーメルンの行方、潜入したカナがまさかのクーデターに巻き込まれる展開。絶望的な状況からカナが託した情報を受け取ったレンが再びハーメルンに挑む展開はとても熱かったですけど、大きな成果を得た今回が転機になると同時に、二人の今後がとても気になる結末でしたね…続巻楽しみです。
読了日:5月31日 著者:岩井恭平
転生従者の悪政改革録 (3) (角川スニーカー文庫)転生従者の悪政改革録 (3) (角川スニーカー文庫)感想
水泳部仕込みのアスリートスキルによって、魔法頼みの異世界を変えつつあった七海先輩と勇利。しかし獣が無差別に人を襲うビースト・ウェイブが突如発生し国中が大混乱する第三弾。缶蹴りで盛り上がる一方、二人の合わせ技が発現する条件を知った七海が自覚してアタフタしたり、危機的状況なのに勇利を意識して逆に距離ができてしまう二人。でも結局はそんなものあっさり乗り越えてしまうのが二人の強固な絆なんですよね。なかなかいい感じにまとまった結末ですが、現世に転生した二人もいい雰囲気になって、続巻でその後を期待したいところですね。
読了日:5月31日 著者:語部マサユキ
精霊幻想記 4.悠久の君 (HJ文庫)精霊幻想記 4.悠久の君 (HJ文庫)感想
故郷カラスキから精霊の里に戻り、今度は情報収集目的でシュトラール地方へと向かったリオが、前世の幼馴染・美春や生き別れの妹・亜紀たちと巡り合う第四弾。想い人美春との運命の再会、春人に複雑を想いを抱えている妹の存在、そして突如現れたリオの中に眠っていた精霊の覚醒。たくさんのヒロインが出てくる展開でしたけど美春はリオの中でもやはり特別な別格の存在で、かけがえのない存在に再び巡り会えたのに自分の気持ちを抑えこもうとするリオがとてももどかしいですね。セリアの置かれている境遇もなかなかシビアそうで、次巻が楽しみです。
読了日:5月30日 著者:北山結莉
着物探偵 八束千秋の名推理 (TO文庫)着物探偵 八束千秋の名推理 (TO文庫)感想
ブラック企業勤めでボロボロのOL・あまねが超イケメンの呉服屋の店主・八束千秋に救われて住み込みで働くようになり、千秋とともに着物に秘められた持ち主の想いや謎に迫る物語。いかにもブラック企業あるあるな状況で正常な判断を失いつつあったあまね。そんなあまねを見かけて、毒舌ながらもついつい面倒を見てしまう千秋。美しい着物を偏愛する千秋がついつい関わってしまう着物にまつわる事件。奔走するうちにあまねがそのうち自分らしさを取り戻し、いいように振り回されていた過去にきちんとけじめを付ける顛末はなかなか良かったですね。
読了日:5月30日 著者:佐々木禎子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る (集英社オレンジ文庫)宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る (集英社オレンジ文庫)感想
敏腕宝石商・リチャードと彼の店でバイト中の正義の元に老舗バレエ団からエメラルドのネックレスの謎鑑定など、様々な謎が持ち込まれる第二弾。理知的で謎めいた大人のリチャードと、経験不足なりに誰かのために奔走する正義の組み合わせは今回もなかなかいいコンビで、リチャードの見据えるところはいつも的確なんですけど、そんな彼を時々ハッとさせるから正義は一目置かれてるんですよね(本人は自覚ないけどw)。リチャードの生い立ちとか二人の距離感も気になりますけど、とりあえず鈍い谷本さんとの距離がまだまだ遠いので正義の奮闘に期待。
読了日:5月30日 著者:辻村七子
ダンジョン・サーベイヤー2 帰ってきた“神秘の瞳" (ファミ通文庫)ダンジョン・サーベイヤー2 帰ってきた“神秘の瞳" (ファミ通文庫)感想
キーンホルツにシェーラの姉と兄が属する「神秘の瞳」が帰還。そんな折遺跡視察を希望した新任市長と同行したルキナたちが崩落に遭い、市長が行方不明になってしまう第二弾。構いたがりの姉と微妙な関係にあるシェーラ、先を見据えた施策を打ち出そうとする新市長と支局の対立、明らかになった暗躍するV機関の存在。キーマンの支局長が難しい立場に置かれる中、姉に想いをきちんと言葉で伝えて折り合いをつけたシェーラの成長や、抜け目なく信念に忠実なサーベイヤーたちの駆け引きはなかなか興味深かったです。続巻で他メンバーの掘り下げも期待。
読了日:5月29日 著者:嬉野秋彦
砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫 た 111-2 nex)砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫 た 111-2 nex)感想
大学受験を間近に控えた三年生の濱田清澄が、全校集会で一年生の蔵本玻璃がいじめに遭っているのを目撃して割って入り、強烈な出会いを果たす物語。密かにヒーローに憧れ、余裕が無いはずなのに玻璃のためについつい奔走してしまう清澄。自分を救ってくれた清澄に好意を持ちながらも、どこか不穏な兆候を感じさせる玻璃。このままでは終わらない雰囲気が収束してゆく中での終盤怒涛の急展開に著者さんらしさがよく出ていましたが、波乱万丈なりにそこそこ幸せだったのかなと感じる二人のその後が描かれたエピローグは、決して悪くない読後感でした。
読了日:5月28日 著者:竹宮ゆゆこ
この恋と、その未来。 ―二年目 秋冬― (ファミ通文庫)この恋と、その未来。 ―二年目 秋冬― (ファミ通文庫)感想
三好を傷つけ未来の信頼も失ってしまった四郎は父の誘いで京都を訪問。そこで三並と西園から未来とともに結婚式に招待され困惑する第五弾。広美の支えや未来のフォローもあって徐々に落ち着いてゆく日常。どうにか少しずつ取り戻せたものがあった一方で、確実に失われてしまったこともあって、頭では分かっていてもどうにもならないことのように、時間が解決するしかないこともあるんですよね。だからこそ彼らがこの先どうなってゆくのかとても気になるので厳しい状況は残念ですが、媒体は何であれ最後をどうまとめるのか気長に待ちたいと思います。
読了日:5月27日 著者:森橋ビンゴ
楽園への清く正しき道程 庶民出身の国王様がまたご愛妾を迎えられるそうです (ファミ通文庫)楽園への清く正しき道程 庶民出身の国王様がまたご愛妾を迎えられるそうです (ファミ通文庫)感想
王妃との間に世継ぎの男児が誕生するまでは愛妾といちゃいちゃ禁止と申し渡されたルドヴィーク。そんな中、国王を敬愛する女騎士エヴァリーンに縁談が持ち上がる第三弾。国王の傍にいたいというエヴァリーンの想いを応援するフロリン、暴走する公爵令嬢のテレーゼとその窮地を助けたルディ。不器用な二人をきちんと救ったルディは立派でしたが、彼とのすれ違いが続いていたフロリンは色んな意味で自分の存在を否定されたようで辛い状況でしたね…。今回から急に展開が早くなっていて意外でしたが、どういう決着を迎えるのか次巻が早く読みたいです。
読了日:5月27日 著者:野村美月
廃校の博物館 Dr.片倉の生物学入門 (講談社タイガ)廃校の博物館 Dr.片倉の生物学入門 (講談社タイガ)感想
