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読書する日々と備忘録

主に読んだ本の紹介や出版関係のことなどについて書いています

好きなライトノベルを投票しよう!! - 2015年下期に投票します。

当エントリにて「好きなライトノベルを投票しよう!! - 2015年下期」に投票します。

 

下半期は良作もたくさんありましたし考え方次第でいかようにも選べるので、いい作品だからとかあまり深く考えずに自分好みの作品を選びました。

とある飛空士への誓約 9 (ガガガ文庫)

とある飛空士への誓約 9 (ガガガ文庫)

 

 【15下期ラノベ投票/9784094515824】

二千年来の悲願であった「天地領有」のために動き出すウラノス。世界の命運をかけ多島海連合軍首席参謀バルタザールが史上最大の奇襲作戦を立案するシリーズ最終巻。厳しい状況の中で見出した光明を信じ、これまでのシリーズ主人公たちが勢揃いしての最終決戦は、それぞれの見せ場もあって胸が熱くなりました。それぞれの信念を貫き通した戦い、ヒロインたちとの邂逅、ひとつひとつのエピソードを丁寧に締めくくってゆく、いくつもの物語の終わりはまさに大円団。最後まで描き切ってくれた結末には大満足でした。

 【15下期ラノベ投票/9784047306509】

ヴァレリアのために覚悟を決めたディー。カリンと決着をつけようと願うダンテと、ルオーマに直接攻撃をかける用意を整えたルキウスとオルヴィエト。それぞれが最後の戦いに挑む最終巻。これまでの因縁に決着をつけるべく各々がついに動き出した今巻でしたが、丁寧に描かれた対決でひとつひとつのエピソードを回収していきながら、終わりに向かう物語としてまとめていく上手さはさすがベテラン作家さんですね。最後までヴァレリアとディーのやりとりも十分堪能出来て、気になる部分もきちんと補足してくれた大満足の完結。

WORLD END ECONOMiCA (3) (電撃文庫)
 

 【15下期ラノベ投票/9784048693257】

アバロンの不正を暴き月面の英雄として忙しい日々を送るハルが、手を離してしまった少女ハガナに再会するシリーズ完結巻。ABSというリスクがほぼゼロの証券の謎に挑み、疑問を積み上げていった結果判明する壮大なからくり。月面崩壊に繋がりかねない金融危機の最中、ようやく会えたハガナと本音でぶつかることで交わし合えた八年越しのお互いの想い、二人で大切な場所を守るため立ち上がる壮大なスケールの物語に、先が気になって最後まで一気に読んでしまいました。多くの人達に支えられてようやく迎えた物語の結末はとても素晴らしかったです。

 【15下期ラノベ投票/9784074031009】

懐妊した玉葉妃の逆子が判明する中、里樹妃の幽霊騒ぎなどを調べるうちに、これまで後宮内で起こった事件の法則に気づき調査しようとした猫猫が拉致される第四弾。なかなか興味深い後宮事情でしたが、拉致されたと知った翡翠宮の面々や壬氏、羅漢たちの反応がとてもらしかったですね。猫猫の機転によって悲劇的状況の中にもまだ救いを見出だせた顛末でしたが、ついに立ち上がった壬氏の想いはそろそろ報われてもいいんじゃないかな…とは正直思いました(苦笑)でも今回で身軽になれた部分もありますし、これからですよね。今後も楽しみなシリーズです。

セイクリッド・クロニクル (GA文庫)

セイクリッド・クロニクル (GA文庫)

 

 【15下期ラノベ投票/9784797383553】

戦場で裏切られ致命傷を負った帝国六大凶殺の一人レキが、敵対する王国の姫騎士マリアに命を救われ、共に生きることを選ぶファンタジー英雄譚。英雄として戦に生きてきて恋愛経験ゼロ、混乱したり皮肉な運命に翻弄されながら、不器用なりに思いをぶつけたり嫉妬したりするマリアと、そんな彼女に恩義を感じ、彼女の思いに真摯に応えようとする天然なレキのやりとりが、周囲も生暖かく見守る甘さでとても素晴らしい。敵国の姫騎士に仕えたことでレキに血の絆を感じる他の六大凶殺(みんな女性)との因縁も今後出てきそうで、続きがとても楽しみなシリーズ。2月に3巻目も刊行になりますね。

