読書する日々と備忘録

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3巻以上5巻以内!巻数少なめのおすすめライトノベル(2015年8月版)

最近いろいろ公私ともに忙しすぎて、思うように更新の時間を取れていませんでしたが、お知り合いの方がなかなか興味深いエントリーを更新されていたので

自分も便乗して同じ3巻以上5巻以内の巻数少なめのおすすめライトノベルを挙げてみようと思います。※既刊巻数は2015年8月現在。

 

それでは、以下をどうぞ!(`・ω・´)ノ

D9―聖櫃の悪魔操者― (3) (電撃文庫)
 

 悪魔召喚して故郷を滅ぼした兄を倒すため悪魔メルヴィーユと契約した少年が、悪魔憑きとなって二人で兄を探す旅を続ける物語る。クールで素っ気ないけど優しいソーマは、強力な悪魔も打ち破る力を持っていますが、それもソーマ大好きな可愛い悪魔メルヴィーユと二人力を合わせてこそ力を発揮できる関係。そんな二人の連携がお話の肝で、登場人物もいきいきと動き、テンポ良く進むストーリ展開はなかなか楽しめます。全3巻。

 

 聖剣で世界を護る7人の剣聖を殺そうとする少女エリザと、家族を殺した仇を探している傭兵レベンスが出会い、それぞれの目的を果たすために剣聖と剣魔の謎を追いながら共に旅をする物語。不器用だったエリザが素直になっていくところとか、そんな彼女を守ろうと奮闘するレベンスとか、ヴァー様・サンちゃん・サツキといった魅力的なキャラたちで脇を固めつつ、強敵を相手に絶望的な状況も諦めない王道展開を最後まで貫いた作品です。全4巻。

 

  契約魔法師を束ねる魔法師協会が大きな位置を占める世界。意に染まぬ契約のため君主の元に向かっていた魔法師シルーカが、道中襲われたところを助けた流浪の騎士テオに運命を感じて契約、二人で君主を目指す物語。文字通りゼロからのスタートながらテンポ良く進んでいくストーリーは、さすがベテラン作家さんならでは。戦記要素あり、人狼や吸血鬼・魔女も出てくるファンタジー要素ありの、駆け引きが錯綜し、美学がぶつかり合う世界観はまさに王道ファンタジーです。5巻まで刊行中。

 

 亡国の地トレントから大国に反旗を翻した失地王の下、魔剣の軍師ジュリオが集めた英雄たちと立ち上がるファンタジー戦記。全体としてはしっかりとしたストーリー構成で、集まってくる登場人物はいずれも悲劇的な背景を背負っているのに、なぜかシリアスな雰囲気で続けられない登場人物たちの残念さがこのお話の肝。シリアスな展開の多い戦記モノとしてはやや異色な作品と言えますが、気分転換に読んでみると意外と楽しめるかもしれません。3巻まで刊行中。

 

不戦無敵の影殺師 5 (ガガガ文庫)

不戦無敵の影殺師 5 (ガガガ文庫)

 

 「異能力制限法」で異能力の無断使用が厳禁される世界に暮らす「暗殺異能」に特化したコンビを組む冬川朱雀と相棒の少女小手毬の物語。事務所に所属しているもののタレントとしてテレビで映えるような能力でもなく、普通に生活しようとしたらむしろ小手毬がバイトで密かに高給を稼いだりと、なかなか上手くいかないシビアな描写も目立ちますが、二人の些細なことをきっかけに変わっていく距離感の変化や会話がわりとじわじわツボに来ます。5巻まで刊行中。

 

コップクラフト 5 (ガガガ文庫)

コップクラフト 5 (ガガガ文庫)

 

 異世界と接続された世界。男臭いけどお人好しな刑事と、外界から来た世間知らずの騎士身分の少女が、最悪な出会いからなりゆきでコンビを組むことになり、いがみ合いながらも相棒になっていく描写が面白いです。アメリカドラマのポリスアクションっぽいテイストと、異世界との接続というファンタジーが交じり合った、一見ミスマッチに思える世界が思ったほど違和感なく溶け込んで、それを引き立てる村田蓮爾氏のイラストも秀逸。「甘城ブリリアントパーク」とはまた違ったテイストの著者さんの遊び心が感じられるシリーズです。5巻まで刊行中。

 

異界の軍師の救国奇譚 (3) (角川スニーカー文庫)

異界の軍師の救国奇譚 (3) (角川スニーカー文庫)

 

 器用貧乏すぎてモテない高校生・大地耕が魔法のある異世界に召喚され、自称女神の幼女に「救世主として世界を救え」と宣告される物語。異世界で特殊な能力に目覚めなくとも、持ち前の多彩な家事スキルとやれることをやろうの精神で、予見された王女のバットエンドを回避すべく、機転を利かせて目の前の問題に前向きに取り組んでいく耕の姿勢がいいですね。軍師と聞いて想像するような戦記モノではなかったですが、そんな彼に感化されていく訳ありドジっ子メイドのティアや護衛師キリカといったキャラも存在感があって面白かったです。3巻まで刊行中。

 

フレイム王国興亡記 4 (オーバーラップ文庫)

フレイム王国興亡記 4 (オーバーラップ文庫)

 

 気まぐれで異世界召喚されてしまった銀行員コータが、召喚を隠蔽するために体よく送り出された田舎で、領主の王妹や有能なメイドと赤字続きの状況を解消するべく奮闘する物語。実直な性格で情と理をうまく使い分けて着々と手を打ったり、言っていることが厳しいようでいて、実はこっそり裏で優しいコータ。推進していく過程で次々と現れる難敵に懸命に立ち向かう一方で、コンビを組むエミリと最初は衝突しながらも、協力して仕事に取り組む過程で徐々に理解を深めていく変化にも注目ですね。4巻まで刊行中。

 

 花街の薬師だったのをさらわれて後宮で下働き中の娘・猫猫が、薬師としての能力を美形の宦官・壬氏に見込まれ、後宮の事件や噂を解決してゆく物語。中華風の後宮にいるものの特に出世を目指すわけでもない猫猫はわりとさっぱりとした性格で、周囲が色めき立つ美貌の壬氏にも醒めた視線を向けるわけですが、そんな猫猫を壬氏が何となく気にかけている構図が面白いです。狭い世界で繰り広げられる事件に、薬と毒には並々ならぬ執着とこだわりを見せて謎解きに挑む猫猫、彼女を取り巻く登場人物たちも魅力的で、テンポの良いやりとりを楽しく読めます。3巻まで刊行中。


どちらかというと好みの傾向的にわりとファンタジーとか恋愛モノが多めなので、挙げてみたら今回はファンタジーっぽいテイストのものが多かったですね。恋愛モノも最近またいい作品がいろいろ出てきているので、近いうちにまたオススメ記事を計画したいです。

 

ではまた。