クラスメイトたちに秘密基地である廃校の小学校に招かれて、そこに住む謎多き生物学者・片倉信也と出会った転校生・圭太。仲間や片倉たちと周囲で起こる事件の解決に関わってゆく物語。将来を嘱望されながらも前に進めない片倉の過去も気になりましたが、母親の一方的な押し付けによって家庭内が歪んでゆくことに苦悩する圭太や、その仲間たちもまだ小学生なんですよね。迷える片倉や自分ではままならないことも多い圭太と仲間たちのために、親身になって奔走してくれた結衣の存在はこの物語の救いで、彼女がいてくれて本当に良かったと思いました。
読了日:5月27日 著者:二宮敦人
これは経費で落ちません!  ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
入社以来経理一筋、きっちりとした仕事ぶりで評価される森若沙名子27歳。過剰なものも足りないものもないことを理想とする生活を送る彼女が、社内外で次々と起こる経理絡みの問題に巻き込まれてゆく物語。特に噂好きでもなく、社内の複雑な人間関係からどこか一歩引いた位置にいる彼女。怖いと誤解されてしまうこともあるけれど、やや不器用なだけできちんと相手を気遣える優しさを持っていて、幸せになりたくないわけじゃないんですよね。実はみんなに慕われていて、そんな彼女がいいと言ってくれる同僚の存在に気づく結末はとても良かったです。
読了日:5月27日 著者:青木祐子
雪月花黙示録 (角川文庫)雪月花黙示録 (角川文庫)感想
古き良き日本を体現した「ミヤコ」と帝国主義が緩く対立する近未来の日本。生徒会長選挙間近のミヤコの最高学府・光舎で反対勢力「伝道者」の宣戦布告が行われる物語。三期目の当選を目指す美形剣術士で春日家の御曹司・紫風と、彼を護衛する従妹の女子高生剣士蘇芳たち、「ミヤコ」と帝国主義の対立の構造から現れた「伝道者」の存在。アクションを交えながら対立勢力との駆け引きや、「ミヤコ」成立の謎を探ってゆくストーリーはキャラもよく動いてテンポよく読めましたが、そういう部分をどれだけ楽しめるかでこの作品の評価が分かれそうですね。
読了日:5月26日 著者:恩田陸
わが家は祇園の拝み屋さん (2) 涙と月と砂糖菓子 (角川文庫)わが家は祇園の拝み屋さん (2) 涙と月と砂糖菓子 (角川文庫)感想
京都で祖母・吉乃や叔父・宗次朗、大学生のはとこ・澪人と出会い、自分の特異な力を少し受け入れられるようになった小春が不登校だった高校に通い始めようと決心し、次への一歩を踏み出す第二弾。自分の想いをきちんと両親に伝えるべく東京に向かう小春、新しい京都での高校生活で起こった塔の幽霊事件、そして重い宿命を背負い危機が迫る澪人。他人の想いを感じてしまうが故に辛い想いも経験した小春でしたけど、おばあちゃんたちの助けも得てそれを乗り越え、周囲の人たちのために奔走する姿は応援したくなりますね。転機を迎えそうな次巻に期待。
読了日:5月25日 著者:望月麻衣
神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん (双葉文庫)神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん (双葉文庫)感想
亡き祖父に譲られたアンティークショップを継ぐために、仕事を辞めて東京から神戸に移り住んだ高橋寛人が、お店を間借りしている修理職人の後野茉莉と出会う物語。何でもパソコンで調べる古い物に全く興味のない寛人と、物に宿る想いを大切にしてどんなものでも修理してしまう茉莉。そんな一見噛み合わなそうな二人が、抱えていた過去に決着をつけたり、亡き祖父・万の縁から多くの人たちと知り合ったりしながら、大切な居場所で過ごす家族のような存在として、共に過ごす時間や大切な想いを共有するようになってゆく物語はなかなか良かったですね。
読了日:5月25日 著者:竹村優希
現実主義勇者の王国再建記 1 (オーバーラップ文庫)現実主義勇者の王国再建記 1 (オーバーラップ文庫)感想
勇者として突如異世界召喚された相馬一也が、富国強兵の献策からなぜか国王に気に入られて王位を譲られてしまい、国家再建に取り組む物語。率先して社畜のごとく働いて外交や食糧不足の問題に取り組むソーマと、そんな彼を頼もしく思うようになってゆく婚約者になった国王の娘・リーシア、そしてソーマに発掘された人材たち。精一杯取り組むソーマの姿勢が周囲に大きな影響を与えてゆく様子はなかなか面白かったですが、そんな彼に希望を見出す人たちもいれば反発する人たちもいたりで、またいろいろ事態が大きく動きそうな今後の展開が楽しみです。
読了日:5月24日 著者:どぜう丸
エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 (4) (MF文庫J)エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 (4) (MF文庫J)感想
対マリス戦に連戦連勝した勢いから、いよいよ世界を変える壮大な計画に動き出す氷室義塾。一方敵の多い氷室義塾に向けて隣国が動き出す第四弾。規格外十番を招集し、次に向けた準備を進めてゆく夏樹と生途会。一方で神無木緑や仲間を喪い氷室義塾転覆を狙っていた大和の逡巡。外敵を迎えこれまでの鬱屈を振り切り立ち上がった日向と月下が、とにかく規格外で色んな意味で突き抜けていて、ここに出てくるヒロインはみんなどこかおかしい(褒め言葉)また新たな敵も現れそうですけど、個性派揃いの規格外十番も揃ってますます熱い新展開が楽しみです。
読了日:5月24日 著者:東龍乃助
世界の終わりの世界録(アンコール) (7) 神代の暴君 (MF文庫J)世界の終わりの世界録(アンコール) (7) 神代の暴君 (MF文庫J)感想
フィオラとの死闘の末、その影響で天も地も全てが変わり果て荒廃してしまった世界。一命を取り留めたレンが離れ離れとなったキリシェ、フィア、エリーゼらの仲間を探し始める第七弾。学園で再会した女神レスフレーゼ。エルラインが遺した至宝「世界録」を用いて彼と対話し、キリシェの元に向かうことにしたレン。新章突入ということでいろいろ仕切り直しというか、世界を救うためにまずは仲間を探して再会するところからですかね。ところどころで語られる他の登場人物たちとどんな形で再会するのか、どういう展開が待っているのか次巻以降にも期待。
読了日:5月24日 著者:細音啓
キミもまた、偽恋だとしても。1〈上〉 (オーバーラップ文庫)キミもまた、偽恋だとしても。1〈上〉 (オーバーラップ文庫)感想
田舎町の岩下学園に越境入学した村上政樹に、地元旧家の娘で見合いを嫌い偽装恋人を提案してきた薫子。引き受けたら思わぬ繋がりが判明し婚約にまで発展してしまう物語。さすがに結婚までは意識できないものの見合いはしたくない薫子と、美少女の薫子と恋人になりたい政樹の利害が一致してとりあえず三年間偽装恋人として付き合うことになった二人。真っ直ぐに想いを伝えた政樹に好印象を抱く薫子のチョロインぶりや、お互いオタクや腐女子であることを隠す悩ましいドタバタぶりがいろいろ微笑ましくて、二人の今後がとても楽しみなシリーズですね。
読了日:5月23日 著者:渡辺恒彦
St.ルーピーズSt.ルーピーズ感想
家の事情で貧乏学生となってしまった大学生・二神雫が、食住補助の誘惑につられてセレブ学生が集う超常現象研究サークルの入会を希望し、不思議な事件の解決に巻き込まれてゆく物語。おばかな会長・綾崎航太を榊智久・中務花蓮が支えるちょっと変わったセレブサークルに異分子が紛れ込むストーリーは、よくも悪くも重厚でいかにも著者さんらしい雰囲気が今回もよく出ていましたが、このサークル設立の原因となった親世代の因縁とメンバーたちの親子関係の不器用なわだかまりを解くために奔走する展開は、なかなか良かったんじゃないかと思いました。