 【15下期ラノベ投票/9784040706115】

アニメ化決定おめでとうございます。突如現れた謎のアンノウンと戦争を続ける人類。防衛都市神奈川で最強の称号を有する天河舞姫と、彼女を暗殺する指令を受けて転校してきた紫乃宮晶のボーイ・ストーキング・ガール。暗殺相手を知るための観察と称してストーカーまがいの行動を繰り返すクールな暗殺者シノが、裏表のない破天荒な舞姫を知っていくうちに、なぜか一緒にデートしたり彼女の危機を救ったり、神奈川四天王の実態はアレでしたが、息の合った相棒として戦う斜め上の展開がとても面白かったです。3人の作家による競作も楽しみですが、2月に3巻目も刊行になりますね。

ケーキ王子の名推理 (新潮文庫nex)

ケーキ王子の名推理 (新潮文庫nex)

 

【15下期ラノベ投票/9784101800509】

美味しいケーキ大好きな女子高生・未羽が、失恋直後に迷い込んだケーキ屋でパティシエ修行をしている同級生の冷酷イケメン王子・颯人に遭遇する物語。少女漫画のような設定や展開でミステリとして見るとあっさりめですが、出会った当初はお互いあまり印象が良くない二人が、夢に向かって頑張る颯人を徐々に応援する気持ちになっていったり、ケーキであっさり釣られるもののイケメンだからといって特別視しない未羽は信用できると感じたり、飾らない二人の距離感が心地良かったです。そんな二人の恋の予感はこれからですかね。シリーズ化して続編を読みたい作品です。

 【15下期ラノベ投票/9784094515640】

煌霊でも人間でもない状態に陥り、血を吐いて倒れ意識を失ってしまった朱雀の相棒・小手毬。彼女を救うために朱雀が奔走する第五弾。時間の猶予こそ得たものの、絶望的にも思えてしまう彼女を救う可能性。彼女を救えるのは自分しかいないと諦めない一方で、今後自分がどうすべきなのか葛藤する朱雀。そんな朱雀を見捨てず、わずかな可能性に賭けて献身的に支える舞花の存在が大きく、切なかったです。掴み取った可能性と突き付けられた選択肢。迷うまでもなく選んだ先の未来が、二人の幸せに繋がっているといいんですどね。今月発売の次巻も楽しみです。

七日の喰い神 (ガガガ文庫)

七日の喰い神 (ガガガ文庫)

 

 【15下期ラノベ投票/9784094515732】

人間に害を為す禍々しい神々マガツガミと祈祷師が戦う世界。元祈祷師の古川七日と喰い神の少女ラティメリアが、依頼を受けて神々を葬っていくダークファンタジー。目的のため彼女の力を必要とする七日と、彼が死んだら喰らう約束をするラティメリア。相棒と呼ぶには微妙な関係の二人ですが、その繊細な距離感の描写がとてもいいですね。世界観や登場人物たちも魅力的で、特に可愛らしさと残酷さを兼ね備えたラティメリアがよく動き、素晴らしいイラストともマッチして存在感がありました。二人と宿敵の因縁も明らかになって、今月発売の次巻がとても楽しみです。

 【15下期ラノベ投票/9784047307964】

アリオン皇国最強と謳われる黒狼卿ヴィンセントが唯一気を抜けるのは、街娘のミアに顔を隠して会う時だけ。そんな彼が帝国軍との戦いで敵国の軍師天眼のフォウの意外な正体を知ってしまう戦略英雄譚。皇国の英雄と帝国の天才軍師という相容れないはずの二人が恋に落ちる悲劇的展開をベースとする物語ですが、お互いの存在を知ってからはむしろ喜劇的展開。それぞれが規格外の力を持ち、似た境遇で世間知らずだったり、同じようなことを考える運命的な二人だからこそ恋の成就目指して頑張って欲しい。次巻以降の展開がとても楽しみな新シリーズです。

 

以上、10作品に投票します。
他の人のセレクトも楽しみですね。