読了日:5月23日 著者:長沢樹
戦艦学園のグラムリッター (3) 厄災の竜姫と覚醒の龍機姫 (ファンタジア文庫)戦艦学園のグラムリッター (3) 厄災の竜姫と覚醒の龍機姫 (ファンタジア文庫)感想
コノハの妹にして皇国第四皇女ホノカが突然押しかけてきて、愛しい姉を賭けてヒリュウ学園に対抗戦を申し込んでくる第三弾。ただでさえホノカが率いてきたのは正規軍という厳しさに加えて、わだかまりを抱え本来の調子を取り戻せないコノハ。そんな逆境でしたけど蒼真に頼るだけではなくて、仲間たちが一丸となってらしさを取り戻し、チームプレイで力を合わせて正規軍に対抗してゆく展開はヒロインたちの個性もよく出ていて良かったですね。もう少し続きを読みたかったという意味では残念ですが、今回できちんと一区切りつきましたし次回作に期待。
読了日:5月22日 著者:手島史詞
グランクレスト戦記 (7) ふたつの道 (ファンタジア文庫)グランクレスト戦記 (7) ふたつの道 (ファンタジア文庫)感想
ロッシーニ家の圧政からシスティナを解放したテオとシルーカ。夢―幻想詩連合、大工房同盟、アルトゥーク条約の三国鼎立による戦力拮抗と大戦の終結―に向け動き出す第七弾。大陸に戻ったテオの前に立ちはだかる黒衣の太守・ミルザーの存在。条約の盟主にふさわしい存在かが問われる状況で、シルーカや仲間たちの助力も得つつ危機的状況を打開し、その上で覇道をゆくミルザーとも決着つけて盟主にふさわしいだけの力を示す展開は、さすがベテラン作家さんらしい安定感と面白さを感じました。今回で第一部完とのことですが、第二部にも期待大ですね。
読了日:5月21日 著者:水野良
デート・ア・ライブ アンコール (5) (ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ アンコール (5) (ファンタジア文庫)感想
士道と精霊たを襲う惨劇の数々。スキー旅行の雪山で遭難、宿泊先の殺人事件、命懸けの雪合戦、闇鍋も狂三の急遽参戦でデスゲームへと変貌してしまう短編集第五弾。これだけヒロイン出てるのにうまく役割分担できてて棲み分け出来てる感は流石。いつも通りというか美九とか折紙たちが毎回暴走してましたけど、そんな彼女たちに振り回されることの多い精霊たち、特に七罪が活躍した場面とかイラストも素晴らしいですね。最後に出てきた密かに構ってちゃん狂三が、闇鍋食べるのを押し付けた自分たちに逆襲されていて微笑ましい気分になりました(苦笑)
読了日:5月20日 著者:橘公司
思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)感想
秀司から手作りの時計を贈られプロポーズされた明里。しかしそれを喜ぶ一方でスイスでの挑戦の誘いを諦めようとする秀司に納得行かず心揺れる第四弾。いろいろあった周囲との関係も落ち着いて、商店街に新しい人もやってきたりで、そこに居場所や将来を見出しつつあった二人。他の人は考えられないと思う彼らが結婚を考えるのは自然なことでしたけど、お互いのことを考えに考え抜いて二人で出した結論だから、きっと乗り越えられますよね。太一の正体にもひとつの答えが提示されましたし、スッキリした形での完結には満足です。また次回作にも期待。
読了日:5月20日 著者:谷瑞恵
君と時計と雨の雛 第三幕 (講談社タイガ)君と時計と雨の雛 第三幕 (講談社タイガ)感想
回避に奔走したものの、またもや繰り返されてしまった残酷なタイムリープ。雛美が頑なにつき通していた「嘘」やもう一人のタイムリーパーにアプローチし、今度こそと再び回避に臨む第三弾。話を繋ぎ合わせて千歳先輩が組み立てていったいくつかの推論。そのアプローチから多くのことが判明し、前回までよりもかなり前進してようやく心を通わせられたのに、それでも覆せない運命は相当厳しいですね。さらに苦しくなってしまった再挑戦がどういうものになるのか、過酷な試練を与えられた彼らも消失した人々も救いがある最終巻を期待したいところです。
読了日:5月20日 著者:綾崎隼
重版出来! 4 (ビッグコミックス)重版出来! 4 (ビッグコミックス)感想
新人マンガ家それぞれの岐路と選択。出版社の編集と新人マンガ家、そしてありようが描かれる第四弾。マンガや雑誌を作るということにどういうスタンスでいるか、自分はどうしたいのか。これはどうすれば正解というものはなく、何が正しい間違っているというのも難しい。でもそんな中でどうすべきなのか葛藤しながらも、真摯に作家さんや作品に臨もうとする子熊の姿勢は印象的でした。
読了日:5月19日 著者:松田奈緒子
おんみょう紅茶屋らぷさん ~陰陽師のいるお店で、あなただけの一杯を~ (メディアワークス文庫)おんみょう紅茶屋らぷさん ~陰陽師のいるお店で、あなただけの一杯を~ (メディアワークス文庫)感想
吉祥寺で陰陽師が魔法の紅茶を淹れる不思議な紅茶屋「紅茶屋 らぷさん」を舞台に、陰陽師とそれを手伝うことになった女子大生が迷った人を救う物語。就活に疲れた女子大生・英子が、抱えていた悩みを払拭する手助けをしてくれた紅茶屋の陰陽師と共に、お店に迷い込んでくる人たちを助けようとするストーリーは、世界観がわりとアバウトな印象もありましたけど、だんだん遠慮のない関係になってゆく英子と陰陽師・正明のコンビが、困った人たちの想いに共に寄り添って解決してゆく温かさが感じられる物語でした。続編あるならまた読んでみたいです。
読了日:5月19日 著者:古野まほろ
弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)感想
日本屈指のゲーマーながらリアルでは弱キャラの友崎が、同じくらいゲームを極めリアルでもパーフェクトヒロインの日南葵に炊きつけられ、クソゲーと断じるリアルで自己変革を目指す物語。ゲームに対する同じ想いを抱く葵の言葉を信じ、失敗しながらもチャレンジを諦めない友崎。そんな彼のフォローに奔走する葵が、凄まじいまでの努力家であることを何度も垣間見たこともきっと大きかったんですよね。魅力的なヒロインたちを絡めたテンポよく進む物語の顛末は友崎らしい現時点での精一杯でしたけど、続巻をまた読んでみたくなる期待感がありました。
読了日:5月19日 著者:屋久ユウキ
七日の喰い神 3 (ガガガ文庫)七日の喰い神 3 (ガガガ文庫)感想
六花のマガツカミの一人「掴み神」を秘密裏に移送するためにカモフラージュされた超高級蒸気機関車。それを斬るために密かに潜入した七日やラティメリアたちがかつての仲間たちと対峙する第三弾。ラーメン大食いによるデブメリアなどコメディ要素も交えた今回は、立場を違えたかつての仲間たちとの六花のマガツカミを巡る争奪戦。かつての仲間たちはみんな一癖も二癖もあるような面々ばかりでしたけど、六花に対する特別な想いを抱いているのは一緒なんですよね。六花のマガツカミ、そして複雑で繊細な関係の七日とラティメリアの今後が楽しみです。
読了日:5月18日 著者:カミツキレイニー
七星のスバル 3 (ガガガ文庫)七星のスバル 3 (ガガガ文庫)感想
超位ギルド・ディバインを撃退し、陽翔のセンスに耐えうる武器を求め魔の海域に船を出すスバル一行。彼らの前に現れるかつての仲間・変幻使いのクライヴと、暗躍する超位ギルドの存在が明らかになる第三弾。超位ギルド撃退によって名声も上がる一方で、謎の少女・エリシアによって明かされるセンスや世界の謎、神出鬼没なかつての仲間・クライヴ、暗躍している現実世界にも影響を及ぼす超位ギルドの存在。その戦いの中でかつての仲間が再集結してゆくストーリーは、ややパターン化しつつはあるものの安定感があって、次巻以降の展開も楽しみですね。
読了日:5月18日 著者:田尾典丈
記憶屋 (角川ホラー文庫)記憶屋 (角川ホラー文庫)感想
ただの都市伝説だと思っていた忘れたい記憶を消してくれるという「記憶屋」。しかし身近な先輩がトラウマと共に自分のことも忘れ去ってしまう状況を目の当たりにした大学生の遼一が、記憶屋の行方を追い始める物語。夜道恐怖症の先輩や不治の病で死を覚悟する男、大好きだった幼馴染に拒絶された少女。記憶屋を追う過程で身近な人が記憶を失ってゆくのを見て、記憶を消すことの是非に葛藤する遼一でしたけど、ようやくたどり着いた記憶屋が望む本当にささやかな願いがまた切なかったです。ここからどうやって続くのか、続巻が気になるところですね。
読了日:5月18日 著者:織守きょうや
戦旗不倒  アルスラーン戦記15 (カッパノベルス)戦旗不倒 アルスラーン戦記15 (カッパノベルス)感想
ヒルメスを追放しミスル国を掌握したテュニプ、マルヤム国王のギスカールと再会したヒルメス、魔軍を率いるイルテリシュと蛇王ザッハークと四方を難敵に包囲される窮地に陥る第十五弾。奇妙な縁というかそんな繋がりがあったのかとか、正体はそうだったのかとか、そういうのがいろいろ出てきた今回でしたけど、おそらく予定調和的展開なんだろうなあと思いつつも、あの最期はどうにもあっけなさ過ぎる上に後に尾を引きそうというか、どういう結末に持ってゆくのか気になりました。続き出るまでが長かったこの物語もいよいよあと1巻で終わりですか。
読了日:5月17日 著者:田中芳樹
笹の庵事件簿―愛はないけど縁はある (コスミック文庫α)笹の庵事件簿―愛はないけど縁はある (コスミック文庫α)感想
大学時代の先輩の仕事を手伝うことになった才識財力兼備の大学生・和彦が、先輩の妹で野獣的な体育会系女子高生・琴音と出会い、二人で身の回りで起こる謎を解いてゆく脱力系ミステリ。何でもできて周囲にちやほやされるのが当たり前だった和彦と、初めてその素性を知っても態度が変わらない琴音の遭遇。最初は自分が構ってやってる感ありありだった和彦が、あちこち首を突っ込むウザ可愛い琴音にいつの間にか振り回されている構図が読んでいて微笑ましかったです。距離が縮まってるような、そうでもないような二人の今後がまた読んでみたいですね。
読了日:5月17日 著者:須和雪里
卯ノ花さんちのおいしい食卓 お弁当はみんなでいっしょに (集英社オレンジ文庫)卯ノ花さんちのおいしい食卓 お弁当はみんなでいっしょに (集英社オレンジ文庫)感想
卯ノ花家に住むことになった若葉を、同じ施設で育った愛実が赤ちゃんを抱いて訪ねてきたり、朱璃が育てた百合子さんと関係や頼子さんの結婚生活といった過去、若葉の母とのその後が綴られる第二弾。今回は大切な人の娘を育てる話や、年を取らない人との結婚など、時の流れが違う人と向き合う難しさがありましたけど、それぞれがきちんと向き合って自分なりの答えを見出していく中で、その切なさの入り混じった気持ちを解きほぐしてゆくような美味しいご飯には、この優しい物語らしい温かさがありました。続刊あるようならまた読んでみたいですね。
読了日:5月17日 著者:瀬王みかる
異世界詐欺師のなんちゃって経営術 (角川スニーカー文庫)異世界詐欺師のなんちゃって経営術 (角川スニーカー文庫)感想
大詐欺師のヤシロが『嘘が吐けない巨大都市』に16歳の少年として転生し、お人好し巨乳美少女ジネットの経営する食堂を救うために力を貸す物語。『精霊神』により嘘吐きはカエルにされてしまう多層世界。通貨偽造を疑われて逃亡の身となったヤシロを救ってくれたジネット。主人公にセクハラまがいの言動がやや多いあたりは読む人を選びそうですが、窮地に陥った彼女を見捨てられないあたり、ヤシロも決して悪い人ではないんですよね(苦笑)尻上がりにテンポも良くなるコメディ展開でなかなか面白かったです。次巻が出たらまた読んでみたいですね。
読了日:5月16日 著者:宮地拓海
卯ノ花さんちのおいしい食卓 (集英社オレンジ文庫)卯ノ花さんちのおいしい食卓 (集英社オレンジ文庫)感想
突然の失業、おまけに住んでいたアパートが火事になって全焼。身よりもなく、途方にくれていた若葉が「薔薇屋敷」の卯ノ花さん一家に仮住まいさせてもらう物語。ようやく独り立ちした若葉に起こった不幸の連続。窮地に陥った彼女を救ってくれた「薔薇屋敷」の住人たち。途中から住人それぞれの抱える事情に大きくページが割かれて、思っていたのとはちょっと違った展開になりましたが、そんな背景を持つ住人たちだからこそ、若葉を受け入れてくれたのかなとも思いました。ここから物語がどう展開されてゆくのか、その辺りは続編に期待ということで。
読了日:5月16日 著者:瀬王みかる
駅伝ランナー (2) (角川文庫)駅伝ランナー (2) (角川文庫)感想
散々な成績で終わった走哉の公式デビュー戦。そこで注目を集めたランナー・一心がとある事情で名門校から走哉たちの中学に転校してくる第二弾。頼りになる顧問が不在のまま先輩も引退し、リスタートした新生陸上部。一度は走るのを辞めると決意しながら、やもやしたものを抱えたまま陸上部の練習を眺める一心。前に進むべく試行錯誤を始める陸たちと、一心の走るのが好きな気持ちを刺激する走哉のひたむきさ。現時点では実力に大きな開きがあっても、お互いいい感じに影響し合える関係になりそうな走哉と一心の今後が楽しみですね。また続編に期待。
読了日:5月16日 著者:佐藤いつ子
臨床真実士ユイカの論理 文渡家の一族 (講談社タイガ)臨床真実士ユイカの論理 文渡家の一族 (講談社タイガ)感想
言葉の真偽・虚実を瞬時に判別できてしまう本多唯花。大学で心理学を学ぶ彼女のもとに旧家の跡取り息子、文渡英佐から依頼が持ち込まれる物語。特異な障害に起因する唯花の卓越した「嘘」を見抜く論理的鑑定とそれをサポートする晴彦。閉じられた文渡村で起こった殺人事件と文渡一族の複雑な関係。謎解きのアプローチはやや難解な感がありましたが、ストーリー自体はわりとあっさりめで、研究分野以外はあまり興味なさ気な唯花が意外な部分に反応したり、意外な方向に収束してゆく展開は面白かったです。続編があるようならまた読んでみたいですね。
読了日:5月16日 著者:古野まほろ
コハルノートへおかえり (角川文庫)コハルノートへおかえり (角川文庫)感想
ある土砂降りの日、親友の紗綾との喧嘩した女子高生・小梅をハーブとアロマのお店「コハルノート」の店長・澄礼に救われ、そこで働くようになる物語。猪突猛進な性格にコンプレックスを抱え、親友の紗綾と仲違いしてしまった小梅と、そんな二人の仲直りに助力してくれた澄礼。周囲に助けてもらってばかりいると感じている小梅の行動力が、結果的にいろいろと周囲に好影響を与えているのに、自分に自信を持ちきれないがゆえに、小梅を大切に思う紗綾や澄礼たちの気持ちに気づいていないあたりが微笑ましい(苦笑)今後どうなってゆくのか続編に期待。
読了日:5月15日 著者:石井颯良
おいしいベランダ。 午前1時のお隣ごはん (富士見L文庫)おいしいベランダ。 午前1時のお隣ごはん (富士見L文庫)感想
ダメダメな一人暮らし生活を送る大学生の栗坂まもりが、ふとしたきっかけからベランダで植物を育てては食すお隣のイケメン園芸男子・亜潟葉二の真の姿を知り、一緒に育てるようになる物語。一人暮らしにありがちなトラブルに巻き込まれて葉ニに救われるまもり。育てたものを一緒に食べることで育まれてゆく二人の交流と、そんな葉二に変わるきっかけを与えた千鶴との再会。不安を抱えながらも自分の思いに正直になって、不器用なりに決意したまもりの奮闘ぶりや、変わってゆく葉ニのまもりを呼ぶ名前の変化はなかなか良かったです。次回作にも期待。
読了日:5月14日 著者:竹岡葉月
デボネア・リアル・エステート 傭兵は剣を抜き、ハイエルフは土地を転がす。 (GA文庫)デボネア・リアル・エステート 傭兵は剣を抜き、ハイエルフは土地を転がす。 (GA文庫)感想
ダークエルフの呪いで少年の姿になってしまい餓死寸前な伝説の傭兵・ルーウィンが、人使いが荒く金に汚いハイ=エルフ・デボネアの下僕募集に応じ、不動産屋の仕事を手伝うことになる物語。見た目で伝説の傭兵と誰にも信じてもらえないルーウィン、唯我独尊で守銭奴なのに、どこかちぐはぐな行動を見せるデボネアの目的。ツンデレデボネアだけでなく無邪気な魔法人形ココや侠気のヴェローニカといった魅力的なキャラたちを上手く配した勢いのあるストーリー展開は、それでいて意外と筋立てもしっかりしていて好感。次に期待したくなる作品ですね。
読了日:5月14日 著者:山貝エビス
ゴブリンスレイヤー2 (GA文庫)ゴブリンスレイヤー2 (GA文庫)感想
辺境一栄える水の街の大司教で魔神王を打ち倒した英雄の一人・剣の乙女からゴブリンスレイヤー指名のゴブリン退治の依頼が届き、仲間とともに水の街の地下迷宮に挑む第二弾。何だかんだ言いながらも彼についてくるいつもの仲間。なぜか装備がいい智慧の付いたゴブリンたち。過去の辛い記憶に縛られる剣の乙女。相変わらずながらも仲間と協力することを覚え、少しずつ変わりつつある彼。苦戦しながら乗り越えた激戦の結末として、長らく苦しんでいた剣の乙女に小さいけれど確実な救いを与えたラストは、いかにもこの物語らしくてとても良かったです。
読了日:5月13日 著者:蝸牛くも
りゅうおうのおしごと! 3 (GA文庫)りゅうおうのおしごと! 3 (GA文庫)感想
宿敵「両刀使い」に三連敗し、更なる進化を目指して「捌きの巨匠」に教えを乞う八一。一方で急成長するあいと停滞する自分を比べ焦燥に駆られる桂香が将棋人生を賭けあいたちに挑む第三弾。自らの幅を広げるためゴキゲン中飛車に挑む居飛車党の八一たち。研修会の降格危機に自信喪失し、覚悟を決めて銀子に教えを乞う桂香。銀子が語る絶望的な才能の差を突きつけられても、自分らしさや真摯に向かう気持ちを再び思い出し、対局に将棋に賭ける想いや愛が感じられる熱い戦いは今回も素晴らしいですね。クズ竜は安定のロリコン扱いですが次巻にも期待。
読了日:5月13日 著者:白鳥士郎
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 10 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 10 (GA文庫)感想
理知を備えるモンスター「ゼノス」と邂逅し、ウィーネを同胞たちに託したベル。しかしウィーネたちを暴悪な狩猟者達が襲ったことで復讐に燃えるゼノスたちが街を襲撃、悩めるベルが討伐隊に組み込まれる第十弾。心を持ち言葉を解するゼノスたち。自らの有り様を大きく揺さぶられていたベルに突きつけられた究極の選択。苦渋の決断は正しくとも愚かしい、けれどとても彼らしいと感じるもので、それによって救われたこともあったとは思いますが、代償として名声も地に落ちてしまったベルがどう再び這い上がるのか、今後の展開が気になるところですね。
読了日:5月12日 著者:大森藤ノ
セブンサーガ (2) ~七つの大罪 氷の王国は怠惰に眠る~ (電撃文庫)セブンサーガ (2) ~七つの大罪 氷の王国は怠惰に眠る~ (電撃文庫)感想
憤怒の力を手に入れたため、故郷ペルガモン王国で賞金首となってしまったラファエルたち。追っ手から逃れて宿敵クルセウスを追うため長年敵国だったサルデス王国に向かう第二弾。密入国した彼らが吹雪の中で出会ったサルデス王国の女王・アスラウグと、復讐に向かいつつある王国の不穏な動き。そこに不審な部分を見出したラファエルが事態解決に向けて動き出す中で、再び新たな悪魔が関わる戦いに巻き込まれる展開はなかなか面白かったんですが、これで続きを読むのが難しそうな状況というのは...見極めるタイミングが早くなってきてるんですね。
読了日:5月12日 著者:和泉弐式
学園陰陽師 安倍春明、高校生。 陰陽師、はじめました。 (電撃文庫)学園陰陽師 安倍春明、高校生。 陰陽師、はじめました。 (電撃文庫)感想
酒呑童子の化身・柊と式神として契約し、突如安倍家の当主に決まった安倍晴明の末裔・安倍春明。現代の陰陽寮『宇羅乃僚学園高等部』に転校し、校内で起こる怪異事件に挑む物語。本人も訳がわからないうちにテンポよく進む展開で明らかになってゆく主人公の秘めた力、妖艶な雰囲気の柊や賀茂・土御門・田村といったキャラたちもよく動けていて、魅力的な鵜飼さんのイラストも作品の雰囲気にうまくハマっていると思いました。今回だけではどれくらいのスケールになりそうなのかまだ何とも言えませんが、次巻以降の展開に期待したくなる作品でしたね。
読了日:5月11日 著者:黒狐尾花
レオ・アッティール伝 (4) 首なし公の肖像 (電撃文庫)レオ・アッティール伝 (4) 首なし公の肖像 (電撃文庫)感想
主君である公子レオへの援軍出兵をかけて、山の民最強の戦士ラガとの決闘に臨むクオン。一方死中に活を見出そうとする行動から次々と危機に遭遇するレオを描く第四弾。信頼できる人物が皆離れている孤独な状況で、ジリジリする展開に焦りを感じるレオ。その綱渡りのような危うい行動には何度もヒヤヒヤさせられましたけど、そのたびに宿敵を打破してしまうレオは流石というよりは、ライバルに危機感を感じさせてしまう存在でしかなくて、これだと気の休まるような状況はなかなか訪れなさそうですね...レオがここからどこに向かうのか次巻に期待。
読了日:5月11日 著者:杉原智則
ストライク・ザ・ブラッド (15) 真祖大戦 (電撃文庫)ストライク・ザ・ブラッド (15) 真祖大戦 (電撃文庫)感想
古城は龍族の娘グレンダを危険視する戦王領域の吸血鬼アラダールと決闘する羽目に陥り、三人の真祖たちを擁する超国家組織「聖域条約機構」が禁呪"聖殲"の祭壇である絃神島破壊を画策する第十五弾。禁呪"聖殲"のカギを握る龍族の娘グレンダ、利害が一致して手を組む聖殲の叡智を手に入れたヴァトラーとカインの巫女・浅葱。これまで登場したヒロインたちも大集合し、絃神島破壊を止めるため雪菜とヴァトラーに挑む展開はある意味いつも通りなんですけど、それが面白いのがこの作品ですよね。いい感じにすっきりまとまりましたが第二部にも期待。
読了日:5月10日 著者:三雲岳斗
魔法科高校の劣等生SS (電撃文庫)魔法科高校の劣等生SS (電撃文庫)感想
本編では達也が裏で陰謀を粉砕したという形で簡潔に終わっていた2096年の九校戦を、雑誌連載の短編と書き下ろしで振り返る連作短編集。再びサポート&参謀役として相まみえた達也と吉祥寺の対戦、雫と花音のアイスピラーズブレイク、黒羽姉弟のミッション、描き下ろしのレオとエリカの話などで、卓越した技術と抜け目ない戦術眼で達也が大活躍という、わりと久しぶりにこの作品らしい雰囲気を楽しめました。レオとエリカは意外な形で繋がっていることが判明して、二人の関係が今後どうなるのか気になるところではありますね。次巻も楽しみです。
読了日:5月10日 著者:佐島勤
恋と嘘(4) (講談社コミックス)恋と嘘(4) (講談社コミックス)感想
莉々奈とどこかぎくしゃくしたまま迎えた文化祭。美咲と仁坂による男女逆転ロミオとジュリエット、そして莉々奈との再会、そして謎の政府通知に迫る第四弾。「誰かを好きになる」ということがまだハッキリとしないネジと、頭では分かっていても諦めきれない美咲、ようやく意識し始めた莉々奈はもとより、仁坂の想いもまた切ないですね...誰もが笑える結末はなさそうな分、最初の謎の政府通知が気になるところですね。次巻が早く読みたいです。
読了日:5月10日 著者:ムサヲ
速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術感想
マッキンゼーで活躍する著者が、驚異的な仕事量を可能にする哲学とノウハウを詳細に解説した一冊。早く正確にできる処理能力の早さは必須で、丁寧にやり過ぎない、考えやアイデアはメモに書き出して整理する、よく使う言葉は単語登録する、ホワイトボードを使った超効率的な会議術など、要点を見極めて簡略化できることはできるだけ簡単にできるようにする方法や、準備段階の大切さを説くその考え方にはなるほどなと頷く部分がありました。業務が上手く回っていない、余裕が無いと感じている人には、読むとヒントになることがあるかもしれませんね。
読了日:5月10日 著者:赤羽雄二
書店ガール 5 (PHP文芸文庫)書店ガール 5 (PHP文芸文庫)感想
取手駅構内の小さな店の店長に抜擢されたものの苦戦する彩加。一方、ライトノベル編集者の小幡伸光は、新人賞作家の受賞辞退、編集者による原稿改竄騒動などトラブルが続く第五弾。店舗の大きさや立地が違えば売れるものも違ってくるわけで、前と同じやり方を押し通すのではなく、お客の動向をきちんと見てそれにあった品揃えにするのは大切ですね。それと並行して進む新興ライトノベルレーベルの苦戦や新人賞作家の物語などがひとつの巻き返しの流れになってゆく今回の展開はなかなか面白かったです。次巻はどんなテーマになるのか楽しみですね。
読了日:5月9日 著者:碧野圭
思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)感想
秀司と穏やかな交際を続ける明里が、東京から帰ってきた骨董店の娘・郁実の言動に心落ち着かない気分になったり、親との関係をそのまま伝えて大丈夫なのか不安を抱える第三弾。秀司と着実に関係を築けていて幸せだと思っていても、これまで経験したことがないからこそ何かあるたびに明里が不安になるのは仕方ないと思うんですが、それでも誰かのために一生懸命になれる明里のことを理解して、きちんと受け止めてあげる秀司はやっぱり流石ですね。太一は相変わらず謎の存在なままですが、最終的にきちんと説明があるのかちょっとだけ気になりますね。
読了日:5月9日 著者:谷瑞恵
思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)感想
飯田時計店。店主の時計師・秀司と彼の恋人で美容師の明里の元に、あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思い―家族や恋人、大切な人との悲しい過去を抱えた人々が訪れる第二弾。過去のすれ違いを修復できないまま今まで来てしまった人たちとのお話でしたが、大切なのは過去を悔いることではなくて、これからどうするかなんですよね。太一はやっぱりどこか不可思議な存在なのかなあと思いつつも、様々な人との出会いの中で少しずつ仲を育んでいく二人の関係はまだこれからいろいろありそうですけど、頑張って欲しいと応援したくなりました。
読了日:5月8日 著者:谷瑞恵
重版出来! 3 (ビッグコミックス)重版出来! 3 (ビッグコミックス)感想
新人漫画家の発掘と編集部への現行持ち込み、担当者などの関係が描かれた第三弾。発掘からデビューに至るまでの過程が描かれていて、その工程も興味深かったですけれど、刊行のタイミングによって書店の状況も変わってくるわけで、どこまできめ細かに目配りできるのかなあとか、出会った担当さんの相性や信頼関係も重要だなあと改めて感じたりしました。実際売り上げてなんぼの現実もあるわけで、原価計算含めた採算の問題もあって、何にプライオリティ置いて考えるのかとてもシビアな判断ですね。
読了日:5月8日 著者:松田奈緒子
思い出のとき修理します (集英社文庫)思い出のとき修理します (集英社文庫)感想
仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた元美容師の明里。引っ越し先の子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で時計店を営む青年・秀司と出会う物語。みんな顔なじみ状態の寂れた商店街を舞台に秀司や太一と一緒に不思議な事件に巻き込まれる日々。自信を失っていて頭の中でいろいろなことを考えてしまいどうにも臆病な明里と、落ち着いているけれど何かありそうな秀司はお互い惹かれ合っているのに、過去が気になって縮まらない距離感がもどかしくなりましたが、いい感じに周囲の助けがあってすれ違いに終わらずにホッとしました。次巻も楽しみです。
読了日:5月7日 著者:谷瑞恵
重版出来! 2 (ビッグコミックス)重版出来! 2 (ビッグコミックス)感想
彼女の動向で不安定になってしまう漫画家や人気作を書いたけれどすっかり過去の人になっていた漫画家、電子書籍や製版所の話などが描かれた第二弾。当たり前なんですけど漫画家・製版所の人たちにもぞれぞれ人生があって、いいことばかりじゃないよなあという部分が描かれていたのは興味深かったです。でも忙し過ぎてなかなかうまくいかない製版所勤務の人がうまくいってちょっとホッとしました。
読了日:5月7日 著者:松田奈緒子
古書カフェすみれ屋と本のソムリエ (だいわ文庫)古書カフェすみれ屋と本のソムリエ (だいわ文庫)感想
オーナーのすみれが心をこめて作る絶品カフェごはんと、紙野が担当する古書スペースで構成される古書カフェを舞台に起きる5つ小さな謎を解くミステリ。すみれの作る絶品の料理目当てに訪れる常連客たち。彼らの身の回りで起こる謎を紙野が選ぶ実際の本のエピソードを交えながら解決してゆくストーリーは、紙野の推理力がやや冴え過ぎな感もありましたが面白かったです。常連客がつい聞くらいバレバレな紙野と、一方でお客さんには細かい配慮ができるのに自分に向けられる想いにはどこか鈍いすみれ。そんな二人の今後を是非続編で読んでみたいです。
読了日:5月7日 著者:里見蘭
子育てが楽になる心理学: 母親が「一人で抱え込まない」ための工夫とヒント (単行本)子育てが楽になる心理学: 母親が「一人で抱え込まない」ための工夫とヒント (単行本)感想
子育てに疲れたとき、自信を失ったとき、自分をどうやって立て直すのか?母親であり心理学者でもある著者が教えてくれる「無理しない・焦らない・考えすぎない」子育てのヒント。心理学の観点から「大切なことはシンプルに。難しく考える必要はない」「子どもを幸せにしたかったらまずはお母さん自身の心をいい状態にする」という心のありようを説くアプローチは特に目新しさもなかったですが、これはとても大切なことなんですよね。奥さんために借りてきたついでに自分も読んでみましたが、父親の立場で読んでも通じることが多いように思いました。
読了日:5月7日 著者:山口まみ
重版出来! 1 (ビッグコミックス)重版出来! 1 (ビッグコミックス)感想
ケガにより柔道の道を諦めて、社長を一本背負いして出版社に内定を得た黒沢が、編集に配属されて体当たりで仕事に取り組んでゆく物語。何もわからないところからスタートしながらも、熱い気持ちでぶつかる黒沢によっていつの間にか周囲も巻き込んでゆく展開は心を大きく揺さぶりますね。いろいろ難しい時期に来ている出版業界ですが、もっと頑張らないといけないなと思えた一冊でした。
読了日:5月6日 著者:松田奈緒子
座敷わらしとシェアハウス  ―冬来たりなば― (角川文庫)座敷わらしとシェアハウス ―冬来たりなば― (角川文庫)感想
両親と離れ豆柴カンタや座敷わらしの暁星と同居する高校生の佳乃が、受験が近づき、緊張感も漂い始めたある日、街で不穏な気配をまとう同学年の宮崎と出会う第二弾。俊之は相変わらず周囲へのおせっかいが空回りしていて、今後のありようを考える契機を得た暁星。出会いからすると宮崎が身近な存在に落ち着いたのはやや意外でしたけど、佳乃のシェアハウス設立へ向けたパズルのピース的に必要な存在だったんですかね。まだ謎も残っていますし、次巻では宮崎の佳乃への言動に落ち着かない態度を見せ始めている俊之との幼馴染関係の変化にも期待です。
読了日:5月6日 著者:篠原悠希
ふたりの文化祭ふたりの文化祭感想
スポーツ万能でイケメンの九條潤と、同じクラスで彼の小さい頃を知っていて今は少し苦手な図書委員・八王寺あや。文化祭を間近に控えて接点ができていく二人の視点で語られる物語。自覚があって周囲の視線を意識した行動が多い潤、本を読むこと自分の居場所に敏感なあやという文化祭の準備で接点ができるたびに苦手意識を持つ性格も考え方も違う二人が、自分の気持ちに素直に向き合ってみたら何か共感があるのは面白いですね。前作の流れからするとそうなるだろうなあと思った結末でしたが、潤とあやが今後どうなってゆくのかまた読んでみたいです。
読了日:5月5日 著者:藤野恵美
ドッグカフェ・ワンノアール 凛とシルビー、危機一髪! (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)ドッグカフェ・ワンノアール 凛とシルビー、危機一髪! (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)感想
幽霊が見えるがゆえにいろいろ事件に巻き込まれがちな、ドッグカフェ・ワンノアールに勤める凛とその飼い犬シルビー。ある日からシルビーが何者かに狙われるようになる第二弾。幽霊が見えてしまうせいか、真木さんが心配するのも当然な凛の相変わらずな不用心さに毎回ハラハラしてしまいますが、一方で自己中心的な言動を当然と思う人たちの悪意にはやはりあまりいい気分はしませんね。しかし女子高生だった未来は成仏しないままお目付け役(?)としてとして今後もお店に定着しそうな予感(苦笑)次巻では真木さんとの仲ももうちょっと進展を期待。
読了日:5月5日 著者:石田祥
青春のアフター(2) (アクションコミックス(月刊アクション))青春のアフター(2) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
再びまことの元から消失したさくらがまことの過去へ飛んで目の当たりにし、さらに残された記録からこれまでのまことの軌跡を知り、より複雑な想いを抱えたまま再び出会う第二弾。ここまでされたらさすがに心揺さぶられるだろうなと思うインパクトのある過去話でしたが、倉橋が思っていた以上にイイ奴なのが救い。それでも各々の相手を想う気持ちがうまく噛み合わなくてすれ違ってしまう展開が切ない。ここからどうなるのか、続きが気になりますね。
読了日:5月5日 著者:緑のルーペ
青春のアフター(1) (アクションコミックス(月刊アクション))青春のアフター(1) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
高校生の時に目の前で消えた大好きだった女の子さくら。32歳になってようやく彼女・みい子と同棲を始めた鳥羽まことの元へ再びさくらが現れ、三人の歪んだ同居生活が始まる物語。あまもりにも大きかったさくらの消失をようやく乗り越えかけた時に、タイムスリップでそのさくらが現れる展開は、まことにとってもみい子にとっても複雑な心境になりますね…さくらはさくらでまた自らの想いをうまく消化できないまま...この青春の後始末はなかなか大変なことになりそうです。
読了日:5月5日 著者:緑のルーペ
寄宿学校のジュリエット(2) (講談社コミックス)寄宿学校のジュリエット(2) (講談社コミックス)感想
犬塚が幼い頃からの親友・蓮季にペルシアとの秘密の恋を打ち明けたことに始まる騒動や、ペルシアのお弁当を巡る争奪戦、そして体育祭が始まる第二弾。蓮季は二人の恋の物語という展開的にわりと辛い立ち位置なんですけど、とことんやり合ってそれを乗り越えてくる彼女はとてもいい子ですよね。そしてペルシアも負けずに今回もツンデレ可愛い全開で、様々な想いが交錯する体育祭も最終的に構図が明確になって次巻がとても楽しみです。
読了日:5月5日 著者:金田陽介
寄宿学校のジュリエット(1) (講談社コミックス)寄宿学校のジュリエット(1) (講談社コミックス)感想
敵対する2つの国の生徒が通う寄宿学校ダリア学園。東和国寮1年生リーダー犬塚露壬雄が長年の想い人である宿敵・ウエスト公国寮1年生リーダージュリエット・ペルシアへ勢い余って告白してしまったことから始まる絶対にバレちゃいけない恋物語。ペルシアへの想いが募るあまりいろいろやらかしそうなうかつな犬塚と、そんな彼と付き合うことになったペルシアの許されない恋という萌えるシチュエーション。とにかくペルシア可愛いw 他の登場人物たちも魅力的でテンポの良いストーリー展開にバトルもあり、今後がとても楽しみなシリーズです。
読了日:5月5日 著者:金田陽介
夜ふかし喫茶 どろぼう猫 (集英社オレンジ文庫)夜ふかし喫茶 どろぼう猫 (集英社オレンジ文庫)感想
不眠で悩んでいる大学生の結月が、住んでいるマンションにある平日の夜中だけOPENする不思議な喫茶店に通うようになる物語。ふとしたきっかけで風変わりな店主・榊真臣と出会い、眠れない長い夜を過ごす人たちが集う喫茶店の常連になってしまった結月。そんな二人が関わった人たちの悩みを解決するために奔走するストーリーは、結月自身や榊もまた長らく抱えていた悩みへ踏み込んでゆくことにも繋がっていて、その過程でお互いの理解を深めていった二人の距離感が少しずつ、ゆっくりと変わってゆくその繊細な描写がとても良かったと思いました。
読了日:5月4日 著者:彩本和希
倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢 (集英社オレンジ文庫)倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢 (集英社オレンジ文庫)感想
ルフレッドとサラの兄妹が営む貸本屋千夜一夜》で起こる消える蔵書票や店の片隅でひとり涙する少年の謎。さらにロンドンを騒がせる連続殺人事件に深く関わることになる第二弾。当時刊行されていた物語なども触れながら、前半は貸本屋で起こる謎を解いてゆく展開でしたが、後半は一転して緊迫感溢れる急展開で、そんな中で今回はヴィクターが肝心な場面で頑張ったと思ったのに、最後の最後で衝撃の事実が明らかになって、全て吹き飛ばされた気分です(苦笑)改めて見るとサブタイトルの意味は深いですね。これはどうなるのか次巻も楽しみです。
読了日:5月4日 著者:久賀理世
眠れる森の夢喰い人 九条桜舟の催眠カルテ (集英社オレンジ文庫)眠れる森の夢喰い人 九条桜舟の催眠カルテ (集英社オレンジ文庫)感想
他人の夢が見えてしまう能力を持つ砂子は、勤めている寝具販売店で奇妙な客・九条桜舟から妙な仕事にスカウトされる物語。自らも悩みを抱えながらも、仕事では凛とした姿勢で顧客から信頼を得ている砂子。そんな彼女が桜舟に誘われた患者が苦しむ原因を深層心理から取り除く仕事に関わってゆくうちに、ズボラに見えて仕事には真摯な桜舟、そんな彼の仲間たちや患者たちとの交流を通じて変わってゆく繊細な心理描写がとても良かったです。雰囲気が自分好みでこの仕事や登場人物たちにもまだまだ謎が多く、続編があるようならまた読んでみたいですね。
読了日:5月3日 著者:山本瑤
マイ・フェア・ネイバー (KC デザート)マイ・フェア・ネイバー (KC デザート)感想
昔は荒れていたものの今は社員を目指す佐久良が、昔隣に住んでいた命を救った女の子で今は女子高生のモモと再会する春夏秋冬の物語。12歳年下の女の子ということで最初は意識せずに保護者然としてしていた佐久良でしたけど、振られても大切な人に一生懸命なモモの頑張りやお母さんとの関係修復を見守るうちに、時間を掛けながら少しずつ彼女の存在の大きさを実感してゆく変化だったり、そんな二人の幸せそうな将来を予感させるラストもとても良かったです。
読了日:5月3日 著者:森野萌
恋と嘘(3) (講談社コミックス)恋と嘘(3) (講談社コミックス)感想
莉々奈のもとに政府から「パートナーと共に講習会に参加せよ」 招集通知が届き、由佳吏とともに参加して共に一夜を過ごしたことをきっかけに、少しずつ莉々奈が由佳吏を意識してゆくようになってゆく第三弾。由佳吏もようやく通知の実感が湧いてきたのかなーという感じでしたけど、美咲は美咲の仁坂は仁坂で揺れる複雑な想いがあって、それぞれが葛藤する描写がとても良かったですね。
読了日:5月3日 著者:ムサヲ
恋と嘘(2) (講談社コミックス)恋と嘘(2) (講談社コミックス)感想
由佳吏と美咲、莉々奈、仁坂。どこかきまずい4人が流れから共に旅行に行くことになる第二弾。その意味するところを理解しないまま美咲との恋を応援する莉々奈、何か秘密を抱えていそうな美咲、複雑な心情の仁坂も何か知ってそうな感じはありますね。二人と彼女たちにドギマギする由佳吏の関係がどうなってゆくのか次巻も気になります。
読了日:5月3日 著者:ムサヲ
先生、大事なものが盗まれました (講談社タイガ)先生、大事なものが盗まれました (講談社タイガ)感想
灯台守高校に入学した雪子が、探偵高校と怪盗高校に入学した幼馴染とともに凪島のアートギャラリーに犯行後カードを残した伝説の怪盗・フェレスの調査に乗り出すミステリ。島の中にある3つの高校が影響の影響力が大きい世界観で、残された犯行カードを元に盗まれたものを探していくストーリーでしたが、盗まれたものが思いもよらないものだったりでちょっと斬新でしたね(苦笑)雪子や彼女を取り巻くキャラクターも魅力的でよく動いていましたし、雪子を陰ながらサポートしたフェレスの過去も謎のままで、その辺りは続編に期待したいところですね。
読了日:5月2日 著者:北山猛邦
恋と嘘(1) (講談社コミックス)恋と嘘(1) (講談社コミックス)感想
16歳になると政府から結婚相手が指名される世の中になった日本。ずっと好きだった相手と両想いだと知った根島由佳吏15歳が、直後に「政府通知」によってパートナーを指名されてしまう物語。いくらでも主人公の好きなところを語れてしまうけれど一度は突き放した高崎さん、恋に恋する少女から変わりつつある自覚のない莉々奈、そしてまさかの仁坂(苦笑)いやこれはこれからどうなるか楽しみですね。
読了日:5月2日 著者:ムサヲ
セブンス 2 (ヒーロー文庫)セブンス 2 (ヒーロー文庫)感想
ソフィア、アリアを仲間に加えたライエルが、彼女たちとパーティーを結成することやや逡巡する状況で、ややこしい領主館の問題に派遣される第二弾。ライエルも傍から見たら女たらし状態にしか見えないから第一印象が良くないなあという感じでしたけど、向かった先の領主がいいように部下に振り回されているモヤモヤする展開で、そんな中でご先祖様たちに助けられながらも窮地にビシっとした行動を見せるライエルはわりと評価上げましたね(ちょっと勘違いしてやり過ぎてたけどw)。何かありそうなノウェムがちょっと気になりますが、次巻にも期待。
読了日:5月2日 著者:三嶋与夢
終わりのセラフ 11 (ジャンプコミックス)終わりのセラフ 11 (ジャンプコミックス)感想
名古屋空港で柊暮人がついに恐るべき実験を開始し犠牲者が続出。仲間を救うべく駆けつける優一郎とミカエラだが、囚われていたグレンが吸血鬼と共に現れ事態は更に混迷する第十一弾。ついに事態が大きく動き出して、振り回される月鬼ノ組の面々や優一郎とミカエラたち。誰にとっても思わぬ事態になっていたようにも感じましたが、選択肢が少ない中で暗躍するフェリドの行動が何をもたらすのか、次巻以降の展開が気になりますね。
読了日:5月2日 著者:山本ヤマト
スチームオペラ (蒸気都市探偵譚) (創元推理文庫)スチームオペラ (蒸気都市探偵譚) (創元推理文庫)感想
蒸気を動力源とした科学都市。進路に頭を悩ませる女学生エマ・ハートリーが長旅から帰還した父を迎えにきた港で正体不明の少年・ユージンと出会う物語。ひょんなことからユージンと共に名探偵ムーリエに見習いとして弟子入りしたエマが遭遇する数々の奇妙な事件。ミステリとして読むとやや冗長に感じたストーリー展開でしたが、思わぬ方向へ話が向かって物語を見る視点が変わるSF小説的な終盤は、強引かなと感じる箇所があったもののテンポも上がっていってなかなか面白かったです。二人の出会いの物語の終着点はわりと自分好みの読後感でした。
読了日:5月1日 著者:芦辺拓
恋と呼ぶには気持ち悪い(1)恋と呼ぶには気持ち悪い(1)感想
ひょんなことから妹の親友の女子高生・有馬一花に救われた高スペック社会人・天草亮が彼女に狂信的な恋をして、その直球すぎるアプローチをひたすら気持ち悪がられる物語。イケメン好スペックであるがゆえに自分から好きになったことがない亮。そんな彼の行き過ぎた愛情表現を容赦なく罵倒する一花。それを愛しいと感じてしまう亮がかなり末期症状な気もしますが、そのうちほだされちゃうのかしら的な展開がこれから楽しみです(苦笑)
読了日:5月1日 著者:もぐす